『仮面ライダーゴースト』 第23話「入魂!デッカい眼魂!」:感想

2016年3月20日

【ストーリー】

■読解力不足
・まさかタケル殿が「勝ち目が薄いと知りながらも一縷の望みをかけて強大な敵と戦う戦士」だったなんて知りませんでした。そんな大きな覚悟を背負っていたことすら読み解けないなんて私の読解力には困ったものです。そんな思いを抱いていたなら突然心がポッキリ折れてしまうのも無理はありませんね。冒頭のナレーションで毎回強調しているようにタケルは「18歳」の若者ですからね。そんな頑張り続けてきた青年が挫折し仲間の支えによって奮い立つ、2クール目のクライマックスにふさわしい感動的な内容、だったのでしょうね。私は読解力が足らないためわからないのですが。

・理解力が足りていない身としては、どうして今までタケルが折れなかったのが不思議でした。
心が折れて周りに八つ当たりするのは当然起こりえることだと思います。でもそれなら1話で殺された時点でキレてるほうが自然だと思います。
不満を抱えた人間がアイコン集めよりも眼魔被害者を救うことを優先したり、カノンを助けるために願いを使うことを躊躇なく決めたりできるとは思えません。よほどの聖人でない限り、自分の命を優先するのは当たり前であり、まして自分で戦い苦労して集めたアイコンなら自分のために使うのは当然の権利でしょう。そうしないということはタケルは相当な聖人なのだろうと思っていたので、今回の展開が理解できませんでした。

・タケルの説得にキュビちゃんが出てこなかったことも理解に苦しみました。
今回の流れは「タケルがつないできたものが新たなつながりを生む(マコト→アラン、仲間たち→タケル)」という流れだったと思います。これなら最も新しく生まれた関係であり、最も縁遠いはずの関係であるキュビちゃんが加わらないと説得力が半減してしまうと思います。
明らかに不自然なので意味があるのでしょうね。たとえば今回突き放したことでキュビちゃんが不信感を募らせて再度関係を結び直すとか、怒って敵に戻ったと思ったら内側から工作するためだったとか。いったいどんな展開が待ち受けているのでしょう。

■祝!マコト退場
・マコトが一時退場になりました!
これで仕切り直しが図れますね。居続けたらかませ決定のグレイトフル魂の販促期間も避けることができ、一石二鳥です。
もう1,2話でもう帰ってくる算段がつきそうな気もしますが、気のせいでしょう。30話くらいに前振り無しでタケルたちのピンチに強化フォームで颯爽と登場するくらいはしてくれないと困ります。

■眼魔世界の住人
・前回のカプセルの人たちは眼魔世界の住人だったんですね。
タケルが読み取った記憶では風景に色がついていましたが、昔は眼魔世界もああだったということでしょうか。アランは人間世界に来るまで色付き世界を見たことがない様子だったので、住人がカプセルに入ってからかなり年月が経っているようです。


【アクション】

■グレイトフル魂
・初期ベルトに追加パーツを付ける形かと思っていましたが、完全に別物のベルトなんですね。最近では珍しいやり方で少し驚きました。

・見た目は普通にかっこいいですね。
各アイコンの顔がついていますが目立たない分、ディケイド・コンプリートフォームよりだいぶマシでした。ただ、ゴーストの主要モチーフであるパーカーの意匠は全然感じられません。どの辺りに関連性があるデザインなのでしょう。黒地に金縁取りでいかにもかっこいい系ではあるものの、どこかで見たことあるような印象で、特徴的な目つき以外ではゴーストらしさを感じません。

・活躍の仕方はさすがゴーストでした。私には全然意味がわかりません。
なんであんなわけわからない敵を登場させたのでしょう? 敵も強化したら話がボヤケてしまいます。しかも攻撃を弾いて、次に何をするのかと思っていたらいきなり必殺技で呆然としました。既存のアイテムの集大成系の変身というと、フォーゼのコズミックステイツにしても、ディケイドのコンプリートフォームにしても「各能力を全て同時に使いこなせる」ことが多いのですが、全く披露しなかったグレイトフル魂にはそういう能力はないということなのでしょうか…


次回は戦隊とのコラボ回の模様です。
脚本は毛利さん。隙間の穴埋め役が板についてきましたね。いくらかゴースト本編に関わる内容もあるようですが、毛利さんなら少しはまともな感じにしてくれるかもしれません。


