『動物戦隊ジュウオウジャー』第34話「巨獣ハンターの逆襲」:感想

2016年10月16日

■一日の長
・香村さんの担当なのでいろいろ構成が練ってあって面白かったです。
バングレイのほうが偽物に関しては慣れてますから出し抜かれるのも無理ないですね。
最大火力がザ・ワールドというのも納得でした。ジュウオウホエールのほうが強いとは思いますが、大和がいないとバングレイが食いつかないでしょうからやっぱり現状出せる最大火力はザ・ワールドしかありません。

・上手いことスーツの流用で切り抜けたのもなかなかでした。
作戦の都合で味方を分散させて、味方側もスーツ一着で済ませていました。節約回だけど節約という感じがしないのは見事だと思います。

・勝ち負けのバランス取りは残念ながらいまいちでした。
勝ち負けの流れの起伏が激しく、勝ったと思ったら負けたり浮き沈みの差が大きくて気持ちがついていかないところがありました。バトルの回数が多めだとバランスが難しいですね。
その分、アクションは豊富でした。被り物付きのコミカルなものから戦隊メンバーどうしのバトルも見れて刺激的でした。イーグルvsゴリラの両極端対決はもっと見たいと思いました。

■保護と愛護は違う
・大和のホエールに対するスタンスは動物学者らしくて良かったです。甘やかすことと大事にすることは違います。
基本設定をちょくちょく挟んでくれると自然で良いです。ホエールが愛らしかったのも良いですね。強そうなイメージのほうが強いので守りたいという意識を視聴者から引き出すのは重要です。

・キューブアニマルを動物扱いすることに関しては少しもやもやしました。
ジューマンズにとってももやもやすることだったようなのでこれは意図的だと思います。早ければ次回で回収されそうです。キューブアニマルたちも含めてジュウオウジャーという話でしょうか。


次回はいよいよ全部合体が登場するようです。
予告で見た印象としては「のっぽ」でした。背が高いのはいつものことですが、たいてい寸胴の長方形気味になるので細長い感じがするのは新鮮です。動けるような、あれはあれで動きづらいような微妙な感じに見えますがアクションはどうなのでしょうね。合体の経緯も含めていろいろ楽しみです。

コメント

2 件のコメント :

  1. 香村さんが書く頭脳戦は大好きで、今回はバングレイの完勝でしたが、次回の巻き返しが楽しみです。

    >作戦の都合で味方を分散させて、味方側もスーツ一着で済ませていました。節約回だけど節約という感じがしないのは見事だと思います。

    組み合わせも、本物側がそれぞれ苦戦するのが無理なくて説得力がありましたね。バングレイ対策のかぶり物も本物と偽物を見分ける道具にもなって無駄がなく、香村さんはパズルが得意な方かなと思いました。
    節約と言えば、バングレイと再生怪人だけの回は実に9話にも及び、内容も主人公の過去、敵幹部の裏切り発覚、偽物絡みの総集編、2000回記念コラボ、新ロボ登場、偽物バトル、全合体のかませと多彩なもので、喋らない怪人が続いたときは若干食傷気味になりかけたものの、よくもここまでバリエーションをつけて使い倒したものだと感心します。

    返信削除
    返信
    1. >節約と言えば、バングレイと再生怪人だけの回は実に9話にも及び

      これだけ長く工夫し続けたのはすごいですよね。
      節約は毎年の課題でしたが初シリーズ構成にしてベテランよりも上手くできたと思います。この調子で今後のシリーズの基板を積み上げていってほしいです。

      削除

 コメントは承認後に表示されます。
*過度に攻撃的な言葉や表現が含まれている場合、承認されない場合がございます。節度と良識を保った発言をお願いいたします。