『魔進戦隊キラメイジャー』 第42話「仁義なき戦い」:感想

2021年2月7日

■独り相撲
ガルザがヒラメキングできるわけないだろ!
ヨドン皇帝は他者を取り込んで融合できるんだ!
でも爆弾一発でどうにかなるぞ!

・全部「知らんがな」としか言いようがない初耳な内容でついていけませんでした。
私は特にガルザがお絵かきしていた子供時代がないとも思っていませんし、ヨドン皇帝のことも全く知りません。こんな話をされてもドラマではなく”情報”にしかなりません。情報の羅列を30分続けられても退屈です。

・柿原さんのことも引っ掛かりました。
ストーリー上で宙ぶらりんになっているように見えました。助けるだのなんだの言ったわりには特に気にすることもなく、柿原さんの話を丸ごとカットしても特に今回の話に影響はないように見えました。
この流れで「俺はガルザも救いたい!」ってなるのは無理があると思うんですけどどうするつもりなんでしょう? 柿原さんかガルザのどちらかが片手間扱いになりそうなんですが。まさか「ガルザの裏切りも”ズルパワフル”みたいなもんだからOK! 無罪!!」なんて流れにするんじゃありませんよね? 柿原さんに説得されるガルザもごめんです。

■知るわけないがな

 ヨドン皇帝をも飲み込んだガルザ。 一世一代のチャンスをモノにしたその我慢強さと 強かさには、執念すら感じますね。 彼をそこまで突き動かすそのモチベーションは なんなのか…次はそれが明かされます!! 

と、言いたいところですが、どうも話は複雑なようですね。 充瑠が夢で見た幼きガルザは、そんな「力」に縛られ、囚われ、 その獲得に血眼になっているような男ではなかった。 そこに違和感を感じているのはきっと、充瑠だけではなく テレビの前の皆様も同じことだと思います。 


・東映公式によると、こういうお話だったらしいです。
私はガルザに違和感を感じられるほどガルザのことを知りません。最近やったのが「ヨドン侵攻で裏切る前から宝路のことを殺そうとしてました」ってエピソードですし。ましてそんな「実は子供の頃に何かあったんだよ!」とか言われても困ります。そんなこと言ったら「実は為朝は学生時代にイジメをしたことがあるから悪人だよ! …だけどその前に捨てられた子犬を助けたことがあるからやっぱり善人だよ!」とかいくらでも話をこねくり回せてしまいます。
こういう話をやりたいならクリスタリア勢を通じて「昔はあんなふうではなかったのに」とか「今でもどうして叔父上が裏切ったのかわからない…」みたいな違和感の種を撒いておかないといけないと思います。王様にして兄からして「てめー、よくも裏切ったな! ぶっ殺す!」みたいな態度で問答無用で戦ってる状況で言われても納得いくわけがありません。

■クランチュラ
・スタッフはいったいクランチュラをどうしたいのでしょう?
「お前らみんなお終いだ!(死ね!)」とまで言っておいて、捕まったら「助けてー!」なんて通るわけがないと思います。
憎めない悪役に仕立てたいならあんな台詞は言わせずに「まさかこんなことになるなんて…」みたいな情状酌量の余地を残しておく必要があったと思います。




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