コメント

16 件のコメント :

  1. おそらく何ですけど、眼魔側に現在の幹部より上位の存在が示唆されている可能性があります。違うと思いますが、もしそうならアデルや他の眼魔幹部たちの小物化を加速させているだけだと思います。

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    1. >眼魔側に現在の幹部より上位の存在が示唆されている可能性があります。

      今回乱入したモノリスのことでしょうか?
      アデルたちは小物だからリストラするのは構いませんが、今から出す必要はないと思います。ますますアデルたちに興味がなくなってしまうので。

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  2. タケルがああいう発言をしたのは、眼魔界に大勢人間がさらわれてると思って、目の前の人間しか守れなかった自分の無力さを痛感した・・・という心理だと思います多分。今までは眼魔が散発的な活動しかしてない認識で、ついでに人助けをしているつもりだったんでしょう。眼魔の活動を調べようと思ってたわけでもないので見込みが甘かった、これにつきます。

    自分としては「早く眼魔界とのつながりを断ち切らないと」という正解に近づいて見えただけに、今回のタケルの無様な動揺は、周りから総スカンさせるためにわざとやってると見受けられました。事情を説明すれば少なくとも人間界の仲間は納得せざるを得ないはずです。マコトからは殴られ、偉人アイコンや仙人からはそっぽを向かれ、アカリと御成にはマコトのように戦えと駆り出されて散々でした。「眼魔界と分かり合いたい」と言うお題目を掲げても、助かるのはアランなど一握りであると目に見えてますからね。少なくともアランを生かすならアデル一派は処刑確定でしょう。

    マコトは一度絶交したはずのアランのために退場するとは思いませんでした。タケルを戦いに引っ張り出すためでもあるんでしょうけど。

    アランは自分の肉体のことも覚えてないようなので、生まれた時からカプセルにいる世代なのかもしれません。

    グレイトフルはネタバレでは他のアイコンの技を発動できるので間違いないそうです。尺が詰まっていて使わなかったのかもしれません。今回一番のがっかりポイントは眼魔ウルティマです。同時期に眼魔ウルティマ・ファイヤーという強化形態がライダー魂とテレビ本編の両方に登場したわけですが、落差がひどいものです。登場経緯、デザイン、アフレコ、周りの反応、活躍、どれをとってもテレビの方が圧倒的にダサい。ライダー魂でラスボスを張ってるのにテレビでこんな扱いされて悲しくなりました。噛ませにするなら出たばかりのウルティマのままでよかったんじゃないでしょうか。こんなところで別のデザインを無駄遣いする意味が解りません。

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    1. >タケルがああいう発言をしたのは、眼魔界に大勢人間がさらわれてると思って、目の前の人間しか守れなかった自分の無力さを痛感した・・・という心理だと思います多分。

      普通ならそういう線があり得るんですけど、ゴーストにはそこにつながるラインが断たれているんですよね。タケルが人がさらわれていることを知らなかったならまだ成立する可能性がありましたけど、イゴールやアカリとの会話で魂を資源として使っていることまで知っているはずです。知っていたのにこれまで助けようともせず、代わりに「眼魔と友達になれるかも」なんて言ってきたので今更人間が犠牲になっていることにショックを受けるのは変だと思います。

      >今回のタケルの無様な動揺は、周りから総スカンさせるためにわざとやってると見受けられました。

      ストーリー構成としてはそういう話だったと思います。
      問題は前提になる「いつものタケル」がわからなかったことです。

      >少なくともアランを生かすならアデル一派は処刑確定でしょう。

      タケルなら無言で殺してもおかしくなさそうですが、どうでしょうね?
      アランやキュビの件から考えると、眼魔の問題は「無知であること」だと思います。人間世界のことも、自分たち眼魔世界の在り方も何も考えずに盲信してきたことが現状を招いたはずです。この場合、考えを変えられればアデルも殺す必要もなくなるでしょう。もっとも甲冑眼魔や今回のジャベルを無言で殺したタケルなので、殺す殺さないの判断材料は謎ですが。

