『仮面ライダーセイバー』 第17話「古の使者は、光か影か。」：感想
■また話がつながってない
・前回は「その汚い口を閉じろ、糞野郎！」みたいな勢いで問答無用で切りかかってきたのに「本当に裏切ったのか？ 俺には信じられない… もっと調べてみるべきじゃないのか？」みたいなノリになってて困惑しました。本当に脚本家間での連携はどうなってるのでしょう？
「ソフィア様がいれば…」みたいな話になってたのも謎でした。
いや、メギドに捕まったことになってるんだからそれなら飛羽真を追うよりソフィア奪還作戦を考えるべきじゃないんですかね。捕まった＝死んだという認識が当たりまえなんでしょうか？ 剣士たちが何を言っているのか理解できませんでした。
■誰も家には来ない。
・家の場所を知られていて、直通のワープゲートまであるのに誰も追手が来ていませんでした。みんなやる気がないんでしょうか？ 蓮なんて飛び出していったはずなんですけどね。好意的に解釈するなら「剣士は本も読まないアホなので家で待ち伏せする発想がない」ってところでしょうかね。アホだから仕方ないですね。
■飛羽真はサイコパス確定
・編集長は救いたいと主張する一方で一般人は気にも留めていませんでした。
自分がもたもたしていたせいで目の前で氷漬けにされた人がいたのにそれでも気にしないのは頭がおかしいと思います。こんなやつは信用できません。
■人間は糞
・剣士たちももっと話し合えよと思うコミュ障っぷりでしたが、飛羽真もかなり怪しく見えました。
ユーリは剣なの人間なの？と疑問に思う一方、メギド化した編集長を救う方法などは全然尋ねませんでした。メギドを切ろうとする最光に対しても口より先に手を出していました。小説家なのに言葉の力を信じてないんですね…
これで「『切るしかない』っていうのは切って本と分離させて助ければいいって意味だよ」ってオチになったらキレます。
・飛羽真の発言だと「カリバーを倒したから終わったはず」とレジエルに対して言っていたことに唖然としました。
メギドを何だと思ってたんでしょう？？？ いや、私もわからないんですけどね。少なくとも剣士の認識としては放っておけば無害なんて言えるほど人類に好意的な存在ではないはずなんですが。
・それ以上に致命的なのはメギド幹部のほうがよほど理知的に見える点だと思います。
人間側がディスコミュニケーション地獄をやってる一方でメギド側は普通に会話をして作戦の意図や現在の状況を共有していました。絆だの仲間だの言いながら切り合うやつらとそんなことは全然言わないしお互いに利用し合っているような態度だけど意思疎通は積極的にしてるやつら、いったいどちらがまともに見えると思っているのでしょうね。
■本当にスタッフがヤバい
1000年以上ものあいだアヴァロンという異世界にいたことから、現在の世界のものには疎くていろんなことに興味のある不思議ちゃんなキャラクターとなりました。
ど～っかで見たことのあるような設定ですね。「これがエクレアという物ですね！」とか言ってた人がいたような… 「何この世界、ドラゴン？！」とか言ってた人もいたような…
もう17話も経ってるのにそんなわけありませんよね。そんな発言してるキャラここ10話くらいは見た覚えがありませんもの。
もっともユーリもすぐに自発的に動かなくなってそういう意味で統一されるのかもしれませんが。
■仮面ライダー最光
・シャドーとか言ってライダー姿が登場しました。
しかし影の意味を感じませんでした。剣だけが動いているのとどう違うのかわかりませんでした。しかも作中でもあくまで影で実体がない扱いみたいで、ますますもって影が存在する意味がわかりませんでした。
・しかも次回であっさりセイバーの手持ち武器に格下げになるっぽいです。
没個性化どころか存在意義さえ怪しくなりそうです。「最高だな！」と音が鳴るだけの装置に成り果てそうです。
次回は前中後編の3部に渡った壮大なイエティ編が終わりそうです。ついでに内輪揉め編としゃべる剣編も終わってほしいです。
更新お疲れ様です。
