『仮面ライダーゴースト』 第28話「爆現!深淵の力!」:感想

2016年4月24日

■締まらない締めくくり
・第二クールの締めくくりだったはずなのですが、全然締まりがありませんでした。
恐らく今回の見せ場だったはずのアランの決意は、
「完璧な世界などではない」→知ってた
としか言いようがありません。アランが「許さない」と感情を口にするのは良いのですが、見え見えの通過儀礼なので盛り上がりません。アランの怒りに共感できるほど大帝への思い入れもアデルの悪行への憤りも持ちあわせていないからです。どっちも「良い人だったらしいよ」、「悪い人みたいだよ」という伝聞程度の印象しかないのでアランの気持ちについていけません。

・ガンマイザーの変身妨害に至っては完全に「何それ?」です。
そんな設定で戦いに水を差されたら興ざめです。そんなグダグダな状況でスペクターの強化フォームが登場しても盛り上がりようがありません。

・そして極めつけはキュビの離脱です。なぜ今更… しかもどうしてこのタイミングでやるのでしょう。
前回からあった謎の音符眼魔はイゴールの計画とどういう関係があるのかと不思議に思っていましたが、キュビのためだけの存在だったとは想像の斜め下でした。そのためだけに当面の敵役になるイゴールを貶めるとはすごい発想です。しかもアランが眼魔界は完璧な世界じゃないと断定する回で、眼魔界代表の一人であるイゴールを私利私欲まみれの小物として描くのは常識を逸脱しています。この流れだと「イゴールを見ればわかるだろ、馬鹿か」とアランまで小物に見えてしまいかねません。あえて同じ回でやるなんてさすがゴーストです、見えてる世界が違います。
こんな退屈な負債処理をどうして第二クールの締めくくりの回でやるのか理解に苦しみます。次回のような捨て回でやるべきことでしょう。
あまりにも締りがないので、予告を見るまで次回が第二クールの締めくくりなのかと勘違いしてしまいました。

■ディープスペクター
・予想以上に酷いデビューでした…
元々グレイトフル魂があれば必要ないのでは、という疑問があったのに「よくわかんないけどグレイトフル魂が使えないから」という必然性と呼べない理由で初登場することになるなんて考えてもみませんでした。せめて敵の特性に合わせた能力くらいは欲しかったです。ゲル化を破るために冷たい炎で凍らせるとかできなかったのでしょうか。

・アクションは悪くありませんでした。敵をバッサバッサとなぎ倒すのは爽快です。
でも個性がありません。普通の剣ライダーです。スペクターらしさを感じるものもないし、ディープスペクターならではの特徴付けも感じられませんでした。無個性なのでグレイトフル魂など他のフォームとアクションを交換しても違和感を感じなさそうです。

・デザインは少し珍しい感じがしました。
銀色ベースに紫の服、そこにトゲトゲやら赤い肩アーマーなどかなりゴテゴテしてます。このてんこ盛り感は見ていて「何だかSDガンダムみたい」と思いました。刀身が短いディープスラッシャーの玩具感がそう連想させたのかもしれません。


次回は捨て回のようです。クール始まりでGW だから仕方ないですね。
脚本は毛利さん。そして監督は坂本浩一監督だそうです。ウルトラマンXが終わったから手が空いたんでしょうか。アクションが低迷している現状では嬉しくないこともないのですが、次回予告で「ゲストキャラが女優さん」、「どう見ても捨て回」というダブルパンチなため嫌な予感のほうが先立ちます。


コメント

17 件のコメント :

  1. 今回地味に評価があるとしたらジャベルの助太刀でしょうかね。あそこ「だけ」は良かったと思います。

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    1. はい、ジャベルの助太刀自体は普通に良かったと思います。
      ただ、順当な流れなので特に意外性などはありません。また充分に素材を膨らませられたとも思いません。敵だったキャラが恩義に基づいて味方になるのはよくある美味しいシチュエーションです。そのために最近のジャベルの出番があったはずです。
      しかしわざわざ作り上げた素材をキュビ関連で投入することには私は懐疑的です。やるなら御成がメインでがんばる回にして、「御成が奮闘する→被害者の救済など良いところまで行くが眼魔の暴力に負ける→ジャベルの助太刀で勝つ」といった形のほうが映えると思います。
      それに見せ場ならディープスペクターやアランの決意で充分だと思います。要素を盛り込みすぎると話の焦点がぼやけてかえってつまらなくなってしまいます。様々な面から考えても今回出す意義が私にはわかりません。