      >アランは自分の肉体のことも覚えてないようなので、生まれた時からカプセルにいる世代なのかもしれません。

      今のところはそんな感じがしますね。
      この場合「そもそも子供が生まれるのか? 産む必要があるのか?」といった疑問がありますが。誰も死なない完璧な世界のはずなのにわざわざ子供を増やすというのは奇妙な感じがします。自分の息のかかった人間を増やしたいだけだと大帝が小物化してしまいますし。そう考えると、アランたちは眼魔世界がアイコン化する前に生まれていたとするほうがスムーズに思えます。いまいち、綺麗な落とし所が見当たりません。

      >噛ませにするなら出たばかりのウルティマのままでよかったんじゃないでしょうか。

      なんでパワーアップさせたんでしょうね?
      素のウルティマに負けてたのだから、そのままでも逆転劇には充分だったと思います。ファイアーになった後に激闘を繰り広げるならともかく、飛び道具を弾かれていきなり必殺技で終了ですし。何がしたかったのかまるでわかりません。ウルティマやウルティマファイアーも今度プレミアムバンダイで発売されるのでしょうか?

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  3. マコトが退場しましたね。どのくらいで復活するかはわかりませんが
    おそらく、ゴーストのテーマは「ヒーローは一度死んで蘇る」だの「切ないライダー」だののキャッチコピーから察するに、命の尊さとか、残された者が死んだ者の意思を継ぐ、とかそんな感じだと思います、それ自体は古典的といってもいいですし面白く処理できるなら結構なことだと思うのですが
    主人公サイドがしょっちゅう消えたと思ったらすぐ復活するので、個人的に説得力を感じません。
    今回も、今まで何度も仕組みがよくわからない復活劇を何度も見せられたうえで「命を繋ぐ」とか言われてもなあ・・・と思ってしまいました。

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    1. ゴーストはストーリーの根幹要素と思われる部分ほど内容が曖昧で展開も唐突なので何が言いたいのかわかりません。タケルの話にしてはタケルが全然描かれませんし、命や人と人との結びつきなど人間全体の話にしてはタケルだけに権限が集中し過ぎています。

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  4. アデルは大帝の部屋にあったモノリスについては詳しく知らない様子でしたね。下手をしたら大帝に攻撃を仕掛けた瞬間に襲い掛かってくる可能性もあったと思うんですが、そんな場所に一人でノコノコ向かうとは、勇敢なのか注意不足なのか…今後あのモノリスがキーアイテムとなる伏線を張りたかったのは分かるのですが、何故あんな訳の分からないタイミングだったんでしょう。もっと前にいくらでもチャンスはあったと思いますが。

    マコトは前回体を取り戻すことに失敗して多少落ち込んでるかと思いきや満面の笑みを浮かべてアランに食事を差し入れに来たのでビックリしました。この先もし強化を貰うとしたら向こうでアリアかイーディスにでも貰うんですかね。

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    1. >アデルは大帝の部屋にあったモノリスについては詳しく知らない様子でしたね。

      またバカ度が上がりましたね。こんな馬鹿がトップの組織をどう怖がったらいいのか反応に困ります。早く長官なりアリアなり、黒幕になってアデルを操ってくれる大物が現れてほしいです。

      >マコトは前回体を取り戻すことに失敗して多少落ち込んでるかと思いきや満面の笑みを浮かべてアランに食事を差し入れに来たのでビックリしました。

      「元々一か八かの計画で、それが失敗したからもう諦めきっている」という線もなくはないのですが、マコトが何を考えているのかはさっぱりわかりません。

      >この先もし強化を貰うとしたら向こうでアリアかイーディスにでも貰うんですかね。

      既に登場済みのキャラだと作れるのはイーディスか、仙人。どちらかを作ったものを誰かが渡すならアリアでも誰でも可能でしょうね。後は洗脳されて再登場して、イゴール製の強化アイテムでも使うとかでしょうかね。

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  5. ヒーローの定義はズバリ『子供が憧れるカッコいい英雄』に尽きます。
    初代仮面ライダー1号やゴレンジャーから始まり、V3やスーパー1、クウガやハリケンジャーなど年代ごとにその時代子供だった人々はそれぞれのヒーローを心に持っているでしょう。
    しかし仮面ライダーゴーストの主人公、タケルになりたいと思う子供はいるのでしょうか?
    いや、いるのでしょうが大人たちはアレをヒーローとは認めたくないでしょう。
    一度死んでもあっけらかんとして、みんなを守る、自分を信じるとか聖人じみたことを言っておきながらすぐになやみ粗悪な行動をとる。
    敵とも仲良くなろうとするかと思えば、まるでストーカーかのように追い回す。
    少しでも理解しあえそうな敵と出会えたかと思えば、あっけなく倒す。

