『仮面ライダーゴースト』 第26話「葛藤!決断の条件!」:感想

2016年4月10日

■まともでびっくり
・内容がこれまでと比べると遥かにまともで驚きました。
アカリがアランに眼魔界のことを質問したり、ちゃんと会話してるし、ちゃんと考えたり悩んだりしてました。そして結論が謎ポエムじゃありませんでした。「命が」とか「魂が」とか言い出しません。至極まともに決意を固めていました。フーディニゴーストも使う必然性があり、バトルもそれなりに盛り上がれる内容になっていました。これが当たり前のはずなんですけどゴーストの場合、驚きです。

・タケルにしか見えない航跡で発見したのも自然な流れで良かったです。
地図上のあちこちに出現していたことの意味はよくわかりませんでしたが、次回以降のイゴールの計画で意味がわかるんでしょうかね。まさか「単に移動が早い=飛行機眼魔」、とか、「東に出たかと思ったら西にも出る=眼魔が2体いることの前振り」ってだけじゃないですよね…?

・前回倒したばかりの怪人が生き返ったり、グリム→ネクロムへの移行が不自然だったり、相変わらず雑な部分もありますが、いくらかまともだっただけ素直に喜んでおきます。

・でも長谷川さんのアドリブでマシになっただけで基本的に変わらないのでしょうね…
イゴールを放置したまま眼魔界に行きましたから。この流れで明らかに暗躍しているイゴールを放置するなんて意味がわかりません。せめて、たとえば「あの汚染粒子は眼魔界から送り込まれている。大本を断つためにも眼魔界に行くべきだ」といった展開にするほうがスムーズだと思います。次回は今回の話は何だったのかと思うような雑な展開になるのでしょうね。


次回予告でアデルが増えていました。モノリス?に乗っ取られるパターンみたいですね。
自分が監禁した大帝にまで心配されていたアデルですが、どこまでも情けないことになりそうです。
この流れでスペクターの強化フォームが出るらしいことが不思議です。今マコトの話してないですよね…? ネクロムの強化フォームならわかりますけど、どこをどうすれば今の流れからマコトの強化につながるのでしょう?

コメント

12 件のコメント :

  1. 今回は普通に妥当な流れでした。長谷川さんはドライブでは微妙な話もありましたが、ゴーストではアカリを上手く生かし、安定した話を書いている気がします。ドライブは長谷川さんの担当回はその二話で完結するので自分の色を出そうとして微妙になっている印象でしたが、流れが決まっているゴーストでは好きにできる余地が少なく、結果的に功を奏しているのかもしれませんね。もともと経験豊富で、力はある人ですから。
    毛利さんや長谷川さんが安定感ある分、メインの福田さんの回の問題が目立ちます。ライダー初登板で難しいのは分かりますが…福田さんの回が一番不安になります。

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    1. 長谷川さんが良いのか単に福田さんが悪すぎるだけなのかについては、私はまだ考え中です。
      福田さんはいつまで経っても何がしたいのか、どこに芯があるのかもわかりません。現状のイゴール放置やアデルの小物化もそうなのですが、奇をてらった展開というわけでもなく単純におかしい展開が続いています。実写だからどうこう、ライダーとしてはどうこうという話ではなく、他のジャンルでも小説でも漫画でも何に使ってもおかしい筋書きに見えます。

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  2. 最後の戦闘でネクロムにチェンジしたのは、中和剤のおかげで体が回復したことを表したのではないでしょうか。もしかしてこれで時間制限の問題も解決したんですかね。

    イゴールがほったらかしにされるって前にマコトが体を取り返しに行ったときもありましたね。そもそもイゴール絡みの話を無駄に引き延ばし過ぎてるのが原因だと思いますが、まさか計画の具体的な中身について考えないまま話を進めているのかと勘ぐってしまいます。

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    1. >最後の戦闘でネクロムにチェンジしたのは、中和剤のおかげで体が回復したことを表したのではないでしょうか。

