『動物戦隊ジュウオウジャー』第11話「動物大集合」:感想

2016年4月24日

【ストーリー】

■一人はみんなのために、みんなは一人のために
・今回の主要テーマはこの言葉だったのかなと思いました。
大和は4人のために一人で戦うべきだと思い、4人は大和を助けるために自分たちの目標だった帰ることを断念する。どちらも一般市民や地球のためではなく、5人の内輪で収まっているからこその「”俺たち”を舐めるなよ!」だったのかなぁと思いました。

・大和とおじさんの芸術家と学者の違いの話も良かったです。間接的に今回の話のテーマに関わっているところが上手いと思いました。
二人の話の争点は事実と真実でした。これは大和と4人の行動を表しているのだと思います。大和は4人が別世界の住人であり帰りたいと思っているという”事実”から一人で戦おうと考えましたが、4人の気持ちはそうではありませんでした。4人にとっては大和は仲間であり、見捨てることなど考えられないことでした。それが”真実”でした。どちらが間違っているわけでもなく、お互いに思いやっての行動でした。

・そこから2体合体に持っていく流れが実に良かったです。
現実的なことも気持ちの問題も両方理解してわかり合ったことがパワーアップにつながることがとても自然な展開に思えました。「必要なアイテムは揃っているのになぜ今までできなかったのか」という問題も解消していて隙がありません。ノルマとストーリー展開をどちらも上手く組み込んである良いお話だったと思います。

■不自然な流れ
・全体的には良かったのですが、途中の王者の資格に関する流れは引っかかるところがありました。

・1つ目は大和の単独行動です。
大和は4人は帰りたがってるからと鳥男の元に向かわせ、一人でギフトと戦い始めました。しかし4人が帰るためには大和の持つ王者の資格も必要なはずです。4人が鳥男の持つ王者の資格を手に入れられたとしても大和が王者の資格を持ったままやられてしまっては4人は帰れません。大和が4人を帰す気でいたのなら、自分の王者の資格を理由をつけて4人に預けるか家に置いていくほうが自然なように思えました。

・もう1つ不自然に感じた点は鳥男が王者の資格を落とした後のシチュエーションです。
鳥男が完全にダウンしていました。王者の資格も近くに落ちていました。あの状況なら大和を助けに行くか迷う必要はなく、王者の資格を拾ってから大和のところに行ってもタイムロスはほとんどないように見えました。
話の流れからすると、鳥男は一撃くらったもののまだ戦える状態で「王者の資格を拾おうとすれば鳥男との戦いが続く。戦い続ければ倒せるだろうが時間がかかる。そうなったら大和は助けられないかもしれない」という両立できない二択であるべきなように見えました。撮影でミスしているように思えてなりません。


【アクション】

■ワイルドジュウオウキング
・素手で戦うのが野性的で良かったです。武器も内蔵火器も持たないとは珍しいですね。

・合体するときにキリンとモグラだけ番号呼びがないから腕になって、後に出てくるキューブアニマルと交換可能な換装武器になるのかと思いました。全然関係無かったですね。足の横につくだけで完全に余ってました。ちょっとズッコケました。

■何だかウルトラマンっぽい
・必殺技の撃ち合いを町並みも含めて俯瞰で見下ろす撮り方がウルトラマンっぽく感じました。
前回の巨大化したギフトがビル街を歩くシーンも怪獣っぽく感じましたが、意識的にやっているんでしょうかね。演出としては良いと思います。


次回からはゲストキャラを登場させてのいつもの個人回が続くそうです。
そして次回の脚本がなんとプリンセスプリキュアの田中仁さんだそうです! これまでに戦隊やライダーに登板したことはないので驚きました。現行のプリキュアに参加せず、戦隊にゲスト参加するとはどういう成り行きなのでしょう。プリプリも流れが自然だったので香村さんとの相性は良さそうに思えますが、どうなるでしょうか。新展開の方向性も含めて楽しみです。


コメント

14 件のコメント :

