■話が普通に面白くない
・ブラックがメインの話か、5人が集まる話かと思ったらなんだか全体的にぎこちない内容でした。目の前に相手がいるのにお互いモノローグ主体でその上展開がぶつ切れで説明的でした。台詞以上の意味があるシーンが少なく、ドラマとしては退屈でした。

・そもそも登場人物の言動も思考も浮世離れしていてついていけませんでした。
ハルカは漫画のネタのために自分はおろか他人も危険に晒しても平気でしたし、犬塚もスピード違反や他人の宅配を勝手に食べることには抵抗がなくて引きました。
二人とも自己中心的に動いているせいで雉野の小心者キャラが霞んでしまいます。小心者キャラは大義のためなど大きな目的のために動いている中で一人だけ個人的なしょうもないことで動くから目立つのであって、みんなが勝手に変なことをやっている中ではただの地味な変な人で真人間にすらなれません。
猿原に至っては台詞がなくて空気な上にタロウにけなされて散々でした。これまで「変人だけど有能だから許されてる」だったのに、無能なアホ扱いされたらもうその場にいる価値がありません。猿原にいったい何を期待して見たらいいのでしょう?

・犬塚の話をダシにして桃井タロウの話に落着するのも個人的にはどうかと思いました。
「人質にされて警察に包囲されてる中、犯人の誕生日を祝う」という奇妙なシチュエーションなのに誰一人ツッコまないことに違和感を感じました。普段は個性的で自分勝手なのにそういうところでは空気を読むんですか?
しかも誕生日のエピソードでわかったのは”桃井タロウ”の話で、ドンモモタロウの奇行は何もわからないままでした。冒頭でもハルカが「今度こそ真意を突き止める!」とわざわざ蒸し返していたのに結局何もわからないのでは余計にイラっとします。

・5人集まったから正体探しは終わるのかと思ったらまだ続くみたいでそれもうんざりでした。
私はもう飽きました。そもそも正体を知ったからどうなるって目標が見当たらないので探す意義がよくわかりません。
ハルカが桃井タロウを探していたのは自分の地位を取り戻せると言われたからだったはずですが、なぜかドンモモタロウの真意を突き止めることを優先し始めていて意味がわかりません。漫画のことよりもドンモモタロウのことが気になりだしたのかと思ったら、ブラックに人質にされたときには「漫画のネタになるかもしれない!」と考えていて優先順位が意味不明です。冤罪を晴らしたいのか、次回作をヒットさせて盗作疑惑を払拭したいのか、ドンモモタロウを調べたいのか、いったいどれが一番やりたいことなんでしょう? どれも平行して進める事項には見えません。ハルカは自信家で失敗することなんて考えないタイプで、”プランB"なんて考えるタイプではないと思うんですが。

・話の流れからすると次回からはブラックの冤罪晴らしにみんな全力を尽くさないと変だと思います。幸せにしたいだの誕生日を祝うくらいなら冤罪を晴らしてあげたいと思うのが当然でしょう。逆にそうしないなら何がハッピーバースデーだって話になると思います。
でもやらないんでしょうね。そういうところで雑にされると個々の展開に付き合う気がなくなります。嘘つきがたまに本当のことを言っても信用する気にはなりません。本当のことが何度か続いたらようやく信じ始めるのは普通の反応でしょう。

■手抜きじゃないらしい
・犬塚の彼女のイメージ映像と雉野の奥さんが同じ顔に見えて、ただの手抜きか本当に同一人物なのかどっちなのだろうと疑問に感じました。
東映公式に

ドン5話で、犬塚翼が回想した彼女の夏美が、雉野つよしの愛妻みほちゃんに妙に似てたのも気になりますが……
と書いてあるので少なくとも見た目はそっくりということで良いみたいです。

・この件とは直接関係ないのですが作品自体に黄色信号が灯っているように感じてきました。
私のイメージだと井上が細々とした設定のこねくり回しにまともに付き合うとは思えません。一方、プロデューサーはやる気満々のように見えます。井上のストーリーや世界観を放り投げてきた実績と前作のゼンカイジャーで脚本とのすれ違いで悲惨なストーリー展開を迎えた白倉プロデューサーの実績を鑑みると不安しかありません。

■巨大戦
・2話ぶりに巨大戦が有ったのですがとてもあっさりしていました。攻撃はほぼバンクで終了でとても短かったです。
同じくらいあっさりしてる等身大戦もそうなんですがキグルミがもったいなく感じます。こんな雑に新規造形を使い果たした挙げ句に中盤以降はダラダラと引き伸ばされたら最悪です。割り切るならもっと有効活用して、「戦隊の方に新鮮味がある序盤は既存のキグルミを使いまわし、戦隊に新鮮味がなくなる中盤以降に新規造形の怪人を投入する」とかしたほうが良いんじゃないかと思います。

・怪人が巨大化するのは敵幹部が介入した場合のみかと思っていたんですがそうでもないんですね。
ということはあの世界では欲望をこじらせて突然鬼ににある上に巨大化して暴れだすのがよくある出来事なんですね。すごい物騒だと思いました。そりゃ幹部たちもとりあえず殺すって発想になるわけだと納得してしまいました。
タロウたちが原因を取り除けていない点と合わせるとかなりよろしくない気がするんですけど大丈夫なんでしょうか? 今のところ安全を考えると抹消するほうが良いように見えます。ちゃんとケアするから再発はない!って言うならわかりますけどタロウは犯人を放置するどころか鬼化を早めているように見えますし。


次回は雉野が調子に乗ったりするみたいです。
展開が見え見えであまり興味が湧きません。予想外のことや別のストーリーが進んだりするのでしょうか。