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  2. 名無しの星2016年4月24日 14:19

    久しぶりのコメントです。ゴーストは正直ドライブ以上に微妙って感じに思う日々です。私的には消化不足や序盤の発言の食い違いなところが多いのが問題ですね。
    ちなみに次回含め5月の放送はメインの福田さんは脚本をやらないようですね。29、30は毛利さんで31、32、33は長谷川さんがという流れです。

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    1. >私的には消化不足や序盤の発言の食い違いなところが多いのが問題ですね。

      食い違いですか。私はゴーストが何を言っているのかよくわかりません。「命」など抽象的なものを扱う場合、いかに具体的に言い表すかが焦点になるものですがゴーストの場合は抽象的なものを抽象的なまま話し続けるので具体性がなく、実感が湧いてきません。

      >ちなみに次回含め5月の放送はメインの福田さんは脚本をやらないようですね。

      そうなんですか。まぁ、まとめきれているとは思えない現状で福田さんが登板するメリットは薄いと思うので、人に任せること自体は良いことだと思います。その間に展開をまとめてくれると良いのですが。福田さんはあまり他人の書いた回を本筋に反映する気がないようなので視聴者との認識にズレが生じないか、その点は心配です。

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    2. 名無しの星2016年4月24日 21:34

      まあ食い違いと言うか最初に言ったことと後の描写が違うってことなんですけどね。
      例えば序盤の時マコトは「地獄を見てきた」と言ってたけど、後の話を見る限り「結局地獄を見てきたと言うのはなんだったんだ?」っ てことだったりなんですよ。

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    3. 名無しの星2016年4月24日 21:49

      私の場合、メインの人が何話もやらないのを見て「やる気あるの?」って思ってしまいます。
      言い忘れてましたが5月の放送で1クールの時以来、音沙汰なしだった五十嵐博士が登場して10年前の話をするそうですけど、「それもっと前からやれなかったの?」って思いました。あとディープスペクターアイコンがマコトにある影響を与えるとか、新幹部登場とか色々あるみたいです。

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    4. >例えば序盤の時マコトは「地獄を見てきた」と言ってたけど、後の話を見る限り「結局地獄を見てきたと言うのはなんだったんだ?」っ てことだったりなんですよ。

      なるほど。たとえばタケルが度々「命」と言うわりにはタケルの生死観が語られず、なぜ命にこだわるようになったのかを示すエピソードもないというお話ですね。

      これに関しては、1つの仮説を考えています。それは「福田さんにとっては要素を提示すること=説明」なのではないか、というものです。
      マコトの例で言えば、「地獄を見たと言ったのだから地獄を見たんだよ(地獄がどんなものだったかは説明しない。なぜならば地獄は地獄だから)」という考えなのではないかな、と。普通は「要素の提示→具体的なエピソードや同じことを別の言葉で語って補強する」というプロセスが取られるものですが、それを意図的に省いているのではないかなと考えています。
      そうする意図は私には想像もつきませんが。今のところそれ以上に辻褄が合う仮説が思い浮かびません。

      >私の場合、メインの人が何話もやらないのを見て「やる気あるの?」って思ってしまいます。

      一年もののキッズアニメだと6話に一度くらいしかシリーズ構成が登板しないことが珍しくないので5話程度なら常識の範囲内だと私は思います。
      もっとも人に任せるなら指示ややるべきことの分担、それに他人が書いた話からのフィードバックなどシリーズ構成としての仕事があります。これまでの例を見ると福田さんがシリーズ構成としての仕事を全うしているとは思えません。その点は不安です。

      >言い忘れてましたが5月の放送で1クールの時以来、音沙汰なしだった五十嵐博士が登場して10年前の話をするそうですけど、

      そうなんですか。あまりにも何も触れられないから死んだのかと思われていた五十嵐博士が出るとは予想外です。今更登場して何をするんでしょうね。既にモノリスデータベースが解除された今では何を言ってもアカリに「それデータベースに書いてあった」と言われてしまいそうに思えます。

      それから一応、名無しの星さんにネタバレに関して釘を刺しておきます。
      ギリギリ許容範囲として承認してきましたが、ネタバレはご遠慮ください。今回も場合によっては該当箇所を削除した上でコメントを載せようかと検討しました。

