【ストーリー】

■一長一短
・構成はいつもよりマシだったと思います。ただ、個々の展開が下手でした。
箱型の構造を見抜いたり、不信→信頼と変化を描いたり、構成全体では脈絡をつけようとしているように見えました。その点ではいつものやたらに要素を盛り込んでまとまらないお話より見やすくて楽しみやすかったと思います。

・しかし一つ一つの展開が違和感を感じる部分が多かったです。
メルトの頭が硬いとは感じましたが、それに対するコウとアスナの態度もおかしいように見えて、どっちもどっちという印象でした。コウたちの側は特に変化する理由がないので後半のバトルの展開に不自然さを感じました。
箱の中に移動した後もコウたちは脳天気過ぎてドルイドンの仕業ではないかと疑わないことが不思議で仕方ありませんでした。ドルイドンとの戦いに備えて200年以上も修行してきたであろう一族ならむしろ過敏なくらいに反応するんじゃないかと思うのですが。
欲望の話も唐突な上に「そうはならないだろ?!」と思うような描写でノレませんでした。アスナなんて「ちょうどお腹空いてたから」という軽い理由で焼き肉が出ただけだから苦しくなるまで食べ続けたりはしないと思います。

・最後の雑魚から聞き出したというのも個人的にはびっくりしました。あの雑魚たちってそんなに感情豊かで個体意識があったんですね。命令なら死ぬこともなんとも思わないロボットのような存在だと思っていました。

・箱を壊すのもわりと意外でした。
ここ最近でも「宿主を殺すのは間違ってる」という話を繰り返していましたし、キッズ向けでは「物を大切に」という風潮が多いと思っているので壊すのではなく「使ってあげればマイナス思念が消えるから大丈夫」で済ませるかと思っていました。個人的には、兵器である騎士竜を個人として認識しているのに感情を持った箱は物扱いするのは筋が通らないように感じます。


【アクション】

・生身のほうはいつもどおり良い感じでした。監督に不安がありましたが今回は特に問題なさそうでした。次回も問題なければ不安は消えそうです。
今回は空撮(?)に力を入れていたんですかね。ワイヤーとも違うような感じでしたがあれはどういう撮影なんでしょう?  ドローンではなさそうでしたが普通にカメラの位置を高くしただけなのでしょうか。

■キシリュウオートリケーン
・剣がメインだから騎士っぽさを重視したのか動きが硬かったです。従来の巨大ロボ戦という感じの動きで見応えは今ひとつでした。かっこいいのですが通常のキシリュウオーと比べると物足りません。


次回はアスナの個人回で、今度は金子香緒里さんが担当するようです。
ローテーション陣と思しき人物が新人ばかりということは、サブシリーズ構成としてベテランを起用したりはしないんですかね。これまでの印象だとリュウソウジャーは「全く新しい戦隊を」みたいな改革思想には見えませんし、ベテランに指導させたほうが無難なように見えます。