勇者シリーズ+ライダー=新世代スーパー戦隊! ゴーバスターズ 第1話「特命戦隊、集結せよ!」:感想

2012年2月27日
ロボットが超かっこいい!!!
エースは紅いメタリックボディが近未来的な都市にマッチしてる。全体的に四角く角張ったフォルムだから、ゴーバスターズの特徴の鋭角のゴーグルアイが印象的になってる。
高速移動用のチーターへの変形や肩部?ミサイルとかギミックも豊富でワクワクする。

個人的にはあの突き出した膝がたまらない!
勇者シリーズを彷彿とさせるあの膝は最高だ。ロボの膝は構造上動かせず見栄えが悪い。その関節部を隠せて、おまけにかっこいい。アクション的にも特撮に合うと思うな。

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(2012/03/21)
バンダイ

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ストーリー的にもロボットとのバディシステムのおかげで緊張感が出てる。戦隊ものの巨大戦はどうしても猪突猛進、気合頼みになりがちだけど、ゴーオンやゴーバスみたいに機体自体に意思を持たせるとロボへのダメージを無視して戦うわけにはいかなくなる。無理をするわけにはいかない。だけど街も守らなくちゃいけない。正義と私情の葛藤が生まれて、ドラマチックになって好きだ。

それに敵側のロボットもかっこいい!!
全体的には古典的な悪ロボなんだけど、腕とかディテールがエクセレント!
冒頭で街を蹂躙する姿を見せられたから、ただのやられ役って感じがしない。演出勝ちでもあるね。
その回の中ボスとリンクしてるのが目新しい。毎回やるにはスーツ的に大変だし、本体との同時撃破は必須なのかとか気になる点がいっぱいある。それだけでも次も見たい!って気になる。

全体的なストーリーはいつもながら魅せてくれる小林脚本らしい安心の内容だった。タイムやシンケンでもそうだけど、人々を守る特別な使命感を感じさせる1話の構成は素晴らしいと思う。敵側もしっかり描いてて好感触。悪ロボの転送シークエンスはかっこいいし、その後のカウントダウンの前フリになってて面白かった。それにゴーバス側と同じように敵にもメカニックとか普通の人がいるんだとわかって話に深みが出たと思う。
これで、もちっとアクションパートをストーリーに組み込んでくれると文句ないんだけどなぁ。

今回気になった点が一点ある。
それはエースが敵に近づくためにビル街をチーターで駆け抜けるシーン。
その直前に危険を顧みずに自分の意思で人が残ってるビルを助けたのに、ビル街を盾にすることに何の躊躇いもないレッドに違和感を感じた。ルートを示されたときに、レッド「ダメだ!ビルを盾にするわけにはいかない。」ニック「心配するな。避難は終わった。」とかやりとりを入れたほうが自然だったと思う。ビルから避難した人がエースにお辞儀するのを映せば、人々を守るヒーローと印象付けられた気がする。

アニバーサリーもののゴーカイジャーの後だけに、新しい戦隊を作ろう!って意思がビンビン伝わってくる。その情熱が何より良いね。
戦隊では異色のバイクアクションや勇者シリーズっぽい意匠をロボに取り入れたり、良いものはどんどん試してみよう!とがんばってる。見てて気持ちいい作品だ。

次回はブルー&イエロー回。ロボットも登場する。
初回はロボット中心だった分、次回は生身戦に気合が入ってるはず。
そういう意味では次回からが平常運行。ゴーバスターズの真価が見れそう。楽しみだ。

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