仮面ライダー鎧武 第23話 『いざ出陣!カチドキアームズ!』:感想
【ストーリー】
・今回説明された鎧武の根底を流れる理論から理解できたことをまとめたいと思います。
鎧武の基礎理論
ライダー=1人で世界に立ち向かい、壊す者
悪=犠牲を強いる世界の理
ヘルヘイム=理由のない悪意=倒すべき世界の理の具現化
オーバーロード=力を持ちながら世界に関わらないもの? ライダーの対照をなす存在?
・また弱者の理論から定義すると各キャラ・陣営は以下のようになるように思えます。
DJサガラ個人の考えともとれますが、状況から見ると作品の定義だと思います。
鎧武の本質的上下関係
弱くても世界の理に抗う戒斗>理に屈服したユグドラシル
街を守るために戦うザック>ユグドラシルに従うものの美学に反することには反抗するブラーボ>ユグドラシル
・ここで気になるのが光実です。
光実は犠牲を前提にして考えているので世界の理に従う存在です。一方、全てを犠牲にしても舞だけは守ろうとする態度はライダーに近いものです。ある意味では、世界の理とライダーの合いの子の存在なのかもしれません。
■紘汰
・ようやく考えを改めたかと思ったら、斜め上の発想で驚かされました。
紘汰の襲撃は、「ユグドラシルはスカラーシステム以外に隠蔽手段がなく、破壊されれば地道に市民を守るしかない」という発想に基づいています。核爆弾など本社もろとも消し飛ばすような、ユグドラシルとしてもできれば使いたくない最終手段も持ってたらどうするんでしょうか。紘汰さんの想像力の無さには驚かされるばかりです。
・想像力がないといえば、黒影に対する配慮の無さも気になりました。
あの高さから落とされたら、いくら変身していてもただじゃ済まないと思うのですが。ポンポン撃ち落としていた黒影も人間だということを気づいていないんでしょうね。演出と脚本、どちらが仕事をしなかった結果なのか気になります。
【アクション】
・カチドキアームズ、見た目はかっこよかったです!
肩がパカパカしてないのがいいですね。武器もなかなか凝っていて、いろんな状況に対応できるのでアクション映えも充分です。
・でも雰囲気ぶち壊しなのが問題です。
あの緊迫した状況でDJと旗振り回しは無いです。あれが許されるのは戦隊でしょう。
玩具の無茶振りだけはスタッフに同情します。
次回は戦隊とのコラボ企画で実質お休みの模様です。
一週間のお休みの間に脚本の立て直しがあると期待したいところです。
鎧武の基礎理論はよくまとまってて感服します。
返信削除一回だけ通して観るだけの自分には感覚としてしか理解し難く助かります。
>悪=犠牲を強いる世界の理
ここの部分は放送を観ながら凄くモヤモヤしました。
なんというか…う~ん…世界そのものを変えるということなのでしょうかね。
府に落ちません。
スカラーシステムの件も同様に理解出来ず。あれは立派なテロ行為に見えました。もっと考えて行動しなくてはと。
ユウヤや初瀬の件をようやく消化しましたが考えのなさと想像力のなさを悔いる流れでした。なら学習しましょうよ…
> >悪=犠牲を強いる世界の理
返信削除> ここの部分は放送を観ながら凄くモヤモヤしました。
> なんというか…う~ん…世界そのものを変えるということなのでしょうかね。
> 府に落ちません。
[色:0000FF]結局、ゴールが示されていませんからそう思うのも当然だと思います。
物語にはスタート地点よりもゴールのほうが重要だと思います。
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> ユウヤや初瀬の件をようやく消化しましたが考えのなさと想像力のなさを悔いる流れでした。なら学習しましょうよ…
[色:0000FF]残念ながら紘汰さんの知能は下から数えるほうが早い程度なので、それを期待するのは酷かと。
