『仮面ライダーガッチャード』 第16話「クライシスXmas!オロチ事変」:感想

2023年12月24日
■1話で決着
・展開としては退屈でした。基本負けイベントで新フォームの謎ガッチャード2号に助けられて終わりというよくある展開しかありませんでした。
前回あれだけ調子こいてた宝太郎が手も足も出ずにボロ負けするのは前回までとの温度差が激しいように感じました。しかもグリオン本人でもなく、マルガムなので「敵強い!」というふうにも思えませんでした。
でも1話で終わっただけマシという気もしました。だいぶハードルが低いですが。

■わりと違和感
・内田さんなせいか、宝太郎やスパナのキャラも違和感がありました。
「これで一緒に戦える」ってリンネはいつから戦わないキャラになったんでしょう? 私のイメージだと錬金術師全般が弱いのにガッチャードと同等の戦力だと思いこんでる狂人の集まりなんですけど。
どうやら前回と今回の間の話らしい劇場版で「私、戦ってるつもりだったけど役に立ったことないよね…」みたいな話があったんでしょうか?

・スパナはあっさりと宝太郎に任せて避難誘導に回る姿に違和感を感じました。負け続きで自信が無くなったんでしょうか?
前のスパナなら「笑えない冗談だ。”一般人”のお前こそさっさと避難しろ」くらい言いそうな気がしました。

・宝太郎はいろいろと唐突すぎてどれもついていけませんでした。
まず母親へのプレゼントを重視する姿に違和感がありました。ケミーキチガイの宝太郎が目の前のケミーよりも重要視するとは驚きです。ホッパーもプレゼントにちょっかいを出す厄介もの扱いされた程度で全く影も形もありませんでした。

・覚悟の話はまるで意味がわかりませんでした。
覚悟だの救うだのそんな話をした覚えがありません。やったとすればドレッドとの初戦闘後に済ませた話題だと思います。何がどう違う何の決意だったのでしょう? 自分より強い相手に任せるべきかどうかなんてそもそもすぐに判断できる内容ではないとも思います。
これがたとえば「あのガッチャード強い! …だけどマルガムを救う気が感じられない(乱入して止める)」みたいな展開だったらまだわかるんですが。自発的にそう思うならともかく、問いかけられても困る話を持ち出され、それに即答されてもいろいろついていけません。

■謎のオレンジ色のガッチャード
・中身は誰なんでしょうね? リンネの父親以外に候補が見当たらない気がしますけど声もしゃべり方も違う気がしました。
完全新キャラを除くと宝太郎の父親くらいしか残ってない気がします。個人的には宝太郎の父親は全く無関係の一般人であってほしいです。なんでもかんでも「実は関係者」にすると世界が狭くご都合主義的に見えがちなので。

■グリオン
・三姉妹の上だから悪魔なのかなと思っていましたが錬金術師のようです。
しかもアカデミー出身のようでした。三姉妹もグリオンもわりと最近の人物なんでしょうか? 古来から続く~みたいな話をしてきたわりにはスケールが小さくまとまっていていまいちな印象です。


次回、グリオンとかオレンジ色のガッチャードとかの話をするみたいです。特に戦う相手も目的も見当たりませんし、新展開用の説明回でしょうか。




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