  1. 5人の感情が自然に描けており気持ちが高ぶるお話でした

    細かい突っ込みどころとしては
    ・ジュウオウイーグルはなぜキューブイーグル・ゴリラで戦わないのか
    ・4人は王者の資格を手にしてから大和の元に行けたのではないか
    というところでしょうか
    それでもキャラクターのドラマに見ごたえがあったおかげでそこまで気にはなりませんでしたね

    OPの5人の群れという表現が見事に伝わってきたと思います。

    ワイルドジュウオウキングの特撮も非常に見ごたえのあるものでした、8体合体の変形シークエンスもミニチュアでやってもらうと非常に迫力がありました

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    1. ライスさん、はじめまして。

      >5人の感情が自然に描けており気持ちが高ぶるお話でした

      5人の心境に触れて、そこから二体合体につながる展開は良かったですね。

      >・ジュウオウイーグルはなぜキューブイーグル・ゴリラで戦わないのか

      これに関しては「合体しても勝てなかったから単体では無理。まだ小回りが聞く生身で撹乱するほうがマシ」という判断だったのかなぁと思いました。これだと生身が強すぎますけど。

      >ワイルドジュウオウキングの特撮も非常に見ごたえのあるものでした、8体合体の変形シークエンスもミニチュアでやってもらうと非常に迫力がありました

      8体合体のビジュアルは良かったですね。
      一つ一つが一塊になっていてどっしりしているのでシークエンス一つ一つに迫力がありました。普段の戦隊ロボのやや無理のある変形や分割よりもよほど自然な印象を受けました。最初にキューブという大きな嘘を突き通したのは正解だったように思いました。くっつけだけ合体には説得力を感じませんが、積み木合体には説得力を感じます。

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  2. 今回の感想は本当にowlさんの書かれたことに、良かったところも「おりょ?」となったところも同感です。

    大和とおじさんのシーンは良かったですね。
    ちょっと忘れかけてた「大和が動物学者」だということを思い出させるだけでなく、おじさんが芸術家である意味がこれだったのか!と、解りやすく対比と意味が描かれていました。

    だからこそ、その展開からの「王者の資格の矛盾」がきになっちゃいましたよね。

    大和が変身したときに「あれ?キューブ持ってるんだ。じゃあみんなが鳥男から取り戻せたとしても、すぐは帰れないじゃん」と思いましたから。

    鳥男との戦いは、確かに最後鳥男のもうワンパンチがあったりしたら「もうちょいで勝てるかもしれないけど、まだ時間がかかってしまうから、大和とどっちを優先しよう」が成立したかもしれませんね。

    今回はワンクール終わった節目回なんでしょうかね?

    今までの11話、細かい矛盾はありましたがそれはニチアサの十八番と目を瞑れるレベルで、なかなか矛盾も少なく善悪がとてもシンプルで解りやすい作品だな、と楽しめています。

    前シリーズは物語を進めるときに、どうしてもベテラン役者であるお爺ちゃんとお父さん頼りになっていたように感じましたが、今回は5人と敵でちゃんと物語が成立してると思います。

    そのぶん、後でおじさんが大きく絡んできたときにぐっと面白くなるのかな、とちょっと期待しちゃいます。

    その期待のベースにあるのは、若手なりに頑張っている人間+人間態の5人の演技と、それを期待?底上げ?激励?しているかのように生き生きと演じていらっしゃるスーツアクターさんたちの努力のたまものだと感じます。

    そして、今の5人がまとまっているので、6人目が入ってどうなるのかなぁ、どうするのかな、と期待と不安があります。

    ひとまず、鳥男と大和の両親の話の展開が気になります。

    余談ですが。
    今日も息子に「この新しいロボットも本に出てたね♪」と言われました。
    …本人は特に残念そうではないので安心してるんですが…今後、同様の本を買うかどうかは、よく考えてからにしようと思います。

    オマケが小さい変身キューブだったから買っちゃったんですよねぇ。

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    1. >ちょっと忘れかけてた「大和が動物学者」だということを思い出させるだけでなく、おじさんが芸術家である意味がこれだったのか!と、解りやすく対比と意味が描かれていました。

      おじさんの話は面白かったですね。
      芸術家の設定は、「家を貸したら空気になるよくあるお父さんポジション+被り物によるギャグ」という程度の意味かと思っていたので、しっかりと芸術家の立ち位置を活用していて驚きました。

      >今回はワンクール終わった節目回なんでしょうかね?