      そういう線もあるのですが、いくつか問題があります。
      こう考えるための前提条件は、フォームの強さが「ネクロム>サンゾウ・グリム」であることです。そうでなければわざわざ隙を晒してフォームチェンジする価値がありません。ですが、こう考えた場合に矛盾が発生してしまいます。以前、ネクロムが登場したての頃にアランはグリムやサンゾウを使って戦うことが何度かありました。敵対していた頃のアランは雑魚眼魔からエネルギーを吸収することもできました。この状況でグリムたちを使う必然性が見当たりません。手加減になってしまいます。タケルたちを本気で潰そうとしていたので意図的に手加減するのは不自然です。
      たとえば以前負けたときに使おうとした本気モード(仮)を使うのならばわかりますが、フォームの性能差と考えるには障害があると私は考えます。

      >もしかしてこれで時間制限の問題も解決したんですかね。

      そうなのかもしれませんね。前回と今回の描写からすると、変身時間にはアランの体調?が関係しているようなのでアランが元気になった今なら変身時間の問題も解消されたのかもしれません。

      >イゴールがほったらかしにされるって前にマコトが体を取り返しに行ったときもありましたね。

      二度目なんですよね。「タケルたちは人間世界の被害に関してはまるで関心がない」と真面目に認識すべきなのかと真剣に検討してしまいます。ヒーローとしてはあり得ない思考だと思うのですが…

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  3. ゴーストは、布石を「布石」として明確にしていない、そして「布石らしきもの」を出しておいてずーっとほったらかしていつまでも回収しない、という感じがします。

    最初から出てきている、お寺のモノリス、タケルの父親の研究。
    最近だとマコトの体が入ったカプセル、何故かタケルがナチュラルに盗める場所にあった新しい変身ベルト、長官と仙人の関係、とかとかとか。

    中途半端に少しずつ回収してるのかもしれないけど、私にはさっぱりわかりません。

    そういえば、そもそも今回のライダーたちは何のために戦ってるんですかね?
    ここからしてかなりモヤモヤしてるから、敵方の目的もさっぱりわからなくなっちゃってる気がします。
    タケルは生き返るためじゃなかったんかい?
    マコトは…体を取り戻すため、かな?
    アランはなんじゃ?心か?
    もーわかりません。

    長官と仙人の関係は、ここまで放置すると子供は「別人」として納得して受け入れちゃうと思うんですけどね。

    あくまで子供相手のコンテンツなんだから、もう少しわかりやすくならないものか、と思います。

    すっごく個人的に、アランは顔と立ち居ふるまい、声や変身シーンの手が好みなんで、そこだけはおいしくいただいてますw

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    1. >タケルの父親の研究。

      最近、もしかして…、と思ってるんですが、ひょっとしてアカリの使っている”データベース”がそうなのかなと思いつつあります。

      >何故かタケルがナチュラルに盗める場所にあった新しい変身ベルト、長官と仙人の関係、

      長官絡みはいくらなんでも説明すると思うんですけどね。それがいつで、重要なのかどうかは未だにわかりません。タケルもアカリも誰も興味を持ってないんですよね。説明しても作品内でのキャラの反応が想像できません。
      視聴者的にも何が重要で何がゴールなのかわからないので説明されても「それで…どうするの?」と反応に困りそうに思えます。

      >そういえば、そもそも今回のライダーたちは何のために戦ってるんですかね?

      私もわかりません。
      マコトはまだいいです。「妹を生き返らせるため→自分の身体を取り戻すため(友達のアランを助ける)」で、今後は「恩返しとしてタケルを手伝う」になるのでしょう。

      アランは先の目標が何なのかはさっぱりですが、とりあえず今は学習期間で、眼魔界側では「生きていた父親を救う→父親の遺言?orアデルへの復讐など自分で立てた目標」にシフトしていくのが自然でしょう。

      タケルは全然わかりません。一応、今の最優先事項は「マコトの身体を取り戻し、助ける」のようですが、その理由がわかりません。友達だからというけれどどれほど大切に思っているのかは描かれませんし、自分の命よりもマコトを優先しているのに自分の命をどう思っているのかについては毛筋ほども出てきません。何を考えているのかまるでわかりません。消去法で考えることすら困難です。


