『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』 第4話「おにぎりのおに」:感想
■話の焦点が見えてこない
・どういう話だったんだかわかりませんでした。
タロウがマジレスしたせいで鬼になっちゃったけど宅急便のおばさん同様にそこは放置されたまま終わりました。てっきり最後に
「話は最後まで聞け。今は99点だがこの先お客さんのために握り続ければ100点になれるし、10年20年と続ければそれ以上先までもお前は行ける。自信を持て!」
なんてフォローが入るのかと思ってました。
従業員に雉野だけが評価されてる様子がありましたし、それを聞いたタロウにも思うところがある様子でした。この断絶感は意図的な流れなのだと思いますがどういうことなんでしょうね。結果とアプローチの話でもしたいのでしょうか?
・現状の印象だとタロウは脳人の世界からやってきたマレビトで思考が脳人に似て極端なのかなという印象です。
でもこれだと同族殺し系の話になって仮面ライダーっぽくなっちゃいそうです。
■そんなキャラだったの?
・雉野のほうの話は完全についていけませんでした。
いきなり「僕は今まで頑張ってこなかったからダメだったけど変わりたいんだ!」とかほぼ初登場のキャラで言われても困ります。ゲストならそれくらい唐突でも致し方ありませんがメインキャラなのでスルーできません。
そもそも個人的にはそんなにダメなイメージがありません。上司がキチガイだったり、他のメンバーが異常なだけで雉野は普通だと思います。雉野は能力も性格も異常なメンバーの中で凡人路線で行くのかと思っていたので変わりたいとか言い出すこと自体についていけませんでした。そういうキャラだったんですか? イメージが二転三転して混乱しています。
■できるんだ
・個人的にはイエローがあっさりタロウの父親?(謎の男)に会えたことが意外でした。
それができるんなら桃井タロウ探しのときにもう1回会って「桃井タロウって誰? どんなやつ?」と特徴を聞いておけばいいのにと思いました。
別に今回の要件が呼び出しに応じるほど特別重要だったように見えず、整合性が取れてないように感じました。
■特訓?
・イエローとブルーの間ではドンモモタロウが襲いかかってきたのは戦闘訓練のつもりだったのではないかという仮説が立てられていました。本当にそうなんでしょうか?
訓練ならいきなり襲いかからずに口でそう言えばいいじゃないですか。実際逃げられちゃって訓練になってませんし。
「人のためになることをする」という点ではタロウっぽい行動に見えますが論理的な言動を伴うタロウと違って理性を感じません。やはり同じ人格とは思えない行動のように見えます。
■ぐだぐだバトル
・バトルの流れ自体からダメでした。
怪人は空気であり人々に危害を加えるが護衛対象という反応に困る内容でした。じゃあ敵幹部とのバトルのほうがメインなのかと思ったらそっちもろくに手合わせしないうちに撤退して拍子抜けしました。
アバターチェンジも相変わらず雑でした。ルパパトには黒がないからなぜかリュウソウジャーが混ざり、ルパパトの意味もリュウソウジャーの意味もどちらか単独ですら特に感じられませんでした。相変わらず無味乾燥としていて退屈でした。
これならバトル無しで純粋におにぎり屋の店長のお悩み解消をしたほうがまだ面白かったと思います。お悩み解消ドラマとしては「倒したらなんかすっきりした」と肝心の過程を放り投げた分だけ大きくマイナスです。
■巨大戦
・今回もありませんでした。現状だと4話中2話しか巨大戦がありません。次回はあるみたいですけどこんなに減らしていいんですね。そこが驚きでした。
次回はブラックがメインのお話で全員生身の姿でも顔見知りになるっぽい雰囲気でした。
バラバラに個々のメンバーの話を進めてから合流するのかと思っていたのですがそうでもないのでしょうか?
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