・会議がとても不毛でした。

脳人が加入するメリットもわざわざ反対する正当性も見当たらないのでどちらにも賛成する気になれませんでした。なんでこんなくだらない話をしてるのだろうと登場人物への嫌悪感が高まっただけでした。

猿原や犬塚、ソノザは反対する理由が不透明で同数にするために無理やりやってる感じがありありで余計にうんざりしました。引っ張る意義もわからないので本当に退屈でした。本当に天丼の力を信じてるんですかね？　私は「同じネタをグダグダやるだけで楽でいい」くらいの気持ちだろうと思っていますが。

・そもそも、もしも加入を否決されたとしてもソノイたちは勝手にドンブラザーズの味方をすればいいだけじゃありませんか？「態度で示す」と言ってきたわけですから自分たちは味方だと示すのが普通でしょう。

「反対されたから脳人として生きていこう！　これからも人間をばりばり抹消していくぞ！」も「こうなったら大人しく処刑されよう」も選択肢にありませんよね？　こういう展開は「味方にしなかったらどうなるか？」という状況が想像できないと話し合いが意味を成さないと思います。

登場人物の行動としてもおかしいのは井上的な価値観の上でも無しだと思います。自分のやってることのおかしさをちゃんと受け止めてほしいです。

・タロウが消えた…！

って、死んだやつが生き返りまくってる世界じゃ意味ないだろ！

だいたい、消されたことが一大事なら今まで何を考えてやってきたのかって話になりますよ。これまでもヒトツ鬼が人間を消す場面をメンバーは何度も見てきたはずです。そのときは平然としてたってことは「一般人が目の前で死んでもなんとも思わない」ってことですよ？　それで合ってるんですか？　今回もソノシたちが「たくさん人間をさらってるのになんで来ないんだ？！」と言われても平然とだって会議してたからと言っていたので合ってるのかもしれません。

倒せば戻るから大丈夫って言うなら今回も倒せばいいだけでしょう。タロウが全力で戦ったのにやられたわけでもないんだから戦力差を不安視する必要性は見当たらないと思います。

引っ張れる要素が1ミリも感じられない内容を次回に引っ張るなんていろんな意味で常軌を逸していると思います。

・前回のソノイどこから森に入ったの問題の答えは陣が封印していた出入り口でした。

寺崎さんガバガバ説は一つ減りましたが代わりに脳人ガバガバの物証が一つ増えました。前回「アジトはもうお前らのものじゃないんだよ！」とか調子こいてたのは何だったんでしょうね？

脳人にとっては獣人の出入り口は下手すれば本国以上の最重要防衛拠点だと思うんですけど。ソノイたちがとち狂って獣人の出入り口を開放してイデオンに獣人を解き放ったら大虐殺どころか種族存続の危機になると思います。人間の汚れた思念なんかよりずっとヤバいと思うんですが。

・陣は今回娑婆に出てましたが解放されたわけではないようです。

タロウが本当に獣人を抑えているなら看守も要らないはずなのですけどね。スタッフはこれがタロウ下げになってると自覚できてるのか不安です。

・ミホが人間であるかどうかにこだわっていることに驚きました。

人間じゃないとダメなんですか？　その割には人間じゃないソノニが犬塚といちゃつくことにムカついていました。化け物ならどうでもいいんじゃないんですか？

「僕のミホちゃんは完璧なので人間でないはずがない」みたいなこだわりなんでしょうか？　それだったら獣人狩りのときにミホが獣人らしいという情報を見た時点で確かめたがる気がします。自己中心的な雉野ならもしも違ったらミホが傷つくかどうかなんて気にしないでしょう。

パラノイアにしても何にこだわっているのか伝わってこないのでこだわりの強さにすら共感できなくなりました。

次回はソノイと猿原で逆転するみたいです。たかがヒトツ鬼相手に苦戦するほうが違和感があるので全く話についていけません。

「ヒトツ鬼にも強いやつがいるんだよ！」っていう話をしようにも、そうすると雉野の「何度でもヒトツ鬼になってやる！」という発言を看過するわけにはいかなくなるんですよね。

あと一年くらいやるんだっけ？と思うようなダラけた展開が続くようです。