『動物戦隊ジュウオウジャー』第9話「終わらない一日」:感想
■良いような悪いような
・荒川さんの登板で不安もありましたが、全体としては悪くありませんでした。でも良いとも言いがたいところもありました。
・同じ戦闘で同じ映像を3回繰り返すのはとても退屈でした。この点はマイナスです。展開と台詞は同じでも映像を変えたり、退屈しない工夫が欲しかったです。
しかしこの単調な流れも悪いところばかりではありませんでした。最後の生身でのバトルはスピーディで爽快感がありました。このカタルシスは前半の単調な流れがあってこそのものでした。でもこの爽快感のために前半の退屈さを肯定できるかというと素直に頷けません…
・何とも白黒つけがたい内容でしたが、全体のコンセプトは一貫していましたしキャラの掘り下げもあったので非メイン回としては良いほうだったと思います。
■どの辺りがゲーム?
・今回よくわからなかったところは、今回の作戦内容でした。
地球を滅ぼそうとする悪の組織の作戦としては全く問題ないのですが、どの辺りがゲームだったのでしょう?
普段のデスガリアンなら「悪夢を解くキーを悪夢の中にわざと用意しておく」とか、「地中に埋まっている球根を見つけられるかどうか」といったゲームにしそうな感じでしたが、眠らせている間に粛々と作戦を進行させていて遊び心が感じられませんでした。最後に花が咲くところがゲームなんですかね?
■キューブアニマルの謎
・今回のモグラでキューブアニマルの印象が大きく変わりました。
キリンはジュウオウジャーが起動するまでキューブのまま休眠状態でしたが、モグラは普通に生き物みたいに活動していました。キリンや初期5体の印象だと、あくまで守護神のような存在であって個体としての意識は薄いのかと思っていたのですが勘違いだったのでしょうか?
次回はジニスがゲームに参加するそうです。
いきなりで驚きました。やるならもっと業を煮やしたり、アザルドたちのゲームに物足りない様子だったりを見せてからやると思っていました。実際に唐突な思いつきだと良いのですが。
鳥男らしき人物も登場するようです。白髪になっていました。やはりイーグルのジューマンパワーは鳥男からもらっていたようです。それともそう思わせておいて、ただの年寄りのジューマンなのでしょうか?
ジニスのゲーム参加は急な話でしたが、いろいろ盛り上がりそうで楽しみです。
おっしゃる通り、前半の繰り返しはちょっと飽きましたね。
返信削除映像の使い回しをして浮いた経費を後半の戦闘シーンに使ったのかと思いましたw
セラたちが「帰りたい場所がある」というのを思い出すにはいいお話しだったとは思います。
しかし、武器になる動物キューブは突然出てきてあっさりと使えるようになりますね。
通常なら「見方になる、使えるようになる」をエピソードとして使いそうなものなのに。
おもちゃを売るために色々武器はだすけど、それに話をさくのではなく、違うことを描きたい、という感じなんでしょうかね。
謎だった大和の家族の話がでましたね。
話を振ったからには来週ちょっとでも話を進めて欲しいなぁ…ライダーがあんなんだから…とは言えない。
個人的には大和の家族、大和とおじさんの話を掘り下げるのは終盤以降かな、と思ってます。
おじさん、長野あたりで素っ破のバイトしててお忙しいから、そっちがあらかた落ち着いたら出番が増やせるのかな、と。
物語には関係ないのですが、ニチアサにネタバレ禁止とか全くないんですね。
息子のために買った子供向け雑誌に新しいロボットや新しいキャラクターの話がバンバンでててびっくりしましたよ。
ここら辺は玩具販売戦略最優先で、っていうことなんですね。
>映像の使い回しをして浮いた経費を後半の戦闘シーンに使ったのかと思いましたw
削除節約目的なのかなぁとも考えたのですが、こんな序盤からやるかなとも思いました。
今は出し惜しみするタイミングではないと私は思います。
>セラたちが「帰りたい場所がある」というのを思い出すにはいいお話しだったとは思います。
お話自体は良かったと思います。
ただ、3話でセラが言っていた「今は帰る方法がないから考えないようにする」という考え方との調整はどうなっているんだろうなと少し気になりました。その辺りにも触れていたらもっと良かったと思います。
>しかし、武器になる動物キューブは突然出てきてあっさりと使えるようになりますね。通常なら「見方になる、使えるようになる」をエピソードとして使いそうなものなのに。
