【ストーリー】

■魁利の葛藤
・今回も圭一郎の正しさに魁利が葛藤していました。
兄に対するコンプレックスと憧憬、それと同時に快盗として活動していることの正当性まで揺さぶられるので魁利にとってはかなりショックだったのだと思います。他の二人は失った人を取り戻せばそれで幸せな人生を取り戻せると言えますが、魁利の場合は取り戻しただけでは兄へのコンプレックスとくすぶった生活環境は変わりませんからね。魁利が一番「これでいいのか?」と悩むのは納得です。

・今回の感じだと快盗の正当性については、結果よりも方法の正しさが焦点になるんでしょうかね。
個人的には迷子への魁利の解決策も現実的で有りだとは思いました。しかし考えようによっては「探し出す」という困難な方法からの”逃げ”ともとれます。今回の内容からすると作品全体としては魁利たちの手法に否定的な印象も受けます。
でも視聴者目線では納得しがたいところもあります。ザミーゴの被害者を救う方法は今のところ、コレクションでの救済とひょっとしたらザミーゴ本人を倒せば戻るかもという二つの方法しか提示されていません。魁利たちは特に安易な方法に逃げているわけというのは乱暴な気がします。まだ知らぬ第三の方法があり、それに魁利たちは逃げているから気づいていないということなのでしょうか。単に「死んだ人が戻ってくるわけないだろうが」という冷淡な事実で終わらせるとは思えないのでどういうふうになるのか気になります。

■圭一郎の活躍
・強盗団相手に圧倒していたことは地味に良いと思いました。
警察は普段は快盗相手に出し抜かれることが多いので客観的な実力が伝わりにくいです。こうやって一般人相手に戦って優秀さを示すことには意義があると思います。

・個人的にはスプラッシュを渡す理由も良かったです。
 ただ単に快盗でなければいけないという1か0かの状況ではなく、「飛行機型の快盗のほうが”早く救助活動できる”」というベター論だったところが良かったです。この状況であれば「快盗は信用できないから自分で行く」という判断も妥当な選択肢に入ります。少なくとも状況としてはルパンレッドは「奪いに来た」わけですからね。向こうから襲ってきた状況で相手を信用しないのは妥当な判断と言えるでしょう。
以前暴走した経緯もあり、状況も良くない中で最善の判断をさせるのは圭一郎の思慮がよく感じられて素晴らしいシーンだったと思います。


【アクション】

■せっかくなので
・今回のアクションはシチュエーションを活かした内容が面白かったです。
怪人関連は全体的にはギャグ仕立ての展開でしたが、誘爆するから火器を使えない状況を踏まえた近接武器のみのアクションがユニークでした。快盗も警察も基本的に合理主義だからこういう状況でもないと銃も使わないほうが不自然でしょう。こういう「必要はないけどあったほうが面白い工夫」にはとても好感が持てます。
剣を持った状態でのルパレンの名乗りもかっこよかったです。

 ■ルパンカイザースプラッシュマジック
・スプラッシュは顔のデザインからするとパトレン用なのかと予想していましたが、とりあえずルパンカイザー用としての登場でした。音声は合体時もパトレン仕様だった気がするので後でパトレン側に渡るのかもしれません。

・今回のバトルではマジックのほうがメインという印象で、スプラッシュのほうはあまり印象に残りませんでした。これもパトレンが使ってからが本番だからなのでしょうかね?


次回はゴーシュの実験が実を結びそうで真面目な回かと思いましたが、脚本が大和屋さんで公式のスチール写真もコスプレだらけなので話自体はギャグっぽそうです。金庫関連の要素がノルマとして盛り込まれているだけっぽそうです。