『デリシャスパーティ♡プリキュア』:3クール目まで見終わった時点での感想
デパプリを34話まで見た時点での感想です。
■薄いまま
・1クール目からずっと言ってますが相変わらず内容が薄いままです。
19~34話の間に起こっためぼしい出来事は
敵幹部交代:ナルシストルー→スピリットルー追加→ナルシストルー捕縛&セクレトルー参戦。
コメコメ成長&スーパー化アイテム担当。
の2つくらいでした。
・メインストーリーは露骨に薄いので条件次第では無視しても構わないのですが、その場合に主軸になるはずのキャラのお話や日常のエンタメ成分も薄いので相変わらずどこを見ても薄味なままです。メインキャラのプリキュアたちですらキャラクターが薄いままですし、成長物語なども大して見当たりません。
・ツッコミができる比較的常識人のアマネが加わったことでお話はまとまりが良くなったようには感じますが一方ありきたりなお話が続いているようにも感じています。
料理にまつわるお話が増えましたが相変わらず個性が弱く、他のプリキュア作品でたまにやる料理エピソードと大した差を感じません。でパプリの主題や個性と呼ぶには弱すぎると思います。
■コメコメ
・成長して中学生程度の人型に変身できるようになりスーパー化アイテムのポジションを担当するようになりました。
個人的にはキャラとしてはこれまでよりも薄くなったように感じています。中学生なら既に4人+タクミもいるのでそこにシフトしても没個性化してしまいます。中身は相変わらず赤ちゃんに毛が生えた程度のキャラクターなので「以前と代わり映えがしない+外見や立場は没個性化」のコンボで前の方が赤ちゃんという独占的地位を保てた分だけマシだったんじゃないかとすら感じています。
・コメコメがしゃべるようになったことで端に追いやられたキャラもいます。
同じ妖精だったパムパムとメンメンです。これまでは同じ表に出られない妖精同士で、コメコメのお世話係としても出番がありましたがお世話は必要なくなったし、しゃべる相手もユイたちと堂々としゃべれるようになったためパムパムたちの役目がだいぶ無くなりました。
妖精の出番が減ったことでお話全体の個性が一つ失われたことも没個性化したように感じる一因だと思います。
■ナルシストルー
・ナルシストルーは悪役として積極的に活動していて比較的キャラ立ちしているほうでしたがそっちの方面も特に伸びませんでした。
・個人的にはナルシストルーが食事を憎む理由が引っかかりました。
「身体に合うものが少なかった」とか言ってましたがぼやかしすぎて関係ない問題にまで抵触してしまっているように感じました。
アレルギーなのか好き嫌いなのかどちらとも取れる言葉遣いに聞こえました。私は全然別物だからはっきりさせるべきだと思います。
アレルギーなら生来の問題で本人にどうしようもないことだと思います。アレルギーのあるものを無理やり食べさせられたりしたら食事を憎むようになるのも当然でしょう。一つの切り口としては食事の負の一面と言えます。
一方、好き嫌いならナルシストルーのほうに責任があると思います。それ単体ではどうしようもない問題ですが、ユイたちの思想ならナルシストルーでも美味しく食べられる料理を見つけるなどアプローチの方法があると思います。
問題自体がはっきりしない上に主人公たちの関わりも薄い点が面白くないと思っています。いつものように「浄化したので悪役が抱えてた問題もきれいさっぱり消えて後腐れはありません」とやらないで捕縛したのに特にこれといった続きの展開がないことにがっかりしています。
■特に先に期待も持てない
・メインストーリーもキャラも薄いので現状だと先に期待を持つこともできていません。
ローズマリーの師匠かクッキングダムの人間がゴーダッツの正体っぽかったり、設定の開示は進めてるみたいですけど特に関心が湧きません。ユイたちの掘り下げがないから相手が誰であろうと「うるせぇ、死ね!」以外にできることがないんですよね… 料理関連で説教できるほどの血肉が身についていません。
このままだと「マイナス点は特にないけどプラス点も特にない」という無味無臭の作品として終わってしまいそうです。
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