      そう考えて間違いないと思います。
      今回の内容と次回の内容からしても今回が第一クールの締めくくりだったと思いますし、東映の公式ページにも「この12話を皮切りに、13話、14話とゲスト話が続きます。第2クールとでも呼びましょうか、」と書かれています。

      >そして、今の5人がまとまっているので、6人目が入ってどうなるのかなぁ、どうするのかな、と期待と不安があります。

      こういうワクワク感は嬉しいですね。
      近年では追加戦士は12話前後で登場してしまいますが、それだと初期キャラの掘り下げが充分に終わらず、新しい登場人物が増えたことによる変化が発揮されにくくなってしまいがちです。鳥男のような第三者ポジションを使って、上手く話を回すのは良い方法だと思います。

      >今日も息子に「この新しいロボットも本に出てたね♪」と言われました。
      …本人は特に残念そうではないので安心してるんですが…今後、同様の本を買うかどうかは、よく考えてからにしようと思います。
      オマケが小さい変身キューブだったから買っちゃったんですよねぇ。

      難しい問題ですね。オマケが魅力的なのは当然ですし、オマケで遊ぶことの楽しさもあったほうが良いと思います。
      私としてはお子さん本人の意思を尊重するのが良いかと考えます。雑誌を見続けるほうが「見ちゃうと先がわかってつまらないから見ない」と自主的に考えるようになる可能性もあると思うからです。先の展開を知っているほうが楽しめるから見るというのであれば、それはそれで一つの正しい見方でしょう。

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  3. 5人の絆が強まって全合体ロボ→撃破の流れは王道ですが、分かりやすくてきれいな流れでしたね。不自然な点も少なくて、非常に見やすかったです。

    ただ鳥男ダウンのくだりと、個人的にはギフトの休み時間長過ぎね?というのが気になりました。「久しぶりに出したからあんまりエネルギー溜まってない」くらいのフォローがないと、本当に短時間に星何個も滅ぼせたの?と疑ってしまいます。私がどこか見落としてしまっているだけですかね?

    それと、鳥男がイーグライザーを使っていましたが、鳥男は特別なジューマンなんでしょうかね。何か説明があるのを楽しみに待っておきます。

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    1. >個人的にはギフトの休み時間長過ぎね?というのが気になりました。「久しぶりに出したからあんまりエネルギー溜まってない」くらいのフォローがないと、本当に短時間に星何個も滅ぼせたの?と疑ってしまいます。

      私はギフトを作ったのもジニスの遊びの一環だろうと考えています。
      本気で侵略用に作ったわけではないものであればエネルギーなどに欠陥があっても不思議はないかと。下手したら「そのほうが見ていて面白いから」という理由で”エネルギーチャージの時間はランダムで製作者のジニスですら把握できない”なんて仕様があるやもしれません。

      >鳥男がイーグライザーを使っていましたが、鳥男は特別なジューマンなんでしょうかね。

      あれはどういうことなのでしょうね。
      「大和だけ専用武器のイーグライザーがあるのは大和が人間だから」ではないかと言っていた人がいましたが、鳥男も使えるとなると話が変わってきます。ラリーさんに影響がなかったので、ジューマンパワーを渡したときに大和の力が鳥男に流れ込んだという線も考えにくそうです。イーグライザーも鳥男の力の一部なのか、それとも何か秘密があるのか気になるところです。

