仮面ライダー鎧武 第25話『グリドン・ブラーボ 最強タッグ』:感想
【ストーリー】
・まさかクラックの存在を知らなかったなんて…
道理で話が通じないわけです、納得。
・ここまではいいのですが、前提条件がおかしいですね。
ピエールがクラックの存在を知らないための条件が厳しすぎます。
1)クラックからインベスが出てくるところを見たことがない
2)ヘルヘイムの森の存在に気づかない
3)ビートライダーズの抗争が続いていると思い続ける
どれ一つとっても無理があります。
クリスマスのロックシード収穫競争のときに全くインベスに襲われず、侵入経路にも疑問を抱かない方法なんてあるのでしょうか?
・なおクリスマスの10話と11話は虚淵さん単独脚本ではなく、両方とも共同脚本でした。
もしかして、人の書いた脚本は読んでないんじゃ…
■市民の謎
・クラックと言えば市民の描写もおかしいです。
今回思いっきり市民の前で広場のど真ん中のクラックからインベスが飛び出していました。
スカラーシステムが無事だったら隠蔽のために即発射されそうな危機的状況に見えます。それなのに市民は避難もせず多くの人がダンスチームのせいだと考えているようです。
・仮にダンスチームのせいだと考えていても、
1)ダンスチームという名のギャングが怪物を暴れさせている
2)怪物に襲われると治療困難な奇病に侵される
3)他の街ではそんな被害は出ていない
となったら、街から出る人がいて当然だと思います。
せめてお客のいないパーラーのシーンで「最近、みんな出歩かないからお客さんが少なくて困るよ」とか状況説明がほしいです。
・現状の流れでいくなら、沢芽市以外にも既にインベスが現れ始めているほうが自然だと私は思います。そうであれば、どこも危険なら公然と活躍するアーマードライダーのいる沢芽市に残るのも無理がありません。ユグドラシルも隠蔽は諦めて、市長を操って「アーマードライダーが守る沢芽市は安全です!」とパニックの拡大防止に努めるほうが現実的で黒幕らしいと思います。
■まともな紘汰
・今回の弱音を吐く紘汰はとてもまともに見えました。
内容はありきたりですが、人物描写はだいぶ前進した感じがします。
■正論を言う戒斗・戒斗の意見がいつもの独特の戒斗理論ではなく正論でびっくりしました。
自分から仕掛けたのは問題がありますが、現状の判断としては言っていることは論理的で正しいと思います。「一人よがりで勝手をやるが、やっていることは正しい」というのは当初視聴者が抱いた戒斗像ではないでしょうか。この戒斗さんだったら、ストーリー展開は同じでもかっこよく見えたかも。
次回も引き続き共同脚本のようです。
今回の戒斗は若干かっこよかったのでバロンの強化版初登場が次回だったのは朗報かもしれません。
既にカチドキ>ゲネシス(シド)という描写がなされた後ですが、戒斗には勝ち目があるのでしょうか。
クラックの存在を知らなかったブラーボは ヘルへイムの森にはアーマードライダーのバイクでしか行けない(と思ってた) インベスは全てアーマードライダーが呼び出してる(と思ってた) 自分はブラーボがユグドラ側にビートライダーズに責任を被せるように情報操作するように頼まれてるのかと思ってた
返信削除> クラックの存在を知らなかったブラーボは ヘルへイムの森にはアーマードライダーのバイクでしか行けない(と思ってた) インベスは全てアーマードライダーが呼び出してる(と思ってた) 自分はブラーボがユグドラ側にビートライダーズに責任を被せるように情報操作するように頼まれてるのかと思ってた
返信削除[色:0000FF]鎧武での状況は概ねそのような状態だと思います。
ただ、ユグドラシル側に関しては意見が違います。
紘汰の姉を利用してベルトを取り上げようとした一件で、ユグドラシルとブラーボの関係は破綻していると思います。
少なくともユグドラシル側からは、もう友好関係にはないとみなされているのは間違いないでしょう。
もしブラーボのビートライダーズ批判活動がユグドラシルの指示であれば、サクラなども使ってもっと大々的にやっていると思います。
私としてはブラーボの態度が不可解に見えます。
ベルトの改良版を渡された点からブラーボも、ベルトにユグドラシルが絡んでいることは確実に理解しているは
ずです。
それなのにビートライダーズとユグドラシルの関係性を疑わないのが不思議です。
ブラーボはプロなので関係が破綻したとはいえ守秘義務を守り、ユグドラシルが怪しいと公言することはないでしょうが個人的に怪しんでも矛盾しないはずです。
現にクラックに関しては事実を知るや否やすぐに行動に移っていました。
なぜこれまで盲信的にビートライダーズだけを目標にしてきたのか理解に苦しみます。
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