      >長官と仙人の関係は、ここまで放置すると子供は「別人」として納得して受け入れちゃうと思うんですけどね。

      私も存在としては別人だと考えています。
      「元は同じ存在が分かれたもの」とか「二人がモノリスを製造した」とか何かしらの関連性はあると思いますが、完全な同一人物ではないと思っています。

      >すっごく個人的に、アランは顔と立ち居ふるまい、声や変身シーンの手が好みなんで、そこだけはおいしくいただいてますw

      自分なりの楽しみを見つけるのは良いことだと思います。

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  4. 初めまして。毎回記事を興味深く見させていただいております。

    私は初めゴーストを6話ぐらいまで見て、視聴をやめていました。見るほどのものではないなと思ってこちらで話を追う程度だったのですが、23話をたまたま見てからは引き続き見るようになりました。なので22話以前は詳しくは知りませんが、ここ数話は比較的いい感じでストーリーが進んでいますね。それでもイゴールほったらかしの件のように気になるところはありますが……

    2体の飛行機眼魔戦でアランがグリムからネクロムにチェンジしたのって、タケルがグレイトフルになったせいですかね? 二人同時に決めるとなったときに「最大火力のグレイトフルを使うであろうタケルのもとにグリムが行ってしまうなら、ついでにネクロムに変身することでグレイトフルに集合しつつある偉人ゴーストに加えネクロムパーカーと共に敵の足を止めておこう」とアランが無意識のうちに判断した。というのはいかがでしょうか。いささか好意的すぎる捉え方かもしれませんが。

    むしろ気になったのは、タケルがアカリにビルの屋上へ呼び出されたときに何故闘魂ブースト魂に変身したかです。駆けつけるだけなら変身せずともマシンフーディーに乗って行けばいいと思うんですけどね。

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    1. はじめまして。ご贔屓いただきありがとうございます。

      >ここ数話は比較的いい感じでストーリーが進んでいますね。

      ん~、そうですね。序盤のアイコン集めに比べれば比較的マシですね。

      >二人同時に決めるとなったときに「最大火力のグレイトフルを使うであろうタケルのもとにグリムが行ってしまうなら、ついでにネクロムに変身することでグレイトフルに集合しつつある偉人ゴーストに加えネクロムパーカーと共に敵の足を止めておこう」とアランが無意識のうちに判断した。というのはいかがでしょうか。

      可能性はあると思います。ただ、積極的に肯定する材料もないように思えます。
      「グレイトフル魂に持っていかれるから」というメタ視点でのあからさまな理由の存在感が大きいです。普段「なんでこのフォームを選んだの?」とか「最初から一番強いフォームと武器で戦えばいいのに」といった問題をメタ的な理由で受け流している以上、こういう場合だけ考えから除けるというわけにもいきません。

      たとえば台詞ではなく映像で「タケルがG魂のドライバーを構える→それを見るアラン→アランが敵のほうに向き直り、ネクロムのアイコンを構える」といったシーンがあれば匿名さんの仰られるようなアランの判断という説を肯定する材料になったと思います。

      >タケルがアカリにビルの屋上へ呼び出されたときに何故闘魂ブースト魂に変身したかです。

      事前に変身しておくのは普段とは違う行動でしたね。
      変身する理由自体は、
      1)戦闘に備えるため。
      2)「変身する=普通の人から見えなくなる」なので、少しでも早く到着するために変身してバイクに乗った。
      などなど、合理的な理由はいくつか考えられると思います。
      しかし必要性うんぬんの話をすると、「じゃあ何でいつもはやらないの?」というツッコミどころがネックですね。ナリタたちから眼魔がいたという連絡を受けてる場合には準備しておかないのは変です。今回事前に変身した理由自体は推測できますが、普段の行動との不一致は説明がつけられません。

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  5. アランの改心話が自然にできていて一安心です。今までのアランは自分の都合ばかりでダブルスタンダードがひどくて嫌いだったのですが、今回のアランは「答えが分からないから確かめる」とはっきりしていて評価できます。
    アランがタケルに対して何か企んだり、アカリに手を下そうとした描写があった気もしますが、もう大丈夫ですよねきっと。マコトも帰ってくるのでこれ以上はふらふらせず、きれいなアランでいてくれるはずです。

