『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第23話「イヌ、いぬになる」:感想

2022年8月7日
■当然の帰結
・予想通り犬になった意味は特に無く、ただミホとのすれ違いをやるための強引な設定でした。
まともに作るなら「呪いにかかろうが犬になろうがナツミのことを探し続ける翼の執念」とか「呪いで犬になることは悲惨なようだが、獣人との約束を信じてナツミを追い続ける翼も似たようなもの」とか描けるものはあったと思います。

・悪ジロウが解決の兆しすら無いままなし崩しになるのも意味不明に分身するのも突然ロボタロウになれるようになるのもいつものことなので普通でした。井上ですからね。いつもどおりのドンブラザーズって感じのお話でした。

■トラドラゴンジン
・虎とドラゴンで中華風でデザインとして普通でした。
アクションも普通ですね。比較的動けるほうではありますが、見栄えのするアクションをできるほどではありません。CGじゃないだけオニタイジンよりマシな程度です。

・虎のほうを閉じ込めるデザインは面白いと思いました。だからこそ活かせてないのがもったいないです。
たとえばこれが「虎=中身(本心)、竜=虚勢」という位置づけにして「ジロウはヒーローになりたいと言いつつ本当は目立ちたいだけだが、田舎の友達の応援や本当に変身したことに対する尊敬の眼差しを受けて『田舎の友達にとってのヒーローでありたい』と強く思ったことで自分の中の邪心を抑えられるようになった」なんて話にすればあの合体シーンはもっと盛り上がったと思います。


次回はタロウを息子扱いする女性が現れ、息子のふりをするお話のようです。
これのどこでジロウが活躍する場面があるのだろうかと不思議ですが、いつもどおり活躍しないで突然出るだけなので問題ないのでしょう。

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