『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第14話「みがわりジロウ」:感想

2022年6月5日
■キャラとして存在意義を感じない
・ジロウが予想以上にしょうもなかったです。
視聴者目線で冷めてるのはメタ的理由だから本編に関係なくてもいいと思います。ところが本編でも最初から最後まで「ヒーロー気取りの迷惑野郎」という扱いで何の救いもありませんでした。
タロウの代わりとかそういう以前にキャラクターとして魅力を感じません。ジロウが出てるパートが全部省略したほうがマシだと思いました。

・今回の話の内容からすると、ジロウはもっとまともな好青年にしたほうが良いんじゃないかと私は思いました。
ジロウがカスだとハルカたちの「”タロウに”戻ってきてほしい」という願いが霞んでしまいます。今回の内容はジロウが出なくてもハルカたちの話が成立するように見えました。
ジロウをタロウと違って人当たりのいい理想的なヒーローにしたほうが「確かに良い人だと思うし強いし、タロウと違って自分たちを仲間として認めてくれていて嬉しいけど、それでも私はタロウに戻ってきて欲しい」という純粋な願いとして描けたと思います。

・ここまで扱いが酷いからにはジロウはやはり使い捨てのキャラなのかと思っていたら次回予告の感じだと追加戦士みたいで困惑しました。この雑魚でウザいキャラが仲間になるのを喜ぶ人がいるのでしょうか? 戦力的にもタロウが戻るなら必要性を感じません。販促にやる気がないのは承知してますが追加戦士までその扱いだとお話が相当歪になると思います。

■猿原がクズ
・「君のせいじゃない。自分を責めるな」というシーンがここまで清々しいほど胸くそになるのはすごいと思います。お前のせいだよと言いたくて仕方がなかったです。
きっとこれまでも自分の失敗をそうやって言い訳してきたからこんなクズになっちゃったんでしょうね。猿原も1人くらい殺してても違和感なくなってきました。家の掃除をしたがらないのは死体が埋まってるからなのかもしれませんね。
ですがまぁ冷静に考えてみれば確かに責任はない気がします。猿原やハルカじゃ気をつけてても守れる気がしません。タロウだけ格上という扱いをしてきたのだから当然ですね。

■ソノイもクズ
・自分がやってることの意味も理解できないうちに殺しちゃった馬鹿でした。馬鹿じゃ仕方がないですね。馬鹿ですもん。
…でも馬鹿が馬鹿やってるところを長々と見たくはないんですよね。まして今まで自信満々に断罪してきた人物は馬鹿だったから仕方ないでは済ませる気になれません。
しかも馬鹿とクズは飽和状態なのでますます需要を感じません。想像以上にソノイのゴミ化が激しかったです。キャラとして死んでるどころか”いるだけでうっとうしい”キャラに成り下がりました。

・せめて「使命と友情(理想)の間に揺れて一度は使命を選んだが、どうしても納得がいかず使命の正当性に疑問を抱き始める」なんてキャラだったら今後の展開に期待しようもありますが、逡巡などが一切描かれていないので期待する気になれません。

■野生の獣人
・なんか増えててびっくりしました。あれって”増えた”ってことで良いんですよね?
鶴を使ってましたけどミホの別の顔とかそんな話ではないですよね? 唐突な上に描写が少ないからどういうことなのか理解しきれませんでした。


次回はタロウが戻ってくるようです。
個人的には雉野がついに鬼になるほうが気になります。人殺しらしく惨めに死んで欲しいけどこれで助かっちゃったらどうしようかと今から不安です。タロウが復活する回で死ぬとムードが盛り下がるからって理由だけでも死なずに済みそうで心配です。
死なないにしても犬塚と立場が入れ替わって指名手配犯(罪状は雉野が殺した鬼の人の殺害)になって毎回惨めな姿を視聴者に晒して鬱憤を晴らすくらいのことはしてほしいです。


コメント

6 件のコメント :

  1. ジロウはキャラとして成り立ってない部分が大きいです。正直なところ今のままで十分です。
    猿原は前回のボイコットの件で嫌いになりかけたんですが、今回もし自分がしたボイコットが悪いと言えば、はるかが罪悪感や責任感を背負ってしまう可能性を考慮していたと思うんで、そこのフォローはよかったと思いました。

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    1. >猿原は前回のボイコットの件で嫌いになりかけたんですが、今回もし自分がしたボイコットが悪いと言えば、はるかが罪悪感や責任感を背負ってしまう可能性を考慮していたと思うんで、そこのフォローはよかったと思いました。

      好意的に解釈するならそう言えるかもしれません。
      私は猿原に他人を思いやる気持ちはないと思ってるのでそうは思いません。そんな気持ちがある人間が生死のかかった戦いを見学するはずがないと思うので。

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  2. こんにちは。タイトルのみがわりジロウ 何が身代わりだったのでしょうか。
    ドンモモタロウとしての責務を押し付けられるとかそういう人物には見えなく、変身することもできず、なぜ出てきたのか何をしたかったのかわかりませんでした。

    敵が強かった、仕方がなかったと言い訳…前回己のやったことを忘れてしまったのでしょうか?
    ブルーの屑っぷりが止まらないですね。

    ご乱心するソノイは見苦しいです。自決するか早期退場を願いたいくらいに。

    タロウが一時的に復活できたのはキビポイントなんでしょうかね?
    キビポイントで復活できるなら陣が言うと思うんですよね。
    陣もマスターもあやふやな人物なので、タロウが一時的に戻ってきた理由が不明瞭でもやもやします。

    雉野がヒトツ鬼化するようですけど、意外でした。
    怪人化するのなら8話のあの時だと思ったので。
    己のやったことへの罰を受けるような結果になってほしいですけどなぁなぁで救われると思ってます。






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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >タイトルのみがわりジロウ 何が身代わりだったのでしょうか。

      私もわかりませんでした。
      始まる前はドンブラザーズのことだから「消滅したのは”ジロウ”である、ということにしてタロウの消滅を無かったことにしてめでたしめでたし!」くらいのネジの外れた展開があるのかなと思っていましたが何にも身代わりになった様子がありませんでした。

      >ご乱心するソノイは見苦しいです。自決するか早期退場を願いたいくらいに。

      こうなっちゃったら潔く死ぬくらいしか見せ場が残ってないように見えますよね。

      >タロウが一時的に復活できたのはキビポイントなんでしょうかね?

      状況と公式の文面から判断するとそうなのだと思われます。
      陣が言わなかったのは「結局最後にはまた消えた=不完全な復活だからキビポイントの復活はやっても無駄」という話かなと私は考えます。

      >怪人化するのなら8話のあの時だと思ったので。

      なんであのときはOKだったのかは不思議ですね。
      「鬼の命は安いから殺しても鬼ポイントは低い」だったのでしょうか。あるいは「ドンブラザーズのメンバー殺しは重罪」なのかもしれません。

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  3. 「相手が強かった」とするなら青は「率先して赤を守ろうとしたが力及ばなかった」位でないと言い訳にしか見えない

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    1. 同感です。特に何もできてなかったので、でたらめな言い訳にしか聞こえませんでした。

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