そうですね。そういう話もできると思いますし、できればやったほうが良いと私も思います。玩具とノルマが作品の根幹にあるのですから、そこを盛り上げたり自然に見える出し方にするのは当然のことだと思います。
今のところストーリー展開に余裕があるように見えるからそう思ってしまうのだと思います。もっと展開や前振りを詰め込んでいたら「まぁ前振りとかで忙しいし、仕方ないか」と思っていたと思います。
>謎だった大和の家族の話がでましたね。
話を振ったからには来週ちょっとでも話を進めて欲しいなぁ…ライダーがあんなんだから…とは言えない。
次回かはわかりませんが、そのうちやると思います。
今はまだジューマンの4人が中心なのでそっちが終わってから、3号ロボやスーパー化と絡めて大和の話をするのではないかと思っています。
>物語には関係ないのですが、ニチアサにネタバレ禁止とか全くないんですね。
息子のために買った子供向け雑誌に新しいロボットや新しいキャラクターの話がバンバンでててびっくりしましたよ。
びっくりしますよね。表紙に映っていることが多いので本屋や玩具関連のニュースサイトを見るときは注意しないといけません。
確かプリキュアでは本編登場前にCMでバラすというすごいことがありました。本編のある話のラストで「これはいったい…?(次回で新アイテムの正体判明)」とその回を締めておきながら、直後のCMでその玩具の宣伝をやっていてギャグみたいでした。
できればネタバレは避けてほしいんですけどね~
確かに序盤の同じ戦闘シーンの繰り返しは飽きましたね。
返信削除しかしここでスーパー戦隊シリーズは仮面ライダーよりももっと低年齢層向けに作られていることを再度確認しなければならないような気がします。
違った戦闘シーンや会話のシーンを入れるのも一つの手法ですし、むしろそうした方がバリエーションが増えて見ごたえがあります。しかし、子供たちはどうしてもそこで『さっきとは違う』と感じてしまうんですよね。
まだ言葉のボキャブラリーが少ない子供たちからすれば言葉を変えてしまうと『違うシーン』としてとらえてしまいますし、アクションを少し変えたところで巨大化戦では動きがスローなため地上戦ほどには違いが分からないでしょう。
だからこそあえてシーンをまるまる使いまわして、視覚からくる『違和感』を演出したのだと思います。これも低年齢層向けのヒーローだからこそできる演出ですよね。
もし仮面ライダーでやったら苦情が続出でしょう。
>しかし、子供たちはどうしてもそこで『さっきとは違う』と感じてしまうんですよね。
削除なるほど。そういう理由もあり得ると思います。
ただ、そう考えた場合にも今回のやり方はあまり良くないと思います。
なぜかというと単純に面白くないからです。ループものだからという理由をわかっている大人でさえ退屈に感じるのですから、子供はなおのこと退屈に感じる可能性が高いと思います。面白くない、わかりづらい、それならばそもそもループものにすること自体が根本的に間違っていると私は考えます。
私は今回の話がループものである必要性はなかったと思いました。
ループすることは、セラの郷愁の話とも作戦内容とも販促対象のモグラとも関係ありません。悪夢であれば「倒しても倒しても怪人が出てくる」、「現実にはあり得ない異様な状況が起こる」などなど定番の悪夢ネタだけでもループせずに成立する方法はたくさんあります。
子供が楽しめることを意識するならば「わかりづらいからループネタはやめよう」と判断するのが適切だと思います。それでもやるならばもっと練り込みが必要です。
>まだ言葉のボキャブラリーが少ない子供たちからすれば言葉を変えてしまうと『違うシーン』としてとらえてしまいますし、アクションを少し変えたところで巨大化戦では動きがスローなため地上戦ほどには違いが分からないでしょう。
私は台詞を変えてはいけないと思っています。”繰り返し”なのですからループから外れた場合を除いて台詞や行動が変わるのは不自然です。
変えるのはカメラアングルや視点です。同じ動きでも煽り視点、俯瞰視点など大きくアングルが変わるものでも3パターン作り出すのは簡単です。プロによる細かな違いや技法を駆使すれば容易いことでしょう。
それから同じ映像でも早回しやカット飛ばしという手法もあります。この点からも退屈にならないよう充分な工夫がなされていたとは思いません。