仮面ライダー鎧武 第34話『王の力と王妃復活』 :感想

2014年6月23日

【ストーリー】
■光実編・前編
・今回は実質的な2話完結構成だったようです。次回と合わせて裏切りの光実編なのでしょうね。
今回は特に語れることはありません。全部台詞で説明してくれてるので本編見ればわかります。
というか、無駄なギャグ演出や戦闘がない分、本編を見ないでテレ朝の公式ページのあらすじを見るほうがわかりやすいかもしれません。
鎧武のあらすじの的確さだけは信用できます。

■紘汰さんは一般人だった
・レデュエの宣戦布告からすぐに飛んでくるミサイルには驚かされました。
ガレージからユグドラシルタワーまでの距離から察すると、長くても4,5時間程度でしょうか。
いくらユグドラシルが世界を牛耳っているとはいえ、驚くほどのスピード採決です。
普通であれば早すぎておかしいと思うところですが、不思議と違和感がありませんでした。
なぜかと考えていたら、前例があったことに気づきました。
そう、我らが紘汰さんです。

・どんな特異な状況でも人に言われたことは鵜呑みにし、すぐに行動する。
紘汰さんが作中で「普通の人」であるとすれば、各国の決断の早さも頷けます。
まさかこんな形で紘汰さんの一般性がフォローされるとは思いもしませんでした。
脚本や演出の低クオリティを除くと、手法としてはかなり優れています。感心しました。

■オーバーロードは勉強熱心?
・自作PCを作るレデュエには笑ってしまいそうになりました。
相変わらず演出が凄まじいですね。

・もう一つ、オーバーロード側の描写で今回気になったのがオバロの言語能力です。
光実とレデュエの話し合いがロシュオの配下の目の前で行われていました。
普通に考えて、裏切ろうとしている相手の部下の前で話す内容ではありません。
仮にグリンシャが既にレデュエ側に寝返っていたとしても、信用する2人ではないでしょう。
となると、グリンシャは日本語を話せないと考えるのが自然でしょう。
実際、避難所を襲うときにもオバロ語しか発していません。
どうやらオバロも勉強しないと日本語を覚えられないようです。

・ここで不思議なのが前回死んだデェムシュの配下のオバロ、デュデュオンシュです。彼は流暢な日本語を話していました。
しかし人間を見下しているデェムシュの部下である彼がなぜ日本語を話せたのでしょうか。
デェムシュが地球に現れた時点では地球侵攻作戦は予定されていなかったと思います。
侵攻作戦のために学んでいたとは考えにくそうです。
本当はレデュエの部下だけど個人的にデェムシュを慕っていたなど背景があるのでしょうか。
オーバーロード関連はまだまだ不思議なことだらけです。


次回は光実編の後編。次回もわかりやすそうです。
公式に「あと1クール」と書いてあったことのほうが気になりました。
新しいライダーも鎧武同様に10月スタートなのでしょうか。
10月スタートはクリスマス商戦との兼ね合いに無理があったので、9月半ばからだといいのですが。

コメント

5 件のコメント :

  1. 飽きさせない展開が続いておもしろいですね
    何気に毎話欠かさず見ているライダーは何年ぶりかなって思ってみています

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  2. はじめまして。
    いつも厳しい目線で作り手を断罪されるわりには、ちょっと認識が甘いなと思ったのでヒトコトだけ。
    ��.11でアメリカがどんな決断をしたかもうわすれましたか?
    マスコミが話題にあげてないだけで、沢芽の状況はすでに世界各国が注視していたはず。あとは宣戦布告を待つだけの状況で、そのあと誤爆でした~。といってのけるのはもう確定路線。3、4時間でも遅いくらいの決断だったと思いますよ。
    初コメでキツいこと申し上げて失礼しました。

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  3. > 9.11でアメリカがどんな決断をしたかもうわすれましたか?
    > マスコミが話題にあげてないだけで、沢芽の状況はすでに世界各国が注視していたはず。あとは宣戦布告を待つだけの状況で、そのあと誤爆でした~。といってのけるのはもう確定路線。3、4時間でも遅いくらいの決断だったと思いますよ。
    [色:0000FF]はじめまして。
    私はその御意見には同意しかねます。
    というのも、論理性を求めるにはあまりに不可解な描写が多いからです。
    沢芽市への攻撃という重要な意思決定は本来はユグドラシル陣営か、息のかかった人物が行うと思います。
    勝手に沢芽市に介入をすればユグドラシルから処罰されるので、政府首脳が独断で行うとは考えにくいでしょう。
    しかしユグドラシルのトップ層の意思決定能力が低いのは前回の支部長会議で明らかです。
    あの連中が決めたにしては早すぎます。
    となると別の人物を考える必要があります。
    筆頭候補はプロフェッサーなのですが、デェムシュへの捕獲作戦における失敗の連続により彼の作戦実行能力にも疑問があります。
    仮にプロフェッサーの提案にユグドラシルが乗ったとしても、見事に失敗したため信用を失い、今後ユグドラシル側としてのプロフェッサーの出番がなくなってしまうでしょう。
    こうなると、この線は考えにくいように思えてきます。
    それならば、まだ「馬鹿だから誰かが突発的に独断専行した」という線のほうが紘汰さんという前例がある分、納得がいくような気がします。
    [/色]

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  4. 不躾なコメントにもかかわらず、丁寧な返答ありがとうございます。
    もう少しだけ議論したくなりました。
    >沢芽市への攻撃という重要な意思決定は本来はユグドラシル陣営か、息のかかった人物が行うと思います。
    >勝手に沢芽市に介入をすればユグドラシルから処罰されるので、政府首脳が独断で行うとは考えにくいでしょう
    まだユグドラシルが主導権を握ってるとは思えないのです。
    なぜなら、沢芽市内のトラブルはユグドラシルで始末するという約束が既に機能しなくなっているし、プロフェッサーにプロジェクトアークの全容を暴露されたことで、プロジェクトの推進自体が困難になってます。すなわち"処罰"=生き残る10億人から外されること、はもう機能しなくなり各軍事大国に主導権は移ったと考えるのが普通ではないかと思われます(たぶん各国が一斉にミサイル発射してるかと。弾道バラバラだったし)
    仮にもしユグドラシルにかろうじて主導権が残ったとしても、このような事態になったらスカラーシステムで全部焼き払うのは既定路線だったはず。
    スカラーシステムが機能しなくなったのは報告があがってると思うし、無能っぽく見えるかもしれませんが仮にもコングロマリットのトップ達、政治的な駆け引きには長けている。こうなったとき、スカラーシステムの代わりに攻撃をするよう各国首脳と取引しているはずです。
    私の意見は以上です。長々と失礼しました。

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  5. > まだユグドラシルが主導権を握ってるとは思えないのです。
    [色:0000FF]なるほど。
    「各国はプロジェクトアークのためにユグドラシルに従っているだけに過ぎない」という見地で考えるのも筋が通っていると思います。
    私はユグドラシルが世界規模で主導権を握っているという前提で考えているので、そこの違いですね。
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