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  4. 前回は帰る手掛かりが見つからなくても戦うと4人が決意し、今回は帰るチャンスを後回しで戦う。順当な成長が前後編で見られ、綺麗な構成でした。大和が一人で戦おうとする気遣いは、無茶過ぎて途中までその意味に気づかなかった位でした。どちらも見上げた思いやりです。
    おじさんは、ベテランの寺島さんがいい風格を出してました。この人、どのドラマでも仕事人と言う印象ですからね。
    4人が迷ってたのは、倒れた鳥男が上半身を起こして、王者の資格ににじり寄ろうとする素振りがあったからと見えました。ジュ―マンパワーを渡してるのに、全然弱体化してる気がしないツワモノですから、あれでも予断を許さない戦況だったのでしょう。そこから考えるに、鳥男は自分の強すぎるジュ―マンパワーをもてあまし、ジュ―ランドを嫌って人間社会のそばに身を置いてるのかもしれません。ジュ―マンパワーを得てしまった大和も心配してるのかも。

    キリンとモグラはあの突進のためのブースターになってると思います多分。ギフトもワイルドジュウオウキングも他のロボより巨大なので、ああいう巨大演出は魅せ方に一役買ってましたね。

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    1. >順当な成長が前後編で見られ、綺麗な構成でした。

      きれいな構成でしたね。そこもつなげるのかと思うようなところまで拾ってあって感心しました。

      >あれでも予断を許さない戦況だったのでしょう。

      脚本の意図した状況はそういう状況だったのだろうと思います。
      映像面でミスがあったと考えています。鳥男をもっと戦える状態に描くか、それか落とした王者の資格が崖から落とすくらいに4人から引き離す必要があったと思います。

      >鳥男は自分の強すぎるジュ―マンパワーをもてあまし、ジュ―ランドを嫌って人間社会のそばに身を置いてるのかもしれません。

      そもそも2つの世界だけがつながっていることが謎といえば謎ですし、ジューランド関連にも秘密がありそうですよね。

      >キリンとモグラはあの突進のためのブースターになってると思います多分。

      ブースターですか、なるほど。ロボにブースターは珍しくありませんが、戦隊の巨大ロボでブースターは珍しい気がしますね。

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  5. 鳥男がジュウランドを「あんな世界」と表現した件で、ふと思い浮かんだのですが。

    「食物連鎖」が関係してるのかな、と。

    食物連鎖で動物のバランスが取れている人間の世界に対し、それがないジュウランド。
    それを、何かの理由で「歪んだ世界」と感じて「あんな世界」と表現した、なんていかがでしょう。

    ジュウランドは食物連鎖(動物の強弱)がなさそうなのに、変身で「○○の王者」となのってるのもちょっと不思議?(笑)

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    1. >「食物連鎖」が関係してるのかな、と。

      なるほど。あり得るかもしれません。
      今のところ判断材料が足りないので何とも言えませんが。ジューランドもジューマンの食生活がわからないんですよね。唯一あったのはタスクと納豆くらいで、それも普通の納豆が嫌いな人間の反応と同じで判断材料にはなりません。

      >食物連鎖で動物のバランスが取れている人間の世界に対し、それがないジュウランド。

      その題材を扱う場合、個人的に気になるのは「人間の食物連鎖における位置」です。
      ジューマンで扱うならば人間に関しても語らないのはフェアーでないでしょう。

      >ジュウランドは食物連鎖(動物の強弱)がなさそうなのに、変身で「○○の王者」となのってるのもちょっと不思議?(笑)

      名乗り口上に意味を求めると難しいですね。
      現実的に考えると象とライオンなんてアフリカでは両方生息していますし、虎とライオンも地域によっては生息域が重なります。
      「『○○の~』というのはジューランドでの地域分けのこと」と考えようにも、実質的にレオに負けたことを気にしてるセラが王者なんて名乗るとは思えませんし、アムなんて変身の力なしでジューランドで王者を名乗る資格があるのか怪しいです。
      何か明確な意味があると面白いのですが、難しいだろうと私は考えています。

