『仮面ライダーセイバー』 第11話「乱れる雷、広がる暗雲。」:感想

2020年11月22日
■乱れるキャラ、広がらない話
・前回とすらつながってる感じがしない内容でいつも以上に酷かったです。
自分の言ったことすら忘れて芽依を無視する飛羽真は目を疑いました。常識的な基準でも非難される言動だと思うんですが何のつもりだったんでしょう? 飛羽真は他にも戦闘中に敵に「ちょっとタンマ!」とか言い出しておかしかったです。

・「だって家族だから。」
前回の友達宣言はいったい何だったのでしょう…? 家族でいいなら前回の友達宣言をやる意味なかったですよね…? 賢人は暴走中で、倫太郎は家族。残った飛羽真は二人のことには無関心でした。何がどうなってるんでしょう?
私情で動くな発言も説得力ゼロでした。倫太郎は4話前に自分の復讐のために独走していたばかりなんですが。
ソードオブロゴスの決まりとしても違和感しかありません。その前には尾上も私情を挟みまくりでしたし、トップらしきソフィアも独断専行の真っ最中です。いったいどこの世界のお話をしてるんだろうと不思議に思うばかりでした。

・賢人も行動がグダグダで成功する見込みが欠片も感じられず話がグダグダでした。
激昂してるはずなのに基本フォームから始める手加減っぷりはアホみたいでした。
いきなりソフィアを裏切り者扱いしたところもおかしかったです。裏切り者扱いしているのになぜか話に割り込んで事情を聞こうとする賢人も謎でした。そのまま盗み聞きしたほうが良いと思うんですが。「この裏切り者! 父さんに濡れ衣を着せたのか!! よし、話を聞いたら教えてくれるかもしれないから質問してみよう!」ってどういう心境なんでしょう? まだ突然切りかかるほうが納得できます。

・個人的には最後のタッセルの解説すら驚きでした。
「ソフィアが消えた」って、え、そうなんですか? 退避しただけなのか区別がつきませんでした。

■唯一納得
・預かった鍵で泥棒しようとする芽依はキャラがブレてませんでした。
人間のクズを超えて犯罪者のクズになりました。賢人の質問にそれなりに答えてあげるカリバーよりよほど邪悪だと思います。順調に悪役としての格を高めていて芽依が闇の聖剣の持ち主になる日が楽しみですね。


次回はエスパーダがカリバーに決死の覚悟で立ち向かうようです。
今回負けたばかりのエスパーダでどうなるって言うんでしょうね? 負ければ無駄死に、勝ったら意味不明。やる前から詰んでるように見えます。

コメント

4 件のコメント :

  1. 更新お疲れ様です。

    キャラ描写がこちらの認識とズレているようなのは多々ありますね。
    4人って誰だっけ?もわかっててからかってるように取れなくもないんですが、そこまで気心知れた仲という印象がないので言い切れないんですよね。
    そもそもどの関係性も確かなものは描写されていないのでその都度出てくるものを受け取るしかない感覚です。EDにみんなでふざけ合うカットを差し込んだことで「個性的だけどお互いを認め合う仲間たち」を描写した気になっているんじゃないかと嫌な予感がします。

    倫太郎も存在に重みがなくて、天涯孤独設定が付与されても悲壮感とかありません。前回までの友情ですら本人たちが言ってるんだからと無理矢理受け止めましたが家族とまで言われても実感がありません。そう思ってるのは今後も倫太郎だけで家族とは程遠いまま進みそうです。今回の負傷で一時的にでも退場して人数を減らしたことのみ功績ですがどうせすぐ復帰しそうです。
    「私情で動くな」に自分も同じこと思いました。スポットが当たる時は私情まみれで暴走し、他キャラの番の時は何事もなかったかのように「剣士たるもの」「仲間なんだから」と説教するローテーションが繰り返されるんでしょうね。

    エスパーダ3冊コンボ出てすぐこれでいいのでしょうか。負けイベントならそれはそれで盛り上がるドラマや演出を用意してほしいです。賢人の短絡的な取り乱し方も脚本通りに動いてる感しかないですし、そもそも何か事情があるとは思わないのでしょうか。

