■話がつながらない
・嘘つきアイドル、タロウの性格、ドンオニタイジンと各要素が全然つながっていないように感じました。

・「嘘が本当になる」をキーワードみたいに使っていましたけど関係なくないですか?
アイドルは下積みは誰にでもあるからタロウの指摘は的外れだと思います。テレビデビューできる人もいれば地下アイドルのまま終わる人もいるでしょう。それは嘘つきかどうかは関係ないと思います。タロウはアイドルになる人は生まれたときからアイドルだとでも思ってるのでしょうか?

・アイドルはアイドルで有名なアイドルの妹だなんてくだらない嘘をついている意味がわかりませんでした。
もしも本当にアイドルデビューしたら自分の首を締めるだけです。本気だったら言わないと思います。てっきりそこから「本当にアイドルになりたいなら~」なんて心変わりの話になるのかと思ったら全然なくて意味がわかりませんでした。

・同僚の話も理解不能でした。タロウが責められるのはわかりますが、あれほど嫌悪感を示す同僚があんなことで許すのが理解できませんでした。
そもそも掃除終わってないのに離れていいなら「俺が代わりにやるから行って来なよ」と口裏合わせたり、タロウの超人的パワーでマッハで掃除を終わらせれば済む話だと思います。他の同僚も怒るわりには協力してなくてクズのように見えました。

・タロウは言われたとおりに宅配の仕事は出ていなかったみたいですが、それってタロウにとって有りなのか不思議でした。
タロウが宅配を仕事にしてるのは幸せを届けるためだったはずです。仕事しないということは幸せを運べないということだから大問題だと思います。私のイメージだと「幸せを運ぶこと>>>>同僚」で気にせず仕事に来るのがタロウです。どういう判断で仕事に行かないことにしたのかも描写されなかったので何にもわかりませんでした。タロウ関連は投げちゃいけないところだと思うんですけど良いんでしょうか?

・タロウの思考も特に改善されてないし、誰も当たり前の行動を取ってないし、かといって「人間そんな簡単に変われないし、クズが多い」なんて無常感を感じる結末でもなく、いったい何の話で何がどうなったのか理解できませんでした。
脚本段階ではまるで救いのない話だったのを現場で小手先だけで良い話で終わらせようとしたような不整合さを感じるお話でした。

・個人的にはソノイの話も全く共感できませんでした。別に月は好き好んで太陽の光を反射してるわけじゃないと思います。ただの自然現象の結果です。
試しにソノイの話していた月を”ハゲ頭”に入れ替えてみたらわかると思います。侮辱にしかならないでしょう。
ただの例え話や「そう思うほうが楽しくありません?」みたいな思想ならまだ良いですけど、ソノイの場合はたぶん真正でその理屈で人間を抹消してるんで肯定する気にはなれません。

■ドンオニタイジン
・もう慣れてますけどいつも以上に酷い導入で呆れ果てました。
「ボスを必殺技ブッパで倒したらなんか突然雑魚が追加発生した。雑魚に苦戦なんてしたことないのに突然主人公が思いつきで合体ロボになって戦おうと思って合体して雑魚を蹴散らした」って何ですかこれ?
雑魚を蹴散らしたって強さの証明にはならないと思います。普通なら救助対象がいるとか、ボスが強くてその上雑魚が増えたから連携が取りづらくて苦戦するなどパワーアップの必要性を用意するものですが一切見当たらないどころかボスを倒してあるんでいつも以上に余裕がありました。
”雑”を超えてわざと酷くしてるのかと思うくらいに正気を疑う光景でした。

・ドンオニタイジン自体も特に良い印象は受けませんでした。
デザイン自体は悪くないんですけど、顔が没個性的なのが良くないと思いました。
普通だったら「バイザーが上がって顔が見えるようになる」っていうのはかっこいいシーンになることが多いんですが、ドンオニタイジンの場合は巨大サングラスという独自のデザインから没個性的な戦隊ロボ顔に切り替わるのでむしろかっこ悪くなったように感じました。それこそ「サングラスを外したら意外と普通な顔で拍子抜け」みたいな感じでした。
必殺技の桃は普通に意味がわからないしかっこ悪いし攻撃にもつながってなくて最悪でした。

・戦闘はテンポが悪くて退屈でした。
今まではCGのクオリティに伴うスローペースもタロウの芝居がかった口調などで軽減できていましたが、いちいち4人がリアクションを入れる路線になったせいでただ間延びした演出になってしまいました。

・敵が無機質なのも相性が悪いと思います。
普通の自我がある怪人なら、メンバーのリアクションに対して「お前ら真面目にやれ!」と怒るシュールなシーンができたり、「(高所恐怖症?)チャンス!」と状況を活かしたりできたでしょう。「ギャラクシー!」など意味不明なことしか言わないし、何がしたいのかもわからない敵ではメンバーのリアクションを活かせません。



次回はタロウとソノイがお互いの正体に気づくようです。
そっちを先に終わらせるんですね。正体を隠した交流を終わらせるること自体は問題ないと思っています。ソノイに関してはこの先の展開や起伏も考えてると思っていますので。
ただ個人的には引っ張る価値があるのはソノイとの関係のほうで、獣人だの世界の謎だのつまらない引っ張りどころをさっさと終わらせたほうが良いと思うので「え、そっちから終わらせるの?」と思ってしまいました。
たぶん井上の頭の中ではそもそも同列の要素として扱われていないので一緒くたに考えること自体が的外れな考え方なのでしょうけどね。