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  6. いつもジュウオウジャーをより楽しむために参考にさせていただいております。
    大和が王者の資格を託したり置いていかなかったのは、自分が負けるなどと考えるのは許されず、何が何でも一人でギフトに勝って「ほら、俺一人で大丈夫だから」と送り出さなければならない
    でなければ4人も安心して帰れないし人間世界にも無責任だ、と思い込んで一人で背負い込んでいたのでは?と思いました。
    「王者の資格も見つからないのにスイッチが見つかるのか」という不安を「じゃあスイッチ見つければ王者の資格も見つけられるよね」と希望にひっくり返す思考回路の持ち主ですから。
    で、そんな無謀すぎる大和にある意味視聴者を代弁して突っ込んだのがレオの「何やってんだバーカ」じゃないかなと思いました。

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    1. ご愛顧いただきありがとうございます。

      >でなければ4人も安心して帰れないし人間世界にも無責任だ、と思い込んで一人で背負い込んでいたのでは?と思いました。

      なるほど。筋は通っていると思います。
      私は少し懐疑的です。というのも大和は「4人が安心して帰れる」といったことは考えていなかったように思うからです。私が思う大和のイメージでは、4人が帰ることは当たり前のことだと考えています。たとえば今まで「4人がいなくなったら寂しい」など自分の思いを語ったことがありません。生き死にに関してもあまり語ったことがありません。こういった点から大和は物事の在り方に関してはドライで、「物事はなるようにしかならない」といった諸行無常の考え方なのではないかと私は考えています。
      4人帰ることは当然のことであり、帰還を最優先するのも当たり前のことでそれに関してはどうとも思わない。4人がいないのなら1人で戦うのも当然のこと。その結果が今回の単独攻撃ではないかと考えています。

      論理的な思考の末と考えるには「大和の王者の資格もないと帰れないのだけど…」という点を無視したことが謎ですが。これも考慮済みと考えるにも、「1人で戦って倒した後に渡すつもりだった」というとんでもない思考になってしまいますし、どう捉えれば矛盾がなくなるのか私もよくわかっていません。

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  7. 言葉足らずで何度もすみません。
    私はその、「大和は1人で闘って倒した後に渡すつもりだった」と考えています。
    大和が単独で見せた戦いは王者の資格で変身してこそであり、さすがにそれなしでは勝機もない。
    そして「この世界は俺一人で守る」がはったりでなく本心なら、ギフトを1人で倒し、かつ生還しなければなりません。まだデスガリアンはオーナーも幹部も残っているから、今後も攻めて来るのはわかっているのに死ぬわけにはいかない。もし相討ちや負けて死ぬかもと考えるのなら、自分と繋がりある人間達のためには帰りたがっている4人の力を借り続けることも考えなければ無責任です。頼めるのは大和しかいないのですから。でも4人の心情を思えば大和にはできないでしょう。
    また、ラリーさんの時に自分を呼ばずに戦いに赴いた4人なら帰った後の自分を心配してしまうかもしれない。
    だから大和には「1人でギフトに勝って自分だけで大丈夫だと自分にも4人にも証明し、その後に自分の王者の資格を渡して4人を返したあとまた1人で闘う」というとんでもない結論を出すしかなく、「俺がふんばらなきゃ4人は帰れないんだ」と大まじめに実現しようとしたのだと思っています。

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    1. >その後に自分の王者の資格を渡して4人を返したあとまた1人で闘う」というとんでもない結論を出すしかなく、「俺がふんばらなきゃ4人は帰れないんだ」と大まじめに実現しようとしたのだと思っています。

      こういった点で解釈が異なるようです。
      私は、大和は現実的な思考の持ち主でこういった賭けのようなことはあまりしないと考えています。こうした状況であればむしろ王者の資格を置いていって「みんなはジューランドに帰ってくれ。これは地球の問題だから4人を巻き込むわけにはいかない」と言うように思えます。勝てる勝てないかわからない状況で確実にできることをやらないとは考えにくいと思います。もしも地球の平和のために勝つことにこだわるならば、4人に無理を承知で「いっしょに戦ってほしい」と頼むのではないかと思います。

      正義や他人の生き死にに異常にこだわるようなパラノイア的な気質があれば常軌を逸した矛盾をはらんだ行動もわからなくはないのですが、大和にはそういうイメージが湧いてきません。無責任に他人の命を勝手に賭けるタイプには思えないのです。

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