『爆上戦隊ブンブンジャー』 第17話「ブンとビュン」：感想
■ビュンディーとの因縁
・ブンブンとビュンディーはライバルだったのかな？と思っていましたが、同じチームメイトだったそうです。
ビュンディーも突然失踪したブンブンが心配で探していただけで何も因縁や確執はありませんでした。元気にしてるとわかったらあっさり帰っていきました。
・じゃあブンブンのほうがこじらせてるのかと思ったら巨大戦では特に葛藤することもなく出撃していてこちらも拍子抜けでした。
もっと出動を渋ったりするかと思っていましたが、被害を防いだりビュンディーを助けることに比べるほどのことではないってことなんですかね？ 「呼ばれても直接会うのは嫌だが必要があれば特にわだかまりは無い」という心境は微妙な機微過ぎてそこまで深く理解できませんでした。
「レーサーとしては引退→メカニックとして再起」という流れなんだから、ブンブンが出撃を渋ってビュンディーが一人で戦ってタイヤ損傷→そこにブンブンが駆けつけて「俺はもう走れないけどこうやってサポートすることはできる。これが俺の新しい道だ！」→安心して帰っていくビュンディーみたいな流れでまとめなかったのはなんでなんでしょうね？
■先斗
・「やりたいからヒーロー活動をやってる」と言う大也に「そういうの大嫌いだ」と言っていました。
一方その後のバトルでは「俺を雇わないか？」なんて軽いノリで言ってました。先斗は内面のほうが暗くて、表向きの態度のほうが陽気なキャラなんですかね。
・”嫌い”というのがどこが嫌いなのかが焦点なんですかね。
「他人のためにやせ我慢みたいなことをしてることが嫌い（親がそういう経緯で死んだとか）」なのか、
「ヒーロー活動してることじゃなくて理由として本音を隠して綺麗事を言っている態度が嫌い」なのか、
「善と悪とかはっきり分けられると思ってることが嫌い（カオスを好むので）」なのか。
仲間になるからにはある程度妥協するか共通項を見つける必要があると思うのですが、先斗にとってはどこが重要なんでしょうね。
■ヤルカーの改造
・何だろうか？と思っていたら、ハイウェイ空間を無くすための理由付けでした。
ブンブンカーの個性お披露目には便利でしたが、コンスタントにブンブンカーが増えないならやることがなくなるから当然ではありますね。
これだけだとメタ的な都合が強いのでこの機能を活かした展開（たとえばキャノンボーグへの下剋上とか）や他にも改造が施してあるとか他の展開にもつなげてほしいです。
■ビュンディー（ロボ）
・人型になったらバイザーが上がりました。ヘルメットの下の顔はわりと怖かったです。
コントローラーから出る音声の印象だともっとにこやかな感じかと思っていました。
・車形態のバトルは強引でした。ランニングマシーンの上を走らせるまでは良いとしても、なんで降りないのか不思議でした。
てっきり人型形態はまだ出せないからこんな展開になってるのかと思ったらその後に出てきちゃって唖然としました。やっぱり人型形態に変形して対処すれば済んだように見えます。
人型形態になってやったことも必殺技ぶっぱだけだったので余計に不可解な構成に感じました。
次回は先斗が仲間入りするみたいです。
今回「俺を雇わないか？」という誘いを断っていたのに次回でもう仲間入りというのは不思議な感じがします。「雇用関係と仲間は違う」という話で収まるんでしょうか？
個人的には先斗の掘り下げや大也との因縁が足りてない気がしています。ビュンディーとブンブンの関係はあっさり済ませるなら、他にフックになる要素が必要だと思います。次回は先斗が地球にいた頃の過去が語られるみたいですが、そこで補強できるのでしょうか。
サブタイトル「ブンとビュン」なのにロボ2人あっさり和解し過ぎかなあ
返信削除キラメイやゼンカイもでしたけどロボを喋らせた所で結局無難な人間キャラの取り巻きなんですよね
次回予告で紫とキメポーズしてますけどその話が大した事無かったら熱心に批判するほどでもないが誉めるほどでもない作品で最終回までいきそう…
>サブタイトル「ブンとビュン」なのにロボ2人あっさり和解し過ぎかなあ
削除前回ラストの引きの感じよりずっとあっさりした感じでしたね。険悪さや無駄な引張は必要ないと思いますが、ブンブンとビュンディーの掘り下げや関係性は描いてほしかったです。
＞キラメイやゼンカイもでしたけどロボを喋らせた所で結局無難な人間キャラの取り巻きなんですよね
俳優事務所のノルマなどもあるせいで、結局はドラマ面での扱いは「人間＞非人間キャラ」になりがちですね。
でも、じゃあロボを全くしゃべらない機械にしたらずっと良くなるかと言えばそんなことは無いので何もプランがないよりかは良いと私は考えます。
改善案や別のプランがあるほうが良いのは確かですが、それとは別に現状でできることを行うことにも意義はあると思います。