『鳥人戦隊ジェットマン』最終回まで見終わって:感想

2012年7月17日
東映公式ページで配信していた『鳥人戦隊ジェットマン』を見終わった。

1・2話の感想では、
「メイン脚本が大嫌いな井上敏樹なのに楽しく見られた。ブラックとかブルーの台詞回しがいかにも井上的だったけど、全体の流れは雨宮さんっぽかった。この先も雨宮監督が主導権を握っててくれるなら無理なく見られそう。」
と書いたけれど、残念ながら裏切られた。

雨宮監督の作風よりもトレンディな要素と井上成分のほうが多くて、どうにも薄っぺらい盛り上がらない展開が大半で。ところどころに入るシリアスな展開も、それまでの薄い展開のせいで「何を今更。」という冷めた目でしか見られない。

幹部の脚の引っ張り合いではない純粋な競争や三魔神、多種多彩な武装など面白そうな要素はあったのに残念。
トレンディな部分も放送当時に見れば「今度はこのネタか。」と楽しめたんだろうけど、今見るとその面白さが全く感じられないので何にも中身のない話にしか見えない。時代性というのは取り扱いが難しいとよくわかった。
普遍性や身体性に根ざすべきというのは、こういうことなんですね。

見るとしたら話の重要な部分=新敵登場や撃破、幹部直接戦闘回に絞って見れば楽しめるかもしれません。普通の回はお話、戦闘ともに見る価値なしです。

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