『爆上戦隊ブンブンジャー』 第15話「錠とキー」:感想

2024年6月9日
■シンプルな内容
・予想通り化石怪獣の愛嬌と創り出されたものの悲哀で勝負した定番の内容でした。いいんじゃないでしょうか。

・錠は具体性に欠けていて薄味に感じました。
愛着が湧いたという以上の化石への思い入れがピンと来ませんでした。お話の方向的には怪獣の愛嬌よりも「守るべきとは何か?」という錠の葛藤を軸に膨らませていくほうが合っていた気がします。それだと子供には共感し難い話になるから止めたんですかね。
錠を「恐竜好き」という設定にすると今回の話はわかりやすくなったんじゃないかと思います。なぜ第一発見者がジョーなのかといった理由付けも済ませられますし、「絶滅したはずの恐竜が蘇った!」と喜び、そして始末することになる悲しむ錠の姿は子供でも共感しやすいでしょう。
未来が何も言わない状況で錠だけ泣き言を言ってるのはかっこ悪く見えました。殺すかどうかはさておき、巨大戦には速やかに移行してほしかったです。巨大戦で不殺をやろうとすると必然的にロボがやられっぱなしになるからタブーなんですかね。キャノンボーグにも気づいていませんでしたし、もう少し錠の活躍があっても良かったと思います。

・他のメンバーに関しては錠に助け舟を出す玄蕃が良かったです。
「夢を追いかける人の手助けをする」という玄蕃のモットーを実践できていました。
恐らくその後に大也たちに報告したであろうこともプロらしさが感じられました。困難を克服する手助けはするけれども壁を取り除くような甘やかしはしないんでしょうね。

■温度差は良かった
・ブンブンジャー以外の登場人物との温度差も良かったです。
怪獣として暴れることを純粋に応援するサンシーターや恐竜展にはしゃぐ子供の姿はそれぞれの立ち位置の違いや価値観の違いを自然に描けていて今回の内容を膨らませていると感じました。

■実在しなかった
・シーミアサウルスって聞いたことないけど俺が知らないだけかな?と思っていたら架空の恐竜のようです。実在の恐竜でも支障はない気がしたんですけど、どういう配慮何でしょう?


次回は追加戦士が登場するようです。
思ってたより少し早かったです。どうせ夏休みはやる気がないだろうから夏休み直前に登場させて追加戦士の活躍回を夏休み中に済ませて展開のコンパクト化でもするのかなと思っていましたがやっぱり主力商品だから出番はちゃんと確保しないとダメみたいですね。
予告によると追加戦士は「始末屋」だそうですけど、ブンブンジャーを始末しに来るんですかね? 予告に映ってる範囲だと呼んだのはキャノンボーグでも攻撃対象はブンブンジャーではなさそうでしたが。作った失敗作の怪人の始末だと今回と被りますし、ハシリアンの裏切り者とかでしょうか?








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