『王様戦隊キングオージャー』 第6話「王子の帰還」:感想

2023年4月9日
■謎な扱い
・ギラの存在が伏せられていたことは「誘拐されたけどそれは王家にとって不名誉なことだから最初からギラをいなかったことにした」そうです。
昔は普通にいた王子の存在を抹消するには国民全員の記憶まで消さないと無理だと思います。まぁファンタジー世界なのでそういう能力もあるのかもしれませんが、それも私の知ったことではありません。
そんな事情があるはずなのにギラの存在を説明された国民はギラをあっさり王子だと認めていました。気持ちの切り替えが謎過ぎます。こいつらにとって王家って何なのでしょう?

・かと思えば悪役演技をするギラをあっさりと悪魔扱いするので掌返しが早すぎて本当についていけません。
「いなかったことにされていた王子」が王国を恨んでいても不思議はないと思うんですけどね。どういう価値観なのかわかりません。
「ラクレス王に五王国同盟を破棄するって言われたんだけど?」と他国の王様に言われたらまた掌返しするのでしょうか?

・全体的に展開の前提がわからない内容が多かったです。
個人的には王様たちが「変身できない?!」と慌てていたのにその後には普通に変身して戦っていたことの意味がわかりませんでした。
聞いた話によると「最初にクワガタのスイッチを動かすのはシュゴッド召喚の動作」らしいです。それが正しいならあの場面は「巨大敵に対抗するためにシュゴッドを召喚しようとしたが失敗した」という状況だったみたいです。

■ギラ
・1話の発言からすると、
「良い王様だと思っていたラクレス王が悪い王様だったと知ったら国民は悲しむ。だから自分が邪悪な王としてラクレス王を排除し、自分も排除されれば国民が真実を知ってショックを受けなくて済む」
という考えなのかなと思っていたのですが個人的にはもうそれは通用しない気がします。ギラも王子だと知られてしまいましたし、この情勢で後継者不在の空位期間を作ればどうやっても情勢は悪くなるでしょう。他国に侵略されるかもしれませんし、国内が王位争いで荒れるのは目に見えていると思います。
「ラクレス王を倒した後も邪悪な王として統治し、やがて自分を殺して王となる者が現れるまで邪悪な王であり続ける」覚悟まで決めているんでしょうか? しょっちゅうボロが出るギラに徹底できる気がしませんが。

・ギラがゴッドクワガタと話せたり、起動できたことは特殊な能力だったようです。
1話でヤンマの言っていた機械制御というのは強硬手段なだけかと思っていましたが他の王様も機械的に操っているだけだったようです。1話のあれは「ゴッドクワガタだけは機械制御でも動かない」という話だったようです。
ギラはどのシュゴッドも使えるのかというとギラも今回キングオージャー合体には失敗していたのでゴッドクワガタ以外は機械的に操っているだけらしいのでややこしいです。
これまでの状況も理解できていないことが判明した直後に「なぜラクレス王はキングオージャーを使えたのか?」「ゴッドクワガタゼロとはいったい?」という新しい謎まで持ち込まれると余計に混乱します。

■ゴッドスコーピオン
・どうも「ギラがキングオージャーを破壊した」という状況に見せかけるためにわざと洗脳済みのゴッドスコーピオンを渡したみたいでした。
あっさり奪われたカメジームが無能なわけではなさそうでした。ラクレス王もグルで確定ですかね。


次回はヒメノが何か秘密を話すみたいでした。何の話かわからな過ぎて戸惑うことしかできません。ヒメノはこれまでの事態に実は思うところがあったなんて話をされても初耳に感じてしまうでしょう。状況にも感情にもまるでついていけていません。



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