■平凡な中に非凡さが冴え渡る
・今回も至って普通でした。
新しいライダーのネクロム登場や次の展開の前振りになる眼魔界の説明やタケルとアランの衝突など必要なものだけ詰めて特に味付けしないまま並べただけでした。あらすじを見るだけで充分な内容でした。

・そんな中でも驚くことようなことができるのが福田さんの非凡さだと思います。
来る意味ないと思ったら本当に意味がなかったアカリと御成。やっつけフォームチェンジ、やっつけで英雄対面。この辺はいつもどおりで慣れてしまったので乾いた笑いしか出ないのですが、今回は驚かされました。

・まずはこの台詞です。

カノン「アラン様とお兄ちゃんは親友だったんだよ」

口で直に説明?! あまりの説明台詞に二度見してしまいました。普通は「まるで昔のタケルくんとお兄ちゃんみたいに」と比喩表現を使ったり、カノン「仲がとっても良かったの」 アカリ「親友だったってこと?」と会話形式にしたりして違和感を紛れさせるのですがド直球でした。

・お次はこの台詞です。

タケル「友達ならわかり合える」

友達じゃない相手だったらどうするつもりだったのでしょうか…? 相手とわかり合えるかどうかを知り合いの友達かどうかで判断するというのは私には全く理解できない価値観です。そんなのタケルが自分で話してみて判断することだと思います。タケルの話を聞くだけ聞いて「理解不能だ」と言っているアランのほうが物分りがいいように思えます。

・最後にこの台詞です。
アラン「人間同士いがみあってばかり」

そんな描写はゴーストにはなかったですよね。というかむしろ龍馬アイコンの話の薩長同盟や英雄との対話など話せばわかるという展開をやったばかりです。
幽霊や魂など非現実世界の話が中心なのに、いきなり一般論を持ちだされても困ります。それ以前にアランもジャベル相手にしょうもない小競り合いをしてましたよね?

・ありきたりな展開ばかりの消化回かと思っていたら、耳を疑うような台詞がぽんぽん出てきました。これが福田さんの真骨頂なのでしょうか。常識に囚われない斬新な手法に戸惑いを隠せません。

■3人目のライダー・ネクロム
・「目薬→注ぎこむ→憑依」という発想はなるほどと思いました。
目薬というかっこよさとは程遠いモチーフを上手くゴーストと結びつけています。この点は感心しました。

・ですがそれ以外は特に何も感じませんでした。
ギミックもアクションもとても普通です。新しいライダーだけど特に代わり映えしませんでした。撮影スタッフは2戦目のゴースト登場シーンのバイクの上での変身だけ撮って満足しちゃったみたいです。

・特に疑問だったのは「倒しても別の眼魔に憑依して生き返る」というギミックをここで使ったことです。
ここで使うよりも数話後で「ようやく倒せた…と思ったら復活した!」という展開のほうが絶望感が出たと思います。初登場で普通に強くて苦戦している状況では埋もれてしまうと思います。ネクロムはよっぽど早く退場する予定なんでしょうかね?


次回は卑弥呼アイコンだそうです。
次回予告を見ていて「あ~、このよくわからないからキャラを大げさにしている感じはゴースト初参加の人だな」と思ったら長谷川圭一さんでした。また別な意味で「あ~」と声が漏れました。ただでさえキャラと物語がぶれている最中での長谷川さんの投入。いったいどんなことになるのでしょう。