今もDJサガラに吹き込まれた内容で動いているだけですし。[/色]
はじめまして。
返信削除私もスカラーシステムの上部だけ壊してもまた修理できるでしょうとは考えたけど、ならばどう行動すれば正解なのかブログ主さんの考えを聞かせて貰えないでしょうか。
> 私もスカラーシステムの上部だけ壊してもまた修理できるでしょうとは考えたけど、ならばどう行動すれば正解なのかブログ主さんの考えを聞かせて貰えないでしょうか。
返信削除[色:0000FF]はじめまして。
私の考えとしてはいくつかあります。
1つは、紘汰がユグドラシルの行動を予測する根拠があることです。
紘汰はユグドラシルに他のプランがないとも考えずに自分に都合のいい考えを前提に動きました。
そうではなく、視聴者も納得させるだけの根拠を提示した上で今回の行動に出れば説得力があったと思います。
ご都合主義と言われないために直接紘汰に情報を与えるのを避けたいなら、神の視点である視聴者が貴虎たちの話からスカラーシステムが壊された場合どう動くかを把握し、紘汰は自分の推論で動き、結果的に正しい行動になったという形にもできるはずです。
もう一つは、そもそもユグドラシルと戦わないことです。
ユグドラシルにとっても最後の手段であり、戦極はともかく表向きのリーダーである貴虎に市民を守る意思があることを紘汰は知っているはずです。
この状況下で「インベス・ヘルヘイムから市民を守る」という目的を重視するならユグドラシルと敵対する必要はないと思います。
前回の共同戦線のようにユグドラシルと共に戦うのも有りだと思います。
事態の解決を図りたいならユグドラシルは放っておいて、森で調査するなりすればいいですし。
仲間が必要なら、まずはザックや城之内に事情を話して協力を仰ぐのが自然でしょう。
他にもいくつも選択肢はあると思います。
説得力も論理性もない今回の選択は物語としてあり得ないと思います。
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ま、そうやって成長していくって物語なんでしょ?始めっから完璧なヒーローといてアーマードライダーになった訳じゃないし。
返信削除> ま、そうやって成長していくって物語なんでしょ?
返信削除[色:0000FF]今23話であと1話で全体の半分を過ぎるので、もうそんなことやってる頃じゃないと私は思います。まして作中で人も死んでいるのに「未熟だから」で済ませられるとは思いません。[/色]
はじめまして。
返信削除こちらの感想は色々と切れ味鋭くて、読んでいて非常に参考になります。鎧武が「嫌いじゃない」身としてはもやっとすることもあるんですけどね(笑)。
さて、紘太のスカラー破壊ですけど、多分森に乗り込むにせよなんにせよ、「能動的に動いてたら街が壊されてた」って状況を防ぎたかったんじゃなかろうかと思ってます。守ってるだけじゃジリ貧で、では乗り込もうにも前回のように大々的にクラックが開いた場合、森に深入りしてたらそれに対処する前にスカラー動かされる可能性ありますし。
まぁ演出悪いわ他の手段のこと考えてないわであれですが(笑)。
あと黒影ですが、一応全部タワーに落っこちるよう演出はされてます。これも今までの積み重ねで信頼ゼロですけど。
紘太がユグドラシルを信頼しない理由にシドやら戦極の存在がありますが、今回のサガラも同じで、紘太結局他人に踊らされてるばっかりなんですよね。もうちょっと自分で情報集めて判断しろよっていう。今回の再起(何度目だよ)も、サガラの『禁断の実を手にすればルールをぶっ壊せる』っていうルールの中で動いてるだけにすぎませんし。
この状態からヒーローになるには、その『ルール』さえも超えたところにゴールするしかないんですが、はたしてどうなるか。管理人さんはどう思われます?