返信削除誰のどの発言にも共感できないです。「組織を侮辱しやがって！」とブチギレてた倫太郎も年明けたら「飛羽真くんそんなことするかな？」になってましたね。個人的には今更「カリバーを信じるなんて狂ったのか？」とか言ってる蓮も大概だと思いました。ここずっと飛羽真は「〜ってカリバーが言ってた」ばかりだった気がするんですが。本屋に来ないのはみんな心の底では飛羽真を信じたいから…でしょうか。「仲間」ですし。
「ソフィアがいれば」については自分は「いても役に立たなそう」とまず思ってしまいました。微笑んでいるだけで剣士たちの仲を取り持ったり有益な情報をくれる印象もないです。
カリバー死んだからもう解散したつもりでいたなんて甘すぎで笑いました。ちょっと個性的な生き物くらいの認識だったんですかね。
転んで「あっ」とか言ってる間に一般人氷漬けにされてるのも酷かったですね。世界を救うと連呼させたり人助けを全面に出すわりに、うかつな失態がどう見えるか考えないんですね。
知能も高そうに見えず、自己申告ほど人命救助に興味もなさそうな主人公にヒーローらしさを感じず、物語の曖昧さに加え展開に興味を持てない大きな一因になっています。
最光のアクションも奇抜ではありますが今ひとつ面白みを感じられませんでした。武器に変形は電王やディケイドでもあったので目新しくないんですよね。シャドーも実体がある状態から状況に応じて影になるなら面白そうですが全編CG処理であんまり楽しくないです。と思ったらセイバーの武器になるんですね…既に存在意義を感じません。
謎の男の話も予想以上につまらなくてがっかりします。その人間界をよく知らない新キャラと「人を犠牲にするか」みたいな話をするのもよくわかりません。飛羽真の小説を気に入ったりわりと好意的な人物っぽいのに、犠牲も厭わない冷酷なユーリに人間の素晴らしさを教える方向性なんでしょうか…？
今年も感想楽しみにしています。
匿名さん、こんにちは。
削除＞個人的には今更「カリバーを信じるなんて狂ったのか？」とか言ってる蓮も大概だと思いました。
私は一貫していると思いました。蓮は考えが浅はかだと思いますし、飛羽真のことは全然好きじゃなく、賢人を認めていてカリバーを恨んできたと思います。蓮ならああいう反応になるほうが普通だと私は思います。
＞本屋に来ないのはみんな心の底では飛羽真を信じたいから…でしょうか。
個人的には仲間という定義自体を疑っていますが剣士たちが来ない理由としては説明がつかなくもないと思います。ただ、飛羽真を敵対視している連とサウザンベースの上層部がやらないのは奇妙だと思います。「飛羽真から剣を取り上げろ」なんて命令を出しているわけですし、仲間相手に手心を加える可能性は踏まえて然るべきだと思います。「お前は家を張れ」という指示が出されるほうが自然だと思います。
＞「ソフィアがいれば」については自分は「いても役に立たなそう」とまず思ってしまいました。
私も「え、いるとどうなるの？」と疑問に思いました。描写が全くないので何もわかりません。剣士たちが信頼しているからには何かできるのだとは思いますが。
＞知能も高そうに見えず、自己申告ほど人命救助に興味もなさそうな主人公にヒーローらしさを感じず、物語の曖昧さに加え展開に興味を持てない大きな一因になっています。
1話単位でもメインストーリーでもキャラでもどこにも筋が通ったところが見つからないのはかなりマズいと思います。
＞武器に変形は電王やディケイドでもあったので目新しくないんですよね。
物が独りでに動く光景はホラーでもコメディでも珍しくない映像ですしね。やってもいいけどよほどのアイディアがないと特に面白い映像にはならないと思います。
影のエフェクトの付け方も面白さより見づらさのほうが目立つ気がしますし。
＞飛羽真の小説を気に入ったりわりと好意的な人物っぽいのに、犠牲も厭わない冷酷なユーリに人間の素晴らしさを教える方向性なんでしょうか…？
なんでしょうね？ そもそもユーリの真意がわからないので「まずちゃんと話したら？」と思います。価値観が違うことは明白なのですから一つ一つ付き合わせないと理解できないと思います。
もっともこれは剣士たちと飛羽真の関係についても当てはまってしまいますが。