『仮面ライダーギーツ』 第31話「慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム♡」:感想

2023年4月16日
■それって関係あるの?
「創世の女神は人々の幸せを集めて願いを叶える力に変えている」
「世界の幸福の総量は決まっている」
と説明がありました。元々「現代人を見世物にし世界を好き勝手に作り変えて楽しむ未来人」という構図だったので特にショックはありませんでした。仕組みが明らかになっただけなので重要ではありません。そこで気持ちのすれ違いが起きて、登場人物の反応についていけませんでした。

・景和はまたヒステリーを起こしていて印象が悪くなりました。
英寿にあたる理由が怪しいと思います。景和の認識では英寿と創世の女神には関係ないはずです。いったい何に怒っていたのがわかりません。「くだらない願いを叶えやがって!」だとすると、そもそも平和や死んだ人の蘇生を人々の幸せを犠牲にして願おうとしていた景和もちゃんちゃらおかしいと思います。怒りを向けるならまずは運営や未来人だと思うんですけどねぇ。
そもそもこの世界がずっと願いをどうこうして作られているのにどうするつもりなのかがわかりません。世界の在り方そのものを変えないと運営を倒そうが女神を手にしようが変わらないと思います。それにこの世界がどうなってるのか知りませんが、リアル準拠で考えると運営や女神を排除しようが景和の願うような平和な世界にはなりません。
怒りにも願いにも具体性が全く感じられないのでヒステリーを起こしているようにしか見えませんでした。

・英寿は「自分の生まれにショックを受けている」という以上のものが感じれず反応に困りますた。
ショックを受けるのはわからなくないのですが、生まれる前のことなんて英寿に責任はないので「どうしようもないじゃん。仕方ないよ」としか言えないんですよね。現在進行系で英寿の維持に人々の幸せを使っていない限りは英寿が死のうがこの世に影響はないはずです。あとは責任を取って女神や運営を破壊するか、それとも責任とか気にせず好きに生きるかの判断をするくらいでしょう。決まるまで待っててくれと言われてもそれも困るので、結局「そんなこと言われてもな…」という他人事にしか思えません。

■祢音
・いつの間にか退場したことになっていて、え?と思いました。そうなんですか。運営やベロバもリタイアなんて認めるんですね。
全て失ったのならなおさら「本当の愛」を手に入れる必要があると思うんですけどねぇ。元々デスゲームに参加してまで願いを叶えたがる熱意が理解し難かったですがますます思考がわからなくなりました。

■アルキメデル
・前回の感じだと腕くらい肥料として食わせるのかと思っていたら指に包帯を巻いているだけで拍子抜けでした。
そしたら結局、丸ごと食われてまた唖然としました。放送コードの基準がわかりませんし、スタッフがこの表現で良いと思った理由もよくわかりませんでした。
「自信過剰なマッドサイエンティストが調子に乗って実験したら予想以上にエスカレートして被検体に殺された」みたいな自業自得エンドならわかるんですけど、アルキメデルは最初から食わせるつもりくらいの感じだったので出来事への反応に困ります。あのジャマトの価値がよくわからないので「良かったね」と言っていいのかすら判断がつきません。


次回はギーツとバッファが勝者を決める最終決戦を行う…ってアルキメデルジャマトはどうなるんです?
バッファとの戦闘が終わってから乱入してきても水入りで中断してもどっちでもつまらない気がします。次回予告だとジーンとゲイザーまで出ていました。既に展開が細切れになりそうな雰囲気がぷんぷんしています。




コメント

0 件のコメント :

コメントを投稿

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。