話としては面白いと言えます。『仮面ライダー』としてみるとどうしようもないですが(笑)。
アクションはよかったですね。攻撃全部弾きながらひたすら撃ちまくるのは、今までのライダーにはなかった強さですし。それだけに話がなぁ……。
では
考え無しに動いて悪手打ちまくるのは完璧以前に単なるバカですよね。
返信削除なんか鎧武ファンって
「これはコータさんがライダーに成長していく物語なんだ!」
「最初から完璧なヒーローなんていない!」
みたいな文言が大好きですけど、
ヒーロー以前に人並み以下の脳味噌の主人公なんて誰も見たくありませんから。
下手な擁護って単なる甘やかしですよ。
私はカッコいいとおもいますけどね~
返信削除カチドキの旗
> さて、紘太のスカラー破壊ですけど、多分森に乗り込むにせよなんにせよ、「能動的に動いてたら街が壊されてた」って状況を防ぎたかったんじゃなかろうかと思ってます。守ってるだけじゃジリ貧で、では乗り込もうにも前回のように大々的にクラックが開いた場合、森に深入りしてたらそれに対処する前にスカラー動かされる可能性ありますし。
返信削除[色:0000FF]個人的にそこが疑問です。
鎧武の世界の現状は良いとこ取りをしてられる状況ではないと思うんです。
「自分がいない間にインベスの侵攻が進んでスカラーシステムが使われてしまうかもしれない。でもこのままじゃどうしようもない。だから今は街は仲間/貴虎に任せて、自分は根本的な解決策を探すことを優先しよう」
と、こんな具合にある程度リスクを覚悟した考えでないと現実的に見えないと思います。
まして決意を固めたはずの紘汰が未だに甘い考えをしているのはどうかと思います。[/色]
> あと黒影ですが、一応全部タワーに落っこちるよう演出はされてます。これも今までの積み重ねで信頼ゼロですけど。
[色:0000FF]私が引っかかったのはその結果よりも紘汰の心境のほうです。
たとえビルの上にいたとしてもダンデライナーが壊れて外に落ちる可能性はありました。
紘汰に「もしも死んでしまったら…」という覚悟があったようには思えません。
それ以前に邪魔する人間をケガさせる覚悟があるかも怪しいと思っています。
それなのに何のためらいもなく黒影を撃ち落とす様は異様でした。
自分の力がどういうものなのか理解していないように見えました。[/色]
> この状態からヒーローになるには、その『ルール』さえも超えたところにゴールするしかないんですが、はたしてどうなるか。管理人さんはどう思われます?
[色:0000FF]私としては、今のところ紘汰が「ヒーロー」になる道があるようには見えません。
仮になったとしても、これまで流され続けてきた紘汰で説得力がある展開が思い浮かびません。
バッドエンドと超展開以外でどう解決するのか楽しみです。[/色]
> 下手な擁護って単なる甘やかしですよ。
返信削除[色:0000FF]見方は人それぞれで良いと思います。
ただし「私の意見以外は間違っている!」と正当性を主張するならふさわしい根拠が必要ですが。
私が好きだから/嫌いだから、この作品は良い/悪いという意見はどちらも嫌いです。
私の意見としては、仮に成長の物語であるとしてもほぼ半分過ぎても成長の片鱗も見えない物語は見る気が起きません。展開が遅すぎます。
その手の作品は1~2クール向けで、4クールでやるのは無謀だと思います。[/色]
> 私はカッコいいとおもいますけどね~
返信削除> カチドキの旗
[色:0000FF]デザインとアクションは良かったと思います。
ただ鎧武のシチュエーションで、あれは無いと私は思います。
たとえば鎧武ではなく「戦国ライダー」という響鬼のように魑魅魍魎と戦う作品であれば、全く問題ありません。
かっこいいと思います。
ですが、怪物ではなく人間とも戦う覚悟を決めた主人公が使うのにふさわしい武器だったとは思えません。
ノルマなので使わないという選択肢はないので同情します。[/色]
いつも楽しませてもらっています。
返信削除私が感じたことを理論的に説明してくださっています。
今回の紘汰さんはいつにも増して驚かされました。
まさか何の伏線も考えもなしにスカラーシステムを破壊するとは。
裕也の件で錯乱したのかと。
万が一にもシステムが作動してしまったらどうなるのか等、全く考えていなかったのでしょうか。
せめてワンシーンだけでも「ここをどうすればスカラーは作動しない」と示されていれば随分違ったと思います。
鎧武って、「~の場面があれば説得力が全然違うのに」と思う展開がとても多いです。
あと、ユグ社=全て悪だと思い込んでいるのか、仰る通り黒影フルボッコはついさっきまで犠牲があっての希望なんて!とか叫んでいた人の行動とは思えません。
戒斗をもっと強くして暴走寸前までやらせ、逡巡しながらも紘汰がそれを止めて共闘するパターンの方が良かった気がします。
戒斗さんもあまりに弱すぎて、台詞が上っ面だけに聞こえてしまうのが残念でなりません。
役者さんや現場がすごくがんばっているのは伝わってきます。
特撮歴長い方ではありませんが、23話まで見て、好きなキャラが一人もいないのは初めてで困惑しています。
鎧武は物語としては面白いはずなのに、杜撰な展開が多すぎて残念です。
