『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第37話「イとニとザとシ」:感想
■メンヘラヒロイン
・ソノイは「やりたくないけど仕方ないからソノシを殺すのを手伝ってくれ」と言ってたかと思ったらいざ殺す場面になったら「やりたくないからやらない」と同じ回のうちにまた掌返しされました。メンヘラに振り回されても何も楽しくありません。殺したいほど嫌なやつという印象もないので全く共感できませんでした。そんな理由で殺していいなら先に雉野を殺してほしいです。
ヒトツ鬼を脳人につければ脳人もヒトツ鬼になるなんて無理のある新設定を持ち出した割になんの成果もなくてうんざりしました。あんな簡単にヒトツ鬼を切除できるなら殺さなくてもいいし、ドンブラザーズが浄化する必要性も減りました。
■雉野
・忍者おじさんは勝手に帰ってきたからミホも帰ってきたのかと思ったら雉野の妄想でした。元からヤバいやつなのでこれで平常運転なので特に問題はありません。
ナツミの存在は認知していてもナツミ(偽)にはこだわらないんですね。「僕を認めないミホちゃんなんてミホちゃんじゃない!」って感じなんでしょうか。
・ちなみに忍者おじさんが戻ってきた理由は東映公式曰く以下のとおりです;
しかし大先生が大野さんの名前を書いてきたとき、困った我々。
(あれ……? 大野さんって32話でソノイに盛大に葬られていたような……)
やべぇ、しまった。どうしよう。
「なんで大野が生きてんの?? 脳人に倒されたら消去される設定はどこ行ったの?
だいたい東映はいつも行き当たりばったりで、設定とか整合性とか無視し過ぎなん……」
とか言われてしまう。ぐぬぬ。
ですがご安心下さい。
ちゃーんと理由を用意しましたよ。2つほど!
1,「32話のソノイはタロウの力が入った状態だったので、消去が不完全だった」
2,「忍者なので、謎の忍者パワーで生き残った」
さぁ! こちら、どちらかお好きな方をお持ちくださいませ!!
まぁ理屈と膏薬はどこへでも付く、ということで。
大野さんにまた会えた、それだけで嬉しいじゃありませんか……(?)
(ちなみに真面目に話をするとソノニの反応通り、一応本当に大野さんだけがイレギュラーな存在で、他の消去された人々は現在まだ消去されたままだったりします)
これがドンブラザーズです。
「不完全だった」ってなんでわざわざ元老院自ら不完全な執行人を作ってるんでしょうね。
「忍者なので謎パワーで生き残った」ってタロウは自力で脱出できなかったんですけど忍者のほうがタロウより上ってことでいいんでしょうか?
言い訳を考えたけど言い訳の言い訳までは考えていないのがドンブラクオリティのようです。
■犬塚
・もうナツミを探す必要はないはずなのになんで街をぶらついていたのか不思議でした。
鶴獣人は結局犬塚の前から消えたのか、それとも犬塚があれはナツミじゃないと判断したのでしょうか。
指名手配も解除されたはずなのにふらつく理由がわからんと思っていたらまた指名手配されていました。全く意味がわかりません。警察と司法取引してまだ獣人事件は終わってないはずなのになんで指名手配されてるんでしょう??? 前回の食堂の一件は指名手配されるほどの重罪ではないと思いますし、あれで指名手配されるなら犬塚を追っていた刑事も指名手配されてないとおかしいと思います。
■ソノシ
・空気なうちに殺されかけて生き残っちゃったので出がらしですらゴミになってしまいました。今後暗躍しても「でもあっさり騙されて殺されかけた雑魚だしな…」と期待する気は起きないと思います。
・デザインは普通ですね。よく見かける感じです。どうせ首から下はソノイたちと大差ありませんし。
武器はナイフのような短刀でした。やっぱり短刀は映像映えしませんね。視認するのが難しいので素手との差がつきにくいです。エフェクトをつけて補っていましたがそれならエフェクトと同じ長さの長剣でもいいわけですし。潔癖症なのに短刀という組み合わせもピンと来ませんでした。
次回はどうでもいい料理回のようでした。井上って感じです。
今37話で順当に行けば残り1クールもう切ってるのでストーリーはどうにもならないまま放り投げて終わりそうです。
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