烈車戦隊トッキュウジャー 第10話 『「トカッチ、夕焼けに死す」』 ;感想

2014年4月28日

【ストーリー】
■イマジネーションとゴールと実行
・今回は祈っても考えても事態は変わらず、実行することでのみ変わるという行動の重要性を説く話でした。
今回の話はライトたちの裏打ちでもあるのでしょうね。
トッキュウジャーの決め台詞と言えば「俺には見えてる。~のイメージ/終着駅」です。
ゴールが見えてるだけでなく、それを実行するだけの実力と勇気があるから彼らは強いのですね。
今回のトカッチの戦い方も説得力があるものでした。
倒せばいいと言っても実際に倒すのは簡単ではない。それならより確実に、簡単にできる方法を行う。
「イマジネーションはお祈りとは違う」と言った通り、自分にとって都合の良い展開を期待していない戦い方でした。

・その回にトカッチがあてられたということは、トカッチは「実行の人」ということなのでしょう。
前回のトカッチ回の4話でも完全に空回りしていましたが行動力は発揮されていました。
反面、主役としては有限実行は当たり前の能力なので没個性化してしまっている気もします。
かなり扱いが難しい個性なので今後とも注目していきたいと思います。

■シュバルツ将軍

・ネロ伯爵より立場が下なんですね。てっきり同格だと思っていました。
闇の皇帝のお越しに合わせて親衛隊など新幹部が登場する前振りでしょうか。


【アクション】
■迫力の巨大戦
・セットに特殊効果と巨大戦はがんばっててそれに見合った迫力がありました。これぞ特撮ですね。
動きは緩慢ながら、タフでパワフルな感じがしてディーゼルオーにぴったりなアクションでした。
ディーゼルオーの販促期間なので、巨大戦に力を入れたのは正解だと思います。

■全体的な違和感
・巨大戦に力を使い切ったのか、それ以外は酷いものでした。
自転車に走ってすぐに追いつく小学生。トカッチは敵を探さず、いきなりイメージトレーニングに集中。
敵の特性を利用した作戦なのに敵と戦っていないし、よく見てもいないトカッチが立案、実行。
乗り換えてるけど、どっちがどっちだが見分けの付かない無個性な2人のアクション。
どれも撮り方とワンテンポ挟むことで解決できたと思います。

・特にトカッチの行動と作戦は、話が飛んでいるように感じました。
たとえば、トカッチが一人でタイプシャドーと戦ってあの能力にやられたなら、他の4人が捜索にあたって、戦った経験のあるトカッチが作戦を考え、イメージトレーニングに集中するのも納得がいきます。
なぜ戦った経験もなく能力を把握できていないトカッチなのか。
しかも戦闘中のライトの反応からすると、トカッチが事前に作戦を話したわけでもありません。
普通だったら、論理的なヒカリや感情的なカグラやミオは「トレーニングなんかより探すほうが先でしょ、見つけられなかったら死んじゃうんだよ?!」と反対すると思います。
今回の奇妙な展開はいったい何が原因だったのでしょうか?


次回は幹部勢揃い・皇帝出現?・巨大戦でも雑魚敵登場と1クールの終わりに向けて大盤振る舞いの模様です。
予告の背中合わせのトッキュウオーとディーゼルオーの時点でかっこよかったので、巨大戦に関しては次回も期待できそうです。

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