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  3. コメント失礼します。何でグレイトフルといいディープスペクターといい、大事な局面なのに盛り上がりが欠けるんだよ……
    オールドラゴンやインフィニティー登場は、かなり盛り上がったのに……
    以前、ストーリーは腹を括って諦めると書きましたが、此処まですると福田さんマジで心配です。

    ジャベル味方になるのではなく、あくまでも一宿一飯の恩を返すのが良かったです。

    で、予想外なのがキュビちゃんの一時離脱です。
    こればかりは予想外でした。いなくなったらそれで少し淋しい気もしますが、仕方ないです。
    音符眼魔の能力は、ああ……そういやそうだった……と若干懐かしい気がしました。

    次回は坂本監督でテンションが上がりました。脚本も毛利さんなので、捻りが少なくてもアクションが補ってくれる筈なので期待します。また、坂本監督らしくゴーバスターズのヨーコがゲストです。



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    1. こんにちは。

      >何でグレイトフルといいディープスペクターといい、大事な局面なのに盛り上がりが欠けるんだよ……

      ゴーストに限らないのですが、主要な強化フォームの初登場がいまいちというのは信じがたいですよね。
      無難に行くなら「強敵登場→ピンチ→逆転」や「精神的挫折→克服→パワーアップ」で及第点は取れるはずです。奇をてらったわけでもなく攻めてみたわけでもないのにこんな微妙な結果になることが不思議でなりません。

      >で、予想外なのがキュビちゃんの一時離脱です。

      必要性が見当たらないので退場するのは想定の範囲内でしたが、このタイミングでやるのは予想外でした。

      >脚本も毛利さんなので、捻りが少なくてもアクションが補ってくれる筈なので期待します。

      アクションは期待したいですね。ベテランの久しぶりの登板なので製作状況の試金石にもなりそうです。

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  4. この第二クールのことを改めて振り返ってみようかと思いましたが、ぶっちゃけ振り返るほどの内容が無さすぎるんですよね。味方陣営、敵陣営共に、明確に前進したと言える部分が非常に少なく、あったとしてもさらっと流してしまうので、とにかく毎週見続けるモチベーションを保つのが大変でした。一番信じられないのが、タケルのタイムリミットが当分引っ張られそうなことです。これ以上引き伸ばすメリットが微塵も感じられないのですが…

    仰る通り、キャラクターや世界観についての詳しい説明がここまで描写されないのは、意図的にやってる可能性が高いと思います。この点について、ゴーストに割と好意的な感想を持っている知人は、「バックボーンの説明とか、子供が退屈しそうな部分をあえて削っているんだろう」みたいなことを言ってたんですが…そんなに今の子供たちって集中力が持続しないものなんでしょうか。回想シーンなんかかったるいし、要らねーよって層もいるのはたしかですけど。

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    1. >味方陣営、敵陣営共に、明確に前進したと言える部分が非常に少なく、あったとしてもさらっと流してしまうので、とにかく毎週見続けるモチベーションを保つのが大変でした。

      そうですね。しかも前進した部分もアランが心を持ったりアデルが大帝を殺したり、前振りの段階で結末が見えているものばかりで物足りません。短期的にも長期的にも楽しみがないとモチベーションが保ちづらいです。

      >一番信じられないのが、タケルのタイムリミットが当分引っ張られそうなことです。

      ついに1話=1日ペースになってしまいましたね。
      私はもうこのまま今のタイムリミットで最終話まで収まるのではないかと覚悟しています。仮に生き返るかリセットするかしてタイムリミットがなくなっても話の展開には何も影響がありませんしね。死んでても生き返ってもタケルの言動に変化は起きないように思います。

      >「バックボーンの説明とか、子供が退屈しそうな部分をあえて削っているんだろう」みたいなことを言ってたんですが…そんなに今の子供たちって集中力が持続しないものなんでしょうか。

      明確な証拠は何もありませんが、そんなことはないと私は思います。
      また「子供にわかりやすいように」と考えてのこととみなすには無理があると思います。誰一人正義感を見せることもなく、行動の動機もろくに示されない現状は全然わかりやすくないでしょう。もしもゴーストを途中から見た人に「今、何をどうしようとして何に取り組んでるの?」、「タケルってなんでこんなに余裕があるの?」と聞かれたら大人でも答えられないと思います。

