『仮面ライダーガッチャード』 第17話「ムーンブレイク・メッセンジャー」:感想

2024年1月7日
■展開が雑
・新しい金色のマルガムが登場!
…という時点で「え、今までと違う? どこが? ん~、よく見たら素体の色が金色になってる(金色かこれ?)」とだいぶついていけてなかったのですが、ストーリー展開はもっとついていけませんでした。
敵が強い描写がなく、ただガッチャードが弱いように見えてしまいました。バトルはだいぶ下手でした。「ガッチャードやられる。デイブレイク圧倒する」以外のことを何もしてません。

・先生も急に強くなるのはもはや笑えてきました。
これまでに「テクニックはあるけどパワー不足で負ける」みたいな描写を入れておけばドレッドで圧倒できる根拠になったのに実際にやったことは錬金刺又だけです。
これでスパナを圧倒されても説得力がありません。「経験が上な俺には勝てない」みたいなことを言ってましたけど、先生の経験と実戦経験は関係ないと思いますし、リンネ父は研究も戦闘ももっと経験を積んでるはずだから1話で三姉妹に負けるはずがなくなると思います。

■アカデミーの意義を感じたことがない
・今回一番致命的だったのはここだと思います。
アカデミーに何の思い出もなく存在意義すら感じたことがないので無くなっても何も惜しくありません。あるとすれば同級生くらいですが全員一緒に放逐されたので何一つ困りません。
宝太郎はなぜかケミーのことで困ると言っていましたが、何も困る気がしません。ケミー捕獲とか機材さえあれば個人でもできるし。むしろ捕まえたケミーをしまわずに自由にできる分だけ宝太郎にとっては都合が良いくらいだと思います。

・後任周りはグダグダどころかもっともらしく見せる気さえ感じられませんでした。
別の錬金術師=三姉妹ってなんですか、それ? もう廃校とか以前に「上層部は裏切ったのか?!」って言われる状況じゃないですか。
そもそも「なんで危険物の回収を学生に任せてるんだよ?」というツッコミどころを延々と放置した挙げ句にこれではまさに”笑えないジョーク”ですよ。

■スパナの過去
・「10年前の事件」で子供のときに巻き込まれ、そのときにあの師匠に助けられたようです。
師匠の腕の傷跡もその事件かスパナ育成過程に関係しているようです。

・スパナの過去自体はどっちでもいいんですけど、展開の矮小化は気になります。
グリオンはミナトの知り合いだから最近の人物だと思われますし、三姉妹はグリオンが作ったなら三姉妹が生まれたのも最近のことになるでしょう。
これに加えて10年前の事件です。これも恐らくリンネ父がケミーを持ち出した一件のことだと思われます。
ケミーはずっと昔からいるらしいのにケミーは全然事件に絡まず、だいたいのことが「ここ50年くらいの錬金術師が悪い」に収束していってるように見えます。話がどんどん錬金術そのものからキャラの個人的行動の結果にシフトしていっていませんか?


次回は宝太郎が過去に行ったりデイブレイクからアイテムをもらって2個目の強化フォームになったりするみたいです。
ストーリーはまた雑に済まされそうですし、強化フォームもUFOとレックスが登場2回目で噛ませ犬にされてる状況では何も期待することがありません。
OPを見る限り、すぐに他のライダーの出番も増やさないといけなくなりそうなので新フォームもすぐに展開に流されるだけの扱いになるでしょう。






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