意外とマジメ。 仮面ライダーウィザード 第1話「指輪の魔法使い」:感想

2012年9月3日
今日から始まった新ライダー、ウィザードの1話を見ました。
ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦
(2012/08/08)
白倉伸一郎、國分功一郎 他

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予告の印象だと、カブトみたいなスタイリッシュ俺様かっこいい路線かと思ってましたがちょっと違いました。
意外とマジメで実直にことにあたっていることに驚かされました。

■デザイン
まずはデザインから。
・見た目は文句なくかっこいいです!
ヒラヒラがデフォでついてる特撮は久しぶり。その点で大きく期待してます。
・個人的には変身用のリングホルダーが好きです。指輪自体がカラフルなので画的にもグッド。

■アクション
コート+蹴り技=かっこいい!の方程式通り、かっこよかったです。立ち技じゃなくてアクロバティックなのがいつもの蹴りライダーと違って良いですね。
・必殺技はてっきりギャレンのようなムーンサルトかかと落としかと思いましたが、555的な正統派ライダーキックでした。当てて跳ね返る蹴り方だとどうしても間が抜けてしまうので、こういう貫通するタイプのほうが好きです。

・銃剣もなかなか。足技主体だから剣を使っていても、ただ切るだけで終わらないのが意外性があって退屈しません。

・巨大戦は正直いまいちでした。1話なのにこれはちょっと心配。どうせライダーでは巨大戦は序盤だけの飾りだからいいですけどね。

■ストーリー

実績ない人なので不安でしたが、正直その通りになっちゃいました。
・冒頭でいきなり変身→戦闘は定石崩しでインパクトがありました。炎を吸収しながら現れるウィザードは敵を物ともしない感じで、まさに『最後の希望』を感じさせます。
・だけどその後がちょっと。主要設定全部1話で言ってしまったのはどうかと思います。ファントムを飼ってるから魔法が使えるとか敵の目的とかは、もう少し後のほうが良かったです。

・おまけに1話で相棒?の刑事さんの話を入れてしまったのは詰め込み過ぎです。1話はノルマが多いから被害者はもっとサクっとした感じのほうが良いです。刑事さんの印象も薄まってしまいます。

・何より台詞回しが…希望や絶望などキーフレーズの入れ方が強引です。設定もキャラも面白そうなのに台詞がいまいちでノレません。久しぶりの悪の力に正義の心を宿した直系の改造人間なのに。
小林靖子さんあたりが相性良さそう。そっちが書いたウェザードが見てみたいです。
・と脚本に感じていたら、次回はなぜかシリーズ構成+香村さんの共同脚本。2話まではシリーズ構成がやるのがセオリーなのになぜ? とっても不安です。

■感想
・ビジュアル面やアクションは期待通り! コートアクションだけでも次回が見たくなります。
武器やフォームチェンジもそれぞれ個性があって楽しみです。

・一方、脚本にはかなり不安を感じます。ライダーの1話がつまらないのは伝統だから大丈夫かな…
そして個性的なベルト音声。デザインとストーリーはスタイリッシュシリアス路線なのに、なぜあんなコミカル路線なんでしょう。このミスマッチが慣れないとこの先厳しそうです。

けっこう不安はありますが、まだ絶望するには早いはず。
ウィザード「俺が最後の希望だ。」これが視聴者に向けられたものだと信じましょう。

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