      >回想シーンなんかかったるいし、要らねーよって層もいるのはたしかですけど。

      回想の是非はさておき、ゴーストに関しては回想にまつわる問題を解決できていないと思います。
      私が思うに回想シーンを嫌う人がいるのは「今の問題を置いておいて別の話をする」ことが問題なのだと考えます。一言で言えば「きりが悪い」のです。しかしながらゴーストは目の前の問題を放置することはしょっちゅうです。イゴールの計画もそうですし、タケルの生き返りも棚上げにされてばかりです。これでは回想シーンをなくしても本質的な問題は解決しないと思います。

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  5. 何度も書いたような気がしますが、展開がちぐはぐですよね。マコトがパワーアップする話ならそれだけでいいのですが、アランが(今更)覚醒したり、キュビが旅立ったり、ジャベルが助けてくれたり、ガンマイザーパワーでグレイトフルが動かなくなったり、ちょっと詰め込み過ぎな気がします。1つの話で複数の展開があるときは、普通上手いこと絡み合うものですがどう見ても裁き切れていません。マコトが出てこずにアランがパワーアップしたほうがよかったんじゃないですかね。

    アクションもなんだか普通でしょうもなかったです。15偉人のパワーを持つグレイトフルが戦闘不能になっている中、ディープスペクターの何がどう強いのかさっぱり分かりません。ガンマイザーも結局はただのキックで何もなく普通に倒してしまいましたし、グレイトフルが使えればいらない子になる感が拭えません。

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    1. >マコトが出てこずにアランがパワーアップしたほうがよかったんじゃないですかね。

      私もそのほうが自然だったと思います。ネクロムの本気モード+タケルやマコトとの協力で勝てばそれで良かったと思います。
      ディープスペクターの登場は既定路線なので、どちらかと言えば「なんで今アランの話を進めたの?」という思いのほうが強いですが。やるならまだアランはヘタレさせておいて、マコトが「俺がお前を守る!」と危険なディープスペクターを使って覚悟を示す話にするべきだったのではないかとも思います。

      >ディープスペクターの何がどう強いのかさっぱり分かりません。ガンマイザーも結局はただのキックで何もなく普通に倒してしまいましたし、グレイトフルが使えればいらない子になる感が拭えません。

      ディープスペクターの強さや際立った能力は全然伝わってきませんでしたね。
      武器がリデコなのに特別感がないことは相当マズいと思います。福田さんはどうして追加戦士がやたらに強くて「もう追加戦士一人でいいんじゃない? 初期メンバー要らなくね?」となりがちなのか、原因をまるで理解していないようです。

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  6. キュビは完全に持て余していたので、とっとと退場させて良かったです。
    行く先々で怖がられたり、石ぶつけられたり、警官に追われたり、先行き不安ですが

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    1. >行く先々で怖がられたり、石ぶつけられたり、警官に追われたり、先行き不安ですが

      これはどうなんでしょうね?
      最近無いものとして扱われていますが、眼魔は不可視化できます。キュビも音符眼魔も人間には興味がないので、ずっと透明化したままでも諸国漫遊には影響はないと思います。だから匿名さんが危惧しているような事態は起こりえないかもしれません。
      そもそも不可視化しないのかできないのか、事情が何も語られていないのでよくわかりませんが。

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  7. 逃げ回ってる状況なのに、前半ではほぼ顔をうつむいて棒立ちのアラン。情けないですし、見せ方としても不自然です。うずくまって父上から離れたくないと駄々をこねるとか、そういう生きた演技にできないんでしょうか。逃げ回った挙句アデルと2度目の対面をしたところで怒りで覚醒。でもアデルは大帝を殺した時と言動同じですし、それなら大帝が殺されてすぐに怒りを爆発させてたはずです。
    そもそも、一度は大帝が死んだとアランも信じ込んでた時期があり、アランは人間界で行動してた頃ほとんど大帝を思い出してません。目の前で死んだからと言ってこうなるのが、自分には呑み込めません。

    ガンマイザーの意思でグレイトフルを止めてしまうのは本当に無茶です。この先同じことをやってもやらなくても、どちらを勝たせたいかの都合が見えてしまいます。

    イゴールがいつもの冷酷さで暴れたら、あの非戦闘要員たちは死んでたに違いありません。飛行機眼魔にナリタが殺されなかった時もそうですし、彼らにはライダーがいなくても最強のギャグ補正がかかっているのでしょう。イゴールの本命であるデミアプロジェクトは来週毛利さんが触れてくれそうです。そこで退場した方が彼は疲れなくて済みそうです。