    …私はこれがヒーローだとは信じられません。
    『情緒不安定で二面性を持った一度死んでいる若者』ぐらいにしか見られません。
    コレを主人公に置くぐらいならばアランを主人公にした方が盛り上がるし、ストーリーも作りやすい。
    一度にそんなことを考えた、この23話でした。
    一体どうすればゴーストは良い作品になったんでしょうかね。悩みます。

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    1. 私は少なくともいわゆる「ヒーローもの」にするつもりはないのだろうと考えています。
      ヒーローだとすれば、特定の人にとっての相対的なヒーローにしたいのではないかと思います。「世界を守る!」「悪を許さぬ絶対正義」なんて大上段に構えたものではなく、小市民的立場から挫けながらも歩み続けて小さな結果を掴み取るような、視聴者が自分を重ねあわせて感情移入させるタイプではないかと思います。
      もっともタケルを見て、「こいつは俺だ!」と思う視聴者がいるのかは疑問ですが。

      >一体どうすればゴーストは良い作品になったんでしょうかね。悩みます。

      ゴーストの骨子が私には未だにわからないので何とも言えません。
      たとえば、「タケルは死んでいる」という設定を無くしたらゴーストではなくなるのでしょうか?
      人間世界と眼魔世界という構造を変えたらゴーストではなくなるのでしょうか?
      玩具以外に何を変えてしまうとゴーストでなくなるのかすら私にはわかりません。

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  6. 今回のタケルの慌てぶりは割と自然な反応に思えました。別世界に行って恐ろしいものを見たら普通はああなりますよね。ただ残念なのが、怪物に殺された父親から送られてきたものに触れたがために怪物が見えるようになり、怪物に殺され、仮初の命となり、神隠しにあったと思っていた幼馴染と命を懸けて闘い、幼馴染の妹の為に自分の命を犠牲にしても全く絶望することなく、父親の意志を受け継ぎ、自分を殺した怪物の同族とも分かり合おうとしてきた、今まで私が半年近く見てきたタケルと全くの別人だったことです。え?急に?そんなに?と驚きました。先週の甲冑眼魔とのいい話風の決闘が急に怖い感じになってしまいます。眼魔世界に魂置いてきちゃったんですかね?

    マコトはアランには人間の立場から、タケルには元やさぐれの立場から話をしていたので、しくじり先生としてのいい立場を見つけたかと思いましたが退場しましたね。不可解なフーディーニ禁止が解けたので盛り返すかと少し期待しましたがダメそうですね。いっそ変身できなくなればまた活かし方もありそうですが、こうなった以上しばらくまたお休みしておいてもらったほうが良さそうですね。

    グレイトフル魂は本当に英雄の多数決だったんですね。製作陣も英雄の扱いに困っている気がします。今回タケルから眼魂が飛び去ったことで、西園寺やアランのほうがまだ今回のタケルよりマシだった、ということになりそうですが、そんなことってあります?鎧武のダンスやドライブの車・警察といった具合に、毎年何かしらモチーフやコンセプトでおざなりになっていくものがありますが、今年は頑張って攻めていますね。個人的には少し諦めてもらったほうが良かったです。

    謎のジャベルパワーアップは驚きましたね。モノリスはラスボス候補の一つだと思うのですが、今回無駄に出てきて一発で沈んでしまったせいで「あれ?今グレイトフルで殴り込めば眼魔世界ワンパンじゃね?」と思ってしまいます。製作陣の皆さんには全体に加減というものを意識してほしいと思ってしまいます。

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    1. >今まで私が半年近く見てきたタケルと全くの別人だったことです。

      今までの様子と全然噛み合わないんですよね…
      これまでは心が麻痺していたと考えようにも長過ぎます。人の生き死にに敏感なら、どうして魂を奪い去ることに反応しなかったのか不思議でなりません。

      >グレイトフル魂は本当に英雄の多数決だったんですね。

      願いはまだ叶えていないので、英雄にとって重要なのは願いを叶えていいかどうかだけでベルトで使われる分にはまるで気にしていないのかもしれません。そもそも英雄と呼ばれたほどの人物が1/15扱いされても気にしないことも不思議ですし。