[色:0000FF]かのんさん、はじめまして。
返信削除褒めてもらえて嬉しいです。
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> 鎧武って、「~の場面があれば説得力が全然違うのに」と思う展開がとても多いです。
[色:0000FF]本当に不思議ですよね。
台詞一言足せばで済むのに、何もしないことばかりです。
抽象的な表現でわかりづらいとか、行動や態度で示していて言葉にしてないだけならわかるのですが。
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> 戒斗さんもあまりに弱すぎて、台詞が上っ面だけに聞こえてしまうのが残念でなりません。
[色:0000FF]戒斗は整合性はとれてるのですが、あんな口だけ番長でいいんでしょうかね。
鎧武は今回の戒斗みたいに説明があってもその意図がわからないので余計に困惑します。
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> 役者さんや現場がすごくがんばっているのは伝わってきます。
[色:0000FF]私も役者さんはがんばってると思います。
紘汰の役者さんはアクションも大変でしょう。
撮影のほうはそのシーンの目的や意図が把握できてないで撮っているように見えます。
プロデューサーが悪いのか、どこに問題があるのやら。[/色]
鎧武のライダーのデザインは個人的にはすごく好みなので、シナリオの分で非常に何とも惜しくとても歯がゆい気持ちです。。。
返信削除カチドキアームズの初陣を見て、一つの作品において、その戦う相手がどういったものにしなければならないのかということは非常に重要な事だと再認識しました。
個人的には、いくらなんでも相手がお粗末すぎる、お披露目でこれはないなー、とそう実感しました。
自分よりも強い敵と対峙してそれに敵わなかった場合に、自身をより強くして相手に臨むことが必要である為に、強化フォームになるのが一般的だと思うのですよ。
今回の戦いにおいて強化フォームの必要性とその存在意義を見つけられませんでした。
黒影トルーパー軍団と戦うにしても、ジンバーでの射撃といった方がカチドキの貴重性もきっとアップすると思います。
理由はどうあれ、斬月・真と一騎打ちする場面を重視した方がドラマ的に強化フォームの意義も発生するのではないでしょうか。強化フォームなのでいくらなんでも戦闘力ぐらいはアップしているでしょう。
それに、火縄大橙DJ銃は無双セイバーと合体して大剣モードになれるわけですから、ソニックアローとの斬り合いもできますし。
仮に火縄大橙DJ銃を撃つのであれば、初戦の相手はせめて上級の中でもジンバーレモンでも敵わぬようなより強いインベスにするのが妥当かと思います。
シナリオの都合上どうしようもないのかもしれませんが、黒影トルーパーたちをバンバン撃つのならば、また別の、もっと説得力のある場面にしてほしいものです。
あと、私的にはナックルの力を手に入れたザックが、鎧武の他の人物を見ていると、ヒロイックで健気と余計に感じてなんだか泣けてきます。
> 今回の戦いにおいて強化フォームの必要性とその存在意義を見つけられませんでした。
返信削除[色:0000FF]ストーリー面でもバトル面でも、まるでフォローがありませんでしたね。
ブレイドや555も入手経路があんまりでしたが、新アイテムと強化フォームは必須ノルマなのでもっと工夫してほしいものです。
真・斬月と互角程度に見えるなど今後の脚本上のつじつま合わせの前に、真っ当にかっこよく見せてほしいと思います。
脚本上では「覚悟を決めた紘汰の強さの表れ」というイメージなのでしょうが、肝心の覚悟が「また騙されてるよ」と見えるのが最大の問題なのでしょうが。[/色]
> 仮に火縄大橙DJ銃を撃つのであれば、初戦の相手はせめて上級の中でもジンバーレモンでも敵わぬようなより強いインベスにするのが妥当かと思います。
[色:0000FF]制作側としては「あんなに大量にいる黒影相手に無傷で圧倒できるカチドキアームズは強い! あの斬月とも互角に渡り合えるぞ!」という認識なのでしょうね。
真・斬月>(圧倒的な壁)>シグルドという暗黙の了解があるのだと思います。
これに限ったことではないのですが鎧武の脚本は、視聴者がどう思うか、今どんな認識を持って見ているか、という視点が抜けている気がしてなりません。
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> あと、私的にはナックルの力を手に入れたザックが、鎧武の他の人物を見ていると、ヒロイックで健気と余計に感じてなんだか泣けてきます。
[色:0000FF]場当たり的にでも街を守るザックの姿は、視聴者が当初予想していた紘汰像に当てはまるので無理もないと思います。[/色]
真・斬月× 斬月・真○ 批評家気取りで偉そうに語る前に名前を覚えろよ
返信削除> 真・斬月× 斬月・真○ 批評家気取りで偉そうに語る前に名前を覚えろよ
返信削除[色:0000FF]それは失礼しました。
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