輪るピングドラム 第16話『死なない男』:感想

2011年10月31日
ポップで明るい回だった。
冒頭のお茶で毒殺して大喜びするチビ真砂子さんが可愛かった~
真砂子さんのコスプレ趣味は昔からだったんだね。
投げ捨てた偽日記でカーテンが燃えて慌ててる姿も新鮮。
昔は冠葉の前ではあんな感じも見せていたのかな?

夢オチが多くてどこまで現実なんだかわからなかった。
ふぐで倒れたのは事実なら、祖父のマリオ乗っ取りも事実だろうか?
さすがにそれは真砂子の妄想だと思う。
ただ今回で重要なのは今回の話が”真砂子の主観”で描かれていることだ。
よって事実かどうかよりも少なくとも深層心理では真砂子がそう現実を認識していることに意味がある。

特に冠葉が溺愛する父親と同じ組織に取り込まれてしまったと認識したことは大きい。
元から尋常でない愛を注いでいる冠葉にさらに父親の影まで重ねることになる。
真砂子さんの愛がますます重くなるね。

もう一つ興味深いのは、陽毬も冠葉の周りにいる”女”として認識していること。
当然、妹だってことは知ってるのにそれでも女とみなす。
嫉妬深いにもほどがあるともとれるけど、『あなたのことを一番理解してるのは私。』と言うのも嘘じゃないね。


 冒頭の桃果の日記について
『”とかげ”が燃えて、良い人たちと出会って運命の至るところにたどり着くだろう。』
とかげってのは冠葉=サソリとは別人のことを指してるのだろうか?
それともあのテロ事件で桃果の生きてた頃と運命が変わって冠葉に役が移ったのか。
 
 その他気になった点
奪いに来ることを予測して、日記に声を録音して自動的に燃える仕掛けまでしてるのに真砂子に害を与える仕掛けにしないところにゆりさんの大きさを感じた。
完全に真砂子を相手にしてないってことだね。
桃果一筋だから日記の半分を持っている以上、いづれゆりさんからも攻めてくるだろう。
今のままじゃ真砂子さんの勝ち目は薄そうだなぁ。


 どうでもいい話
脱がされた連雀よりも前屈みの陽毬のほうに意識が向いてしまった。
どちらかというと年上好きのはずだったんだけどなぁ。

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