    イゴールがジャベルに対して「戦うしか取り柄がないのにそのザマでは」と評したり、アランに「あなたは何がしたいんですか?」と問いかけたり、「今のお前はアイコンを使えないはずでは?」と今更ネクロムによるグリム洗脳を説明したり、何だか作品全体へのツッコミ役になりつつあります。これだから単なる小悪党と片付けられません。最終的に眼魔のまともな活躍ではイゴールが一番多くなりそうです。

    アデルが先週ラストで見た謎のビジョンも結局お預け。アランとマコトが眼魔の世界で組み手を始めた過去といい、引きに使っても来週にはなかったことになる描写は異物感を生むだけですよ。

    モノリスはジャベルを操ったりアデルをコピーしたりでやたらと陰に隠れてますが、モノリスこそ真の暴君とでもしたいんでしょうか。そういうオチでもないと、操り人形やコピーの素体にされたアデルやジャベルが本当に雑魚扱いです。

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    1. >今までのアランは自分の都合ばかりでダブルスタンダードがひどくて嫌いだったのですが、今回のアランは「答えが分からないから確かめる」とはっきりしていて評価できます。

      ようやくすっきりしましたね。2クールやってて初めて満了した案件だと思います。

      >マコトも帰ってくるのでこれ以上はふらふらせず、きれいなアランでいてくれるはずです。

      一つ気がかりなことはあるかもしれません。
      それは番外編の『アラン英雄伝』です。この先のアランの心境をこちらで扱うとすると、本編では何も描かれず、あるタイミングで外伝の内容が反映されたときには本編しか見ていない視聴者には変化が唐突に感じられる恐れがあります。アラン英雄伝がどんな話なのか知りませんが、時系列に大きな違いがないとしたら起こりえる事態ではないかと少し危ぶんでいます。

      >何だか作品全体へのツッコミ役になりつつあります。

      これはひょっとしたらイゴールが福田さんの下にないからなのではないかと考えています。
      イゴールが初登場したのは長谷川さんが担当した回でした。また福田さんが担当した回では登場が少なめでした。以上の点から制限が少なく長谷川さんにとって動かしやすいキャラクターなのではないかと推測します。

      >引きに使っても来週にはなかったことになる描写は異物感を生むだけですよ。

      週間ものでやることではありませんね。伏線にしても一旦終わったように見せつつ根っこは隠しておくのがスマートなやり方だと思います。

      >モノリスこそ真の暴君とでもしたいんでしょうか。

      そんな雰囲気ですね。物語全体としては人の意思が強調されているようなので、それに対して超然的な”神の意思”を敵に据えるつもりなんでしょうかね。

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  6. マルゲリータ2022年1月27日 18:14

    結構まともでしたね。ゴエモン初登場回ぐらいに。タケルが「前のマコト兄ちゃんみたいだ。」と言った時には、笑ってしまいました。

    ですが、二周目なのにこんなにもグリムが活躍していたことをすっかり忘れていました。後、ネクロムが偉人の力が使えないことも忘れてた。肉体だと、洗脳が使えないということなんでしょうかね。

    前回スペクターのバイクに乗っていたのは、失敗でしたね。後、「マコト兄ちゃん、力を貸して」とフーディーニにいうのも変でした。タケルの偉人に対する気持ちは、二周目でも分かりません。

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    1. >肉体だと、洗脳が使えないということなんでしょうかね。

      そういう話なんでしょうかね。タケルたちみたいに偉人アイコンから認められていないのは情けないことですが、後でアランの修行回があることから考えるとそうなのかもしれません。

      >前回スペクターのバイクに乗っていたのは、失敗でしたね。

      乗り物は基本的に鬼門だと思います。移動用の物なので移動に使わないこと自体が不自然なので、使ったり使わなかったりするのは更に不自然に見えてしまいます。コンスタントに使う気がないなら一回も乗らなくていいと思っています。

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