『仮面ライダーゼロワン』 第10話「オレは俳優、大和田伸也」:感想

2019年11月10日

■どういうお話なのか?
・話のポイントがよくわかりませんでした。
大和田さんはエンジには厳しい一方、暗殺には好意的な態度でした。 この意味するところが今回の範囲ではよくわかりませんでした。
エンジも暗殺もどちらもシンギュラリティには目覚めているのでそこが重要なわけではないと思われます。自我に目覚めてからの時間経過や感情の積み重ねの問題なのでしょうか。
大和田さんのエンジに対する不満点がふわっとした感情論のように見えてしまうため、単純に「エンジはヒューマギアだと認識しているからヒューマギアに対する嫌悪感が先立って公平に見れない。一方、暗殺はヒューマギアだと思ってないから不満を感じない」というバイアスでしかないようにも思えます。

・不破と唯阿の話などから考えても「表と裏」がどこを意味するのか不明瞭です。
大和田さんの言動の裏に嫌悪感があるという話でも成り立ちますし、「暗殺は暗殺用として育てられたけど実は本当に演技の才能がある」という話でも表と裏にはなるでしょう。今回の話のポイントはどこなのかいまいち掴めませんでした。

■個人レベルでも安全意識がガバガバ
・本当にこの世界は恐ろしいですね。
テロリストが襲撃してきても警備班は退避を呼びかけないし、目の前まで来ても撮影を続行するのは当たり前でした。或人含めて誰も「逃げろ!」と言う人物がいませんでした。ヒューマギアが普及し過ぎて代わりの効く人間の命が軽くなってる世界なのかと思えてきます。

■不破
・ヒューマギア関連のわだかまりが前回消えたと思ったら、人格まで大きく変わっていました。イズと必要もないのに普通に会話していたり唯阿への仲間意識など人情的な反応が増えて別人のようでした。

・爽やかでゼロワンには珍しい好印象ではあるのですが不破というキャラクターがこれでいいのかについては疑問です。

■ZAIA社長
・黒幕ポジションっぽい感じの動きをしていました。「飛電を潰したい」と言っていましたけど、滅亡迅雷ネットってまさかそのためだけの存在ではないですよね?
個人的には不安を覚えます。滅や迅と被るポジションなので二人が何か企めば企むほど「まぁ、それも社長の手のひらの上なんだけどね」と冷めた気分になってしまわないか不安です。


次回は後編です。「今回と合わせて1話でまとめられる内容だった」で終わらないといいのですが。

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