■主人公を好きになれなかった
・個人的にはいまいちなスタートでした。
全体としては説明的で退屈でした。ドライバーとそれを狙う敵の説明、主人公の説明、ヒロインの説明、ケミーの説明、ライダーの説明に最後は先生の説明と1話で全話分の説明したのかい?と言いたくなるくらいに説明だらけでした。
おかげで萎え萎えで主人公のテンションについていけませんでした。思わずワクワクできる1話には全然なってなかったと思います。タイトルは主人公がホッパーを捕まえそうな感じですけど実際は向こうが勝手に認めてくれて移動から何から全部お膳立てしてくれてしまいました。
「なんか知らんがいろいろ出てきた!」と主人公の目線と合わせられるくらいに説明を抑えて、退屈な説明は次回以降に持っていったほうがスマートだったんじゃないかと思いました。

・個人的には主人公がスベってる感じに見えたのが辛かったです。
好きになれないどころか、現状の登場人物の中で一番好感度が低いくらいでした。印象が特に良くない敵やヒロインよりも低いです。
主体的に動いている割には価値観が伝わってこないところが特にきつかったです。登場してすぐに「何かワクワクすることがやりたいんだよ!」とアピールしてた割にはその後は授業のサボりや馬鹿にしたヒロインに文句を言いに行くなど小市民的な行動が続いて破天荒さがまるで感じられません。ケミーが出現した後も戦おうとするヒロインを止めて「いや危ないでしょ」とか常識的なことを言い始めてがっかりしました。
そこは「今の何?!」と危険な状況なのにワクワクしたりしてほしかったですし、学校の授業は退屈なんてありきたりな反応じゃなく授業でも積極的に質問したりすればどんなことにもアクティブで本当に心の底からワクワクするものを追い求めているんだと伝わってきたと思います。
あるいはヒロインやホッパーの保護にもっと熱心にして「他人の安全>>自分のワクワク」という基準を強調すれば「ワクワクを追求する主人公がなんで他人のために戦うの?」という矛盾を含んだ行動理由を説明しつつ、ヒーローらしさを出せたんじゃないかと思います。
個人的には最初にドライバーを持って逃げてたオジサンが主役のほうが良かったなと思うくらいに魅力を感じてません。ライダーは主人公を好きなれないと辛いので不安です。

■シリーズ構成:長谷川圭一
・シリーズ構成はWやドライブなどに参加していた長谷川圭一さんです。
個人的な印象は「露悪的」で「シリーズ構成に作風を合わせない」人という印象です。シリーズ構成なら自分のこだわりを活かせるでしょうが、露悪性はどうでしょう? 最近のライダーは事なかれ主義的傾向のほうが強い気がするので中途半端な内容にならないか心配です。

・1話と2話の脚本にはなぜか内田裕基さんが連名でクレジットされているようです。
1話からシリーズ構成が書かないってのは異常です。最近じゃ5話くらいまではシリーズ構成が書くことが多いのですが。
作風が長谷川圭一さんっぽくないこともあって、途中から内田裕基さん単独脚本になったりしないだろうな?と疑念を抱きました。


【デザイン】

■仮面ライダーガッチャード・スチームホッパー
・デザインはなかなかかっこいいですね。メタル系で尖っていて色も鮮やかなメタリックブルーで見るからにかっこいいです。
伝統的なツインアイをゴーグル風に落とし込んであるところは特に良いと思いました。

・モチーフは弱いように感じました。ゴーグルやアーマー風のデザインのほうが目立っていて、バッタや蒸気機関車っぽさは特に感じません。
胸の石炭炉っぽいデザインが蒸気機関車なのでしょうけど、実装としてはプリントTシャツみたいなのっぺりしたデザインがダサく見えました。

・バッタモードは存在意義がよくわかりませんでした。
かっこよくもないし、変形と言えるほど原型留めているように見えませんし、浮いているように見えました。
映像面でも活かせておらず、もう出てこなくていいかなという印象です。

■ケミー
・ケミーにマスコットもやらせたいんでしょうかね? 私はきついと思います。
私にはデカいバッタや街中を走る暴走列車を可愛いと思える胆力はありません。冒頭で戦闘用として使っていたこともあって危機感のほうが強いです。
CGはまぁしょぼかったですね。あんま出番ないんだろうなと思う端役はアクリル板を動かしてるようなしょぼさで見てて無言になりました。
まぁどうせ1クール終わる頃には無くなる要素でしょうし気にする価値もないでしょう。

■敵幹部
・モチーフはエジプト風でしたが名前はギリシャの運命の三女神のようですね。「様々な神話の元となった死や運命を司る存在」みたいな設定なんですかね?
3人全員女性とか幹部がケミーを吸収して怪人ポジションになるとか、今のところガッチャードの中では一番独自色を感じています。

■アクション
・格闘戦は良かったです。ただ立ってるシーンでも足さばきを見せて画面を持たせたり細かい小技も効いていて退屈しませんでした。
ヒロインの錬金術もサポートには使えそうで上手く使えればバトルのアクセントに活かせそうでした。

・キックはプロセスがごちゃごちゃしていて良くなかったです。
バッタモードになったかと思えばまた人型になり、脚部にアーマーを集中させるとかギミックがあるのかと思ったら何もなく普通にアーマーを着け直して何がなんだか全然わかりませんでした。

・あとドローンだかGoproだか知りませんが画質が下がるところは良くなかったです。録画に失敗したかと思いましたが配信で確認しても同じでした。


次回は先生に錬金術に説明を受けたり試験を受けさせられたりするみたいです。また説明多めの展開が続きそうですね…