    他の方との討論で、福田さんの見せ方は「要素の提示=説明」とおっしゃってますね。自分は、そのように最小限の説明で済ますのは、ボロを出さないようにする意識が働いてるのではないかと思います。
    今回アランが初めてスペクターからマコトへ呼び方を変えたそうですが、人間界に来る前から二人に友人関係があったことを考えるとおかしな話です。マコトがスペクターとして活動する前は何と呼んでたのかと言うツッコミどころが生まれます。アランとマコトがどんな友人だったかを一切回想しないのは、「他人行儀な呼び名を変える」シチュエーションをやりたいがために、わざと放置したのではないかと疑ってます。ゴーストではこのような事態がいくつもまかり通ってるように感じます。地獄を見てきたというのも、誰も信じられないほどの地獄という過去を描く余裕がないので、そういうしかないのでしょう。回想をやると退屈だからと言うより、先に作った既成事実と合わなくなるから、もうそんなレベルに来てるかもしれません。

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    1. >逃げ回ってる状況なのに、前半ではほぼ顔をうつむいて棒立ちのアラン。情けないですし、見せ方としても不自然です。

      あれは酷かったですね。どうしてそんな行動を取るのかさっぱりわかりませんでした。
      パニックを起こさせたり幼児退行系の行動をさせるのはかっこ悪いから嫌だったんでしょうかね。

      >逃げ回った挙句アデルと2度目の対面をしたところで怒りで覚醒。でもアデルは大帝を殺した時と言動同じですし、それなら大帝が殺されてすぐに怒りを爆発させてたはずです。
      そもそも、一度は大帝が死んだとアランも信じ込んでた時期があり、アランは人間界で行動してた頃ほとんど大帝を思い出してません。

      これもわかりませんでした。
      前者のアイコン大帝殺害に関しては、アランも生身になって戸惑っていたので自分のことに必死だったからだと考えられます。
      大帝のことを全然思い出す様子がなかったのは、まぁゴーストの問題でしょう。マコトと過ごした過去もほとんど描写されていませんし、スタッフは過去の話が嫌いなようでうす。

      仮説は考えられるのですが、考えれば考えるほど疑問が湧いてきます。
      アランのマコトに対する態度が不可解です。最初にアデルのクーデターにあったときも今回と同じく「私にはもう生きてる価値がない」と絶望していました。それを救ったのがマコトの自己犠牲でした。この点から考えるとアランにとってはマコトも重要な存在のはずです。それなのに今回大帝が死んだらマコトを助けるのも諦めてしまったのは奇妙に映ります。第一目標の大帝がダメだったなら、せめてマコトだけは救いたいと考えるのが健全で合理的な考え方です。それがマコトが現れても喜びもせず腑抜けたままというのは変だと思います。
      せめてマコトのカプセルが空だったことを踏まえて、大帝の死の直後に「マコトもさっきの住人みたいに消滅してしまったんだ」とネガティブな想像をして絶望する流れにすべきだったと思います。

      >ガンマイザーの意思でグレイトフルを止めてしまうのは本当に無茶です。

      戦いもしないうちに無力化なんて、バトルものでは一番やってはいけないことだと思います。本当にどう埋め合わせをするつもりなんでしょうね。

      >イゴールの本命であるデミアプロジェクトは来週毛利さんが触れてくれそうです。そこで退場した方が彼は疲れなくて済みそうです。

      福田さんの手が加わらないほうがマシな終わり方をしそうというお考えには同意します。そもそも予定していなかったガンマイザーが加わった時点でアデルの計画は大きく変わっていそうなんですよね。当初の予定どおりに進めているイゴールの計画に価値はあるのでしょうか。デミアプロジェクトは徒労に終わり、イゴールが使い捨てられて終わりなような気もします。

      >自分は、そのように最小限の説明で済ますのは、ボロを出さないようにする意識が働いてるのではないかと思います。

      そういう可能性もあり得ると思います。
      福田さんの人となりは全く知りませんし、脚本術すら理解できていないので論理的推測以上のことは言えませんが。少なくとも与える印象も含めて計画どおりにやっているようには見えません。

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