『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第31話「自首してきたギャングラー」:感想

2018年9月9日

■ギャグはダメダメ
・ギャグは他の作品でもできるような内容でダメダメでした。
そんなどこにあてはめても使えるような工業製品は要りません。咲也のキャラを捻じ曲げてる上に作品にもマッチしてないとか最低です。やるなら「ルパパトのギャグ」をやるべきです。

■要素自体は面白そうだけど
・お話はノエルの遠回しな気遣いやギャングラーの素行といった点は面白くなりうる要素だったと思います。でも実装された内容はいまいちでした。
なぜノエルが最初からコレクションに気づいていたのかよくわからないし、警察を騙す作戦もあの怪人の考えなのかゴーシュの差金なのかもわからず成果も特に見当たらなかったり、道筋がとても不明瞭でした。普通に考えると「ゴーシュに金庫を取られて逃げる→警察を騙すことにする」という流れだったように思えますが全然意味がわかりません。
「ゴーシュに命を狙われているから身を隠すために善人のふりをして人間社会に亡命しようとした」だと途中までは筋が通るけど最後に自分から裏切った理由がおかしくなります。受理されたのだからそのまま逃げたほうが良かったはずです。
パトレンジャーを倒して手柄を立ててどうにかしようとでも考えたのか。それにしては回りくどすぎる気がします。ツカサと二人きりになったときなど不意をつくチャンスはいくつもあったと思います。

・個人的にはそもそも論として「ギャングラーが生きる余地ってあるの?」という疑問もありました。
これまで異世界からの侵略者として警察でさえ問答無用で抹殺してきたので司法取引も何もあるのかと疑問に感じました。現状だとたとえ本当に善良な人物だったとしても生きていける気がしません。ギャングラー自身もそもそも元の世界に帰ればいいのでは?という疑問も尽きません。特別な装置などがないと世界間の移動はできないのかもしれませんが。

・デザインも包帯のことを言われるまで全く気づきませんでした。
ずっとそういうデザインなんだと思っていました。これをやるなら羊みたいに以前でた怪人と同型にしたほうが良かったのではないかと思いました。鳩時計をやりたかったのでしょうが包帯とは相性が合わなかったと思います。


次回は強敵にあたってノエルが快盗との橋渡しをすることになるみたいです。
ただ、圭一郎がこの状況で反発するのは不自然に感じます。前回やむを得ない状況でスプラッシュを渡す判断をした圭一郎が今更反対する理由が思いつきません。
たとえば「快盗には協力してもらう見返りにあの怪人の持つコレクションを渡すことになった」と言ったとしても特に反対しないように思えます。これまで警察が回収した分も全部渡すとかパトレンの変身用のビークルも渡すなどよほど条件が厳しいのでしょうか。現状だと腑に落ちない展開なので次回の内容が気になります。重要そうな展開なのに脚本が今回に引き続いて大和屋さんらしいことが意外でなりません。
今のところ、今回の怪人の種明かしをせずに倒してノエルへの不信感を解消せずに終わらせたほうが次回につなげやすかったのではないかと疑問があります。


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