『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第17話「ひかりとつばさ」:感想
■予想以上
・どうせ犬塚の話は終わらないんだろうなと思っていましたが、思っていた以上に話が進みませんでした。
過去の顛末が今更説明されただけでした。犬塚の頭の中では当たり前の話でありほぼ終わった話なので視聴者向けの説明以上の価値を感じません。
そして肝心の犬塚の言動が謎すぎて展開の意味が理解できませんでした。1年経ったのにナツミに会えてないんですけど気にならないんでしょうか? 今回は「今日のうちには会えるだろう」と楽観視してるにしても、次回以降は犬塚が半狂乱か失意のどん底になってないとおかしいと思います。
・ここまで犬塚の話を隅に追いやってやったのがゲストの話とギャグというのが理解に苦しみます。
内容が無さ過ぎてタイトルの「ひかりとつばさ」の光が何だったのかすら実感できませんでした。公式の文面からするとソノニの持ちかけた賭け=ふられた男の闇堕ち防止のことだったようですが、その光であるはずの彼女は勝手に闇堕ちしてなぜか復縁しただけなので何が光だったのかも犬塚の奮闘に意義があったのかも意味がわかりません。
・せめてソノニの話や人間のエゴの話をするならまだしも1話限りで終わってしまうどうでもいい内容をやっていられるほどドンブラザーズに余裕はないと思います。
この調子だと悪い予想のとおり、ミホやナツミだの初期設定レベルの話を最後まで引っ張る気なのかなと疑念が強まりました。
■獣人
・犬塚相手に普通に説明していて、個人的には一気にキャラの格が下がりました。
神秘的な雰囲気が無くなってしまいました。刑事の犬食いみたいな奇行が本当に知能や教養が低いだけなんじゃないかと思えてきました。
・獣人までほぼ出番がないうちから格が下がって不安が強まりました。ソノイが危機感を抱いたりしてたのでもっと本筋に関わるキャラなのかと思っていましたが、下手するとミホ/ナツミの話をするためだけの妖怪で終わっても不思議はないように思えてきました。
■ドンドラゴクウ
・アルターチェンジもアバターチェンジも唐突で空気でした。つまりいつもどおりなので特に語ることがありません。登場時に使っていたアルターチェンジは”ニンニンジャー”で良いんですね。ニンニンジャーのギアを手に入れたのはゴクウ加入以前なのに普通に持ってるんですね。まぁそんな雑さもいつもどおりなんでやっぱり書くことがありません。
販促対象のドンドラゴクウよりもジロウが不審者退治なんて善行をしてることのほうが目立っているように見えました。
次回は敵側に新キャラのドンムラサメが登場するようです。追加戦士になるキャラなのか、ただのライバルキャラなのかどっちなんでしょうね?
どっちにしても敵幹部が増えることにマイナスな印象を受けました。今までもずっとソノザやソノニを持て余していて、獣人を足しては獣人も空気になっているのに更に増えるなんて馬鹿げてると思います。
名前からするとドン王家の人間っぽく見えますが、仮にそうだとしてもどうこうなる気がしません。普通なら「兄さん?!兄さんと戦うなんて俺にはできない!」とか「なんとか洗脳を解く方法はないものか…」なんて話が定番ですが、ドンブラザーズの場合タロウが「ハッハッハ!それがどうした?!(足蹴)」で終わりでしょうし、そうしなかったらタロウのキャラ崩壊になると思います。どっちにしても面白くなる気がしません。
こんばんは。ナツミに1年後会えるというのも、ソノニが目を付けたヒトツ鬼もどきもなかったかのようにスルーされて何を見てるのか…という気持ちになりました。
返信削除別れ話持ちかけた方が怪人化したのは意味不明で、ミスリードっていうよりただただおかしいとしか思えませんでした。
追加戦士は空気です。印象に残りませんね。
基地外の中に新しい基地外を入れると空気になるってことがわかったのはよかったのかもしれません。
ここに来て新勢力が来たので、この作品は色々なもの投げだして終わるなと確信しました。
匿名さん、こんにちは。
削除犬塚はナツミに会えてないのに気にする様子がないし、ソノニとの賭けも男のヒトツ鬼がどうなかったかもカップルがどう復縁したのかもどれ一つオチがないまま終わってしまいましたね。
彼女のほうはあの偏狂っぷりなら鬼になっても不思議はないと思いますが、彼女の本性自体が唐突でかつそれまでのお話と噛み合ってない要素だったので関係ない別の話が始まったみたいでした。せめて彼氏のほうが「やっぱりこうでなくちゃ!」みたいに彼女にこだわる理由がそこにあったと示してくれればまだつなげようはあったんじゃないかと思います。
>ここに来て新勢力が来たので、この作品は色々なもの投げだして終わるなと確信しました。
私は投げ出して終わるというより、「大半の要素は最初からまとめる気がない」だと思っています。