『仮面ライダーセイバー』 第24話「父の背中、背負った未来。」:感想

2021年2月28日

■最初からやれ
・五番勝負ならぬ尾上三番勝負で終わりました。
その結論は「組織は信用できないから飛羽真につく!」でした。遠回りしないと当たり前の結論にたどり着けないのもアホだから仕方ないですね。剣士がアホなのは散々描かれてますから特に違和感はありません。ただ、つまらない展開だと感じるだけです。

・尾上が息子に話す内容が前回と大差なくて呆れました。
そりゃまぁ尾上は馬鹿だから同じことを話すことに不思議はありませんし、息子も答えを出すのに考える時間が必要なのもわかります。でもそれをそのままやっても退屈します。
そもそも尾上は飛羽真と剣を通じて語り合ったはずです。なんで今更息子の説得が必要なのかも理解できません。このせいでますます無駄に回り道した感じが強まっていたと思います。

・本をぽろぽろ落として散らかしっぱなしでこれじゃ本取り放題だなwなんて思ってたら本当に持ってかれて真顔になりました。
親に無くすから片付けろって言われたことないんですかね。反面教師のつもりでしょうか。片方は”育児王”のはずなんですけどね。まぁ自称だから問題ないですね。息子の将来が心配です。

■煙の剣
・月闇を持っていったのも玲花の仕業らしいことが説明されました。隔絶されていておまけに入り口が閉じられた世界でも持ち逃げできるなんてすごい能力です。ついでに目次録も取ってこなかったのはなぜなんでしょうね?

・同時に飛羽真が月闇を持ってかれたことを気づいていたけどこれまで無反応だったことも明らかになりました。
飛羽真は力を求めてないから仕方ないですね。使わない剣なんて持ってても仕方ないですし。「みんなは要らないものを押し付けて迷惑がられるのは止めようね!」というメッセージなのでしょう。

・次回ではライダーに返信して大秦寺たちを粛清に来るみたいです。
これも「最初からやれ」案件な気がして既に萎えています。最初からそうしていれば尾上や大秦寺が離反するのは避けられたでしょうに。

■カリバーはタッセル?
・見ている間はマスターロゴスか玲花かと思いましたが、最後のドアの開いたタッセルの空き部屋の描写はタッセルを暗示しているように見えました。
これで違うとミスリーディングが酷すぎるんで普通は無いんですけどセイバークオリティなので油断はできません。

■その本だったんだ
・飛羽真がプリミティブドラゴンについてあの本に書いてあったことを思い出したと言ったときに、どの本のことだか私はよくわかりませんでした。ルナが持ってた昔読んだ本の話かな???とか思ってたら公式に答えが書いてありました。

禁書に記された一節「忘却の果てには悲しみが。それは破滅を求める手。」

その一文に引っかかりを感じた飛羽真は、ノーザンベースの書庫からプリミティブドラゴンのヒントを探ろうとします。そうして見つけたのがこちらの1冊の本。

「第1節 悲しみの物語」から始まる文章はさながら伝記集のよう。
飛羽真が探し求めるプリミティブドラゴン攻略のヒントがこの中のどこかに隠されているかもしれません。

 

読んだ文章は禁書がめくれたときに見えたもので、後から読んでた本は禁書とは別だけどその内容が書かれた本でした。そんな入り組んだ内容だったんですね。全然わかりませんでした。


次回は玲花がライダーになって襲ってくるようです。内輪揉めが外敵との戦闘になっただけ一歩前進ですね。個人的にはマイナスがゼロになったことは一歩前進と言いませんけど。


コメント

4 件のコメント :

  1. 更新お疲れ様です。

    誰も得しない尾上3本勝負でしたね。また戦うの?と気が遠くなりました。年上なだけで偉そうな知能も低く尊敬できるところもない奴が仲間になっても全然嬉しくないです。
    尾上も本散らばったまま「強くなったな!」とかやってたくせに「浮かれるな、取られたんだぞ!」とかいちいちイラッとします。

    玲花の発言は暗に家族を人質に取ってると脅してるのかと思ったのですが、あんなおおっぴらに組織に背いたらそらくんの身に危険が及ぶんじゃないでしょうか。表向き従ってるフリをしておくという選択肢は無いんでしょうか。

    飛羽真は先代に託された剣が消えたけどまあいっかと思ってたんですね。自分が要らなくても手に渡った人物によっては危険になるとかも一切考えなかったんですね。

    禁書は本の状態に戻して読めないんですね。ちらっと見た一節だけで関連する書籍を探し当てたのは小説家設定が活かされた展開だったのかもしれません。ビルドの戦兎の「検索してみた」よりは頭使ってる感じもします。

    プリミティブドラゴンは組み合わせ換えられるんですね。販促期間でも多少は変化がつけられる工夫ですかね。ブック取られてたし倫太郎死亡フラグなんでしょうか。

    冒頭でも意味深に旅支度してたしカリバーの中身はタッセルかもしれませんが、思わせぶりに出かけて木陰から眺めただけだったこともあったんですよね…。闇堕ちゾンビ化した賢人なら話題にはなるかもしれません。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >玲花の発言は暗に家族を人質に取ってると脅してるのかと思ったのですが、あんなおおっぴらに組織に背いたらそらくんの身に危険が及ぶんじゃないでしょうか。表向き従ってるフリをしておくという選択肢は無いんでしょうか。

      そうなる可能性が高いと思います。常識的に考えれば尾上はそれも覚悟しているはずです。対策があるのかはわかりませんが。
      従うフリをするのはおそらく無理だと思います。「従う=飛羽真の邪魔をする」ことになるので飛羽真の味方をするなら避けられないのだと思われます。尾上が内定調査を進めるという手もありますが尾上なので…

      >自分が要らなくても手に渡った人物によっては危険になるとかも一切考えなかったんですね。

      思わなかったんですねぇ。世界の命運を担う聖剣のはずなんですが。飛羽真は剣士じゃないから仕方ありませんね。倫太郎たちも気にする様子がないんですが。

      >プリミティブドラゴンは組み合わせ換えられるんですね

      スーツも変わるとは意外でした。頭部パーツは変わらないのでやや中途半端でしたが無いよりはマシだと思いました。

      >冒頭でも意味深に旅支度してたしカリバーの中身はタッセルかもしれませんが、思わせぶりに出かけて木陰から眺めただけだったこともあったんですよね…。

      可能性は有ると思います。ただ、それをやるともう誰も描写を真に受けなくなると思うのであまりにもデメリットが大きすぎると私は思います。

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  2. 更新お疲れ様です。結局、倫太郎と蓮は組織に残るんでしょうかね?蓮は悩んでる様子でしたけど、もし仮に蓮が組織を抜けるなら、飛羽真をもう一度信じる必要がありますかね?あんなに敵意剝き出しの蓮が飛羽真を信じるとは思えませんが... owlさんはどう思ってらっしゃいますか?

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    1. これまでの流れだと襲いかかるほうが普通だと思います。
      とはいえ、唐突な心境の変化はセイバーに付き物ですから定かではありません。今回も賢人のことを言っていましたから「賢人くんは飛羽真の親友だったんだからこんなときには飛羽真を助けるに決まってるじゃん!」という当たり前の事実に行き着けばいつでも寝返られると思います。視聴者的には今更かよ!という話ですがそれもセイバーではいつものことなので…

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