ミステリアスな喜び キョウリュウジャー 第5話『ドゴォーン! ムシバのアンキドン』:感想

2013年3月18日
【ストーリー】
■喜び=苦しみ?
・個人的に注目の戦隊では珍しい”喜び”を集める敵陣営。
まさか極普通に喜ばせてゲージが溜まるとは予想外でした。めっちゃ楽ですね。
そこから一転、人々を、戦隊までも苦しめる悪鬼に変貌。次回予告を見る限り、キャンデリラの作戦ではなく部外者の横槍の模様。内容からいって昔の哀しみのモンスターの生き残りのようです。
期待通り一筋縄ではいかない感じで今後の展開が楽しみです。

■キョウリュウジャーの魅力
・個人的には一話ごとに前回からの流れと次回へのつながりが入っているところが良いですね。
戦隊はメンバーが多い分、一話一話がレッド回、ブルー回とぶつ切りな感じになりやすいですが、キョウリュウジャーはシームレスにつながってる印象があります。この作風が最後まで続いてくれると嬉しいです。

【アクション】
今回はアクション面でも見応えたっぷりでした。

■キョウリュウジンの新たなる力!
・背中に背負ってるやつが変形するのかと思ったら、盾が剣になるなんて!かっこよすぎです。
しかも角度がついてるおかげで取り回しがすごく良いですね。戦隊ロボの剣では一番アクションしやすそうです。ロボの剣戟アクションはたいてい見れたもんじゃないですが、キョウリュウジンのやつは普通にかっこよく見えます。

■巨大戦にもバリエーションを
・アクションにフックを加えられるガーディアン電池を、等身大戦で使わず巨大戦で使ったのは驚きでした。
火を吐くというのが怪獣チックでいいですし、基本殴り合いと光線→爆発→後退りのみの巨大戦にバリエーションが生まれて、すごく良いですね。
・展開としてもてっきりペラペラにするトペランダ電池を使うと予想してたので、良い意味で裏切られました。ゴーバスとは違ったやり方で、ありきたりな巨大戦に一石を投じてて、こっちの面でも期待できそうで楽しみが増えました。

■変身シークエンスのポテンシャル
・前回、前々回と普通に正面から撮っているときは、間が抜けていてテンポを殺してる印象が否めませんでした。
でも今回の足を中心に写したカットはかっこよかった! 2話の戦闘中変身といい、撮り方次第で良くも悪くもなる実写的に興味深い変身です。

■お約束を楽しみに
・個人的に今回一番面白かったところは、グリーンが敵が撃ち出す弾をかいくぐるシーン
映像自体は戦隊ではありふれたものなんですが、そこに数に制限のある弾を数えるという要素を入れることで確実に追い詰めいてっている感じが出てきて、緊張感のあるシーンに仕上がっていました。
三条さんのこういうお約束をブラッシュアップしていく姿勢は本当に良いですよね。


次回は6人目、キョウリュウシアン登場?!
幽霊、じゃなくてスピリットなので過去回想だけだと思いますが、定石崩しのキョウリュウジャーなので思い込みは危険かも。引き続き楽しみ盛りだくさんで行ってくれそうです。

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