    芽依の悪役としての格で笑いました。本気で盗む気はなくコミカルなシーンのつもりだったのかも知れませんが、盗みなんてする子じゃない!と言えないんですよね。意図していない不快な印象を与えていることを現場は認識しているのでしょうか。

    規制緩和の影響なのか襲われるモブの描写がありましたね。撮影制限への対策は結局見出せないままですね。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >4人って誰だっけ?もわかっててからかってるように取れなくもないんですが、そこまで気心知れた仲という印象がないので言い切れないんですよね。

      そういう可能性もあるんですけど、芽依から4人は友達と言い出したならともかく飛羽真からいきなり言い出した案件なので個人的には言った本人の飛羽真がするには無理があると思います。飛羽真の演技もそういう感じには見えませんでしたし。

      >倫太郎も存在に重みがなくて、天涯孤独設定が付与されても悲壮感とかありません。

      私も特に事実以上の感情は湧きませんでした。
      そもそも倫太郎の師匠は戦死していますし、賢人の父親は裏切った(と思われていた)し、先代セイバーもあのとき死んだ扱いになっていた感じですからね。家族がいないと言われても遥か昔からワンダーライドブックを守ってきた組織で内紛まで起こしてるならそれくらいは予想の範囲内で特に驚くに値しないと思いました。飛羽真も家族(異世界のも地球の育ての親?も)がいるのか謎ですしね。むしろ何もかも不透明なセイバーにおいては珍しい内容も真偽のほどもはっきりとした情報なので純粋な視聴者目線としては嬉しくなってしまうくらいでした。

      >賢人の短絡的な取り乱し方も脚本通りに動いてる感しかないですし、そもそも何か事情があるとは思わないのでしょうか。

      賢人の心境には全然ついていけませんよね。本心では父親と戦ってどうしたかったのかもよくわかりません。

      >意図していない不快な印象を与えていることを現場は認識しているのでしょうか。

      私としては意図してものであってほしいともはや思っています。
      「え、別に預かった鍵で家探して泥棒ごっこしたっていいでしょ? 本当に盗む気はないんだから」なんて思っていたら手の施しようがないと思います。本物のサイコパスです。

      >規制緩和の影響なのか襲われるモブの描写がありましたね。

      レギュラーキャラは一緒にいないから問題ないってことなんでしょうかね。また感染が広まっているのでこういうシーンもまた減るかもしれません。
      対策は今のところ「ロケの手間を減らす」以上の内容は感じませんね。

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  2. こんばんは。
    今回、仮面ライダーブレイズが仮面ライダーエスパーダをかばって負傷しましたが、別に正面から受けなくても、飛び道具を撃つなり、横から斬りかかるなりすればよかったと思うのですが、どうでしょうか?
    個人的にはソフィアがさらわれた?のと合わせて鴉 karasの乙羽みたいに背後から不意打ちでぶった斬ったら面白かったなと思いました。
    また、倫太郎の自分も私情で行動云々もポルナレフとアヴドゥルみたいに喧嘩別れののちに駆けつけたとかだったら説得力があったなーと思いました。

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    1. 匿名さん、こんにちは。

      >別に正面から受けなくても、飛び道具を撃つなり、横から斬りかかるなりすればよかったと思うのですが、どうでしょうか?

      はい、実情から言うとそうだと思います。
      この問題の根幹は前後の演出だと思います。そもそも倫太郎がずっと棒立ちで見学していたことがおかしいと思います。
      別の敵と戦うなり、最初に負傷させて動けなくするなり、あるいはソフィアを警護しているなり、なぜ防御もできない姿勢で急に割って入らないといけないのかを裏付けるシチュエーションはいくつもあったと思います。基本的には「準備万端で受けられる状況ではなかった。咄嗟のことでそんなことに気を回す余裕はなかった」というシチュエーションにしないと成立しません。
      あるいは別のアプローチとしては「ブレイズがエスパーダを守るために三冊コンボで必殺技を放って相殺しようとしたが必殺技ごとカリバーに切り伏せられる」なんてシチュエーションも有りだと思います。これならカリバーの強さを印象付けることに利用できますし。

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