輪るピングドラム 15話『世界を救う者』 考察

2011年10月23日
桃果可愛い!
優しくて献身的な良い子だ。
眞悧が熱中するのも納得できるまさに『世界を救う者』だ。
…が、人の情念渦巻くピンドラの世界ではどうも信じ切れない。
絶対裏があるに違いない。そう疑ってしまう。

今回で日記についての謎がほとんど明かされた。
日記にかける”魔法の言葉”それはやはりあの言葉だろうか?
あれが桃果or女神から伝わったものだとすると、眞悧が同じ言葉をつぶやいたのも頷ける。

単純に考えると桃果は大きな運命を変えるために力を使い、自らを犠牲にした。
多蕗の目覚ましを止めたのも巻き添えにしないためか。
桃果の遺体が見つからなかった理由が『だってつまらないじゃない?』だったら運命の女神様はぞッとするほど悪趣味だ。
その結果、多蕗もゆりも苹果も人生を狂わされたのだからほくそ笑んでるだろうね。

しかし高倉父の起こしたテロ事件がわからない。
事件が起きたから桃果が力を使ったのか、事件も桃果が引き起こしたものなのか。
ポケベルに浮かんだあの言葉、いったい誰が唱えたものなのか。
桃果の性格を考えると行動は予測できる。眞悧はそこまでしないように思える。

運命の”乗り換え”って言葉使いが気になる。
電車なら”切り替え”でも良いはずなのにわざわざ乗り換えを選んだ意図があるはず。
運命の乗り換えというならば、運命の行き着くところは変化前と後、どちらの行き着くところなのか?
ペンギン帽は選ばれなかった未来=桃果が生きてた未来。から来た存在なのだろうか?
う~ん、でも陽毬の変身後の姿は15話の桃果のイメージと合わないんだよなぁ。

新OPの冠葉も気になるなぁ。
最後のシーンで兄妹の中、一人だけ違う方向に突き進んでいる。
最後に1号と重なるエリザベスが冠葉にとっての救いを表していることを祈る。

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