      >今回無駄に出てきて一発で沈んでしまったせいで「あれ?今グレイトフルで殴り込めば眼魔世界ワンパンじゃね?」と思ってしまいます。

      あれはきっとモノリスにとってもジャベルの弱さは誤算だったのだと思います。
      今頃「あいつ幹部だよな? ウルティマとか名乗ってるし、もっと強いと思ってた」と愚痴ってるかもしれません。

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  7. 今回の話を見て、アデルは反抗期のノリで前大帝に暗殺(笑)を企てたらあっさり成功したのでそのまま大帝になってしまったという印象を強く受けました。この様子だとどんどん悪役としての株が下がり続け、眼魔世界なぞ放っておいても内ゲバで壊滅するんじゃないでしょうか。

    また、前回から急にマコトがアランに親しげになったのも違和感がありました。確かに、誠とアランが友達なのは知っています(あんまり仲良くしている所を見たことがありませんが)。ですが今までマコトはアランに対し距離を取るような姿勢を取っていたのに、彼の中でどのような心境の変化があったのか、不思議でなりません(因みにマコトがアランに対し信頼を寄せるような態度になったのは大帝が暗殺される前からであり、特に2人の間で何かあったわけでもないはずなので余計に不思議です)。

    これらの原因の一端は眼魔世界(アラン一家)の描写が足りなかったからではないかと私は考えています。今後の話で眼魔世界について掘り下げていくのでしょうが、アデルや大帝、アラン、マコト兄妹が眼魔世界でどういったやり取りがあったのかを描写してくれれば多少はマシになっていたのではないかと思います。

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    1. >アデルは反抗期のノリで前大帝に暗殺(笑)を企てたらあっさり成功したのでそのまま大帝になってしまったという印象を強く受けました。

      アデルは何を考えて実行したのでしょうね。
      ただの功名心なのか、大帝に対する個人的な恨みなのか、人間に対する恐れや敵愾心なのか。何も根拠がないので判断のつけようがありません。謎めいた存在や超越的存在にしたいわけでもないのにアデルに人間味を持たせようとしないのは実に不思議です。

      >ですが今までマコトはアランに対し距離を取るような姿勢を取っていたのに、彼の中でどのような心境の変化があったのか、不思議でなりません

      マコトも判断材料がありませんね。
      1)アランが心身ともに弱っているので今なら思いが届くと考えた。(以前のアランだと「何のつもりだ?」とはねつけられる)」
      2)身体を取り戻す最後の希望が断たれたのでマコトは内心絶望している。その不安を隠すために過剰に優しい態度になっている。
      3)眼魔世界に行ったこと、タケルが助けに来たことなどがマコトの心理に変化が起きた。
      仮説はいろいろ立てられるものの、裏付けになる描写がありません。

      >今後の話で眼魔世界について掘り下げていくのでしょうが、

      う~ん、これは疑問ですね。必要性はあるのですがやらないと思います。
      本来これをやるべきタイミングはアデルが事を起こす前だと私は思います。また福田さんがこれまでに後付で描写した試しがありません。主役のタケルですら未だに何を考えているのかわからないくらいです。マコトとアランの過去はまだしも、アデルや大帝が描かれることは無いのではないかと思います。

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    2. 眼魔世界について云々とコメントした者です。

      申し訳ありません、少し言葉が足りませんでした。
      眼魔世界についての掘り下げというのはあくまでタケルの興味のあること(あの人体安置カプセル等)についてのみであり、アデルや大帝については管理人さんと同じくスルーされるものだと思っております。
      その部分のところはアラン英雄伝でやるのかとも思いましたが、予告を見てみる限り彼らを取り上げることは多分ないでしょう。仮にあったとしても、本編でやるべきことを特典でやることとなるので、依然として視聴者に対する不親切さは変わらないわけですがね。

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    3. >眼魔世界についての掘り下げというのはあくまでタケルの興味のあること(あの人体安置カプセル等)についてのみであり、

      少なくともカプセルの件はやると思います。今回も話題には出してもスルーされていましたから。そこから膨らむのかは怪しいですが。またタケルの謎理論の口実に使われるだけではないかと疑っています。

      >その部分のところはアラン英雄伝でやるのかとも思いましたが、予告を見てみる限り彼らを取り上げることは多分ないでしょう。

      アラン英雄伝は何をするのでしょうね?
      本編でやらずに番外編にとっておけるほど、アランでやることがあるとは思えないのですが。

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