『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』 第2話「約束のバトル」:感想

2019年11月3日

・1話から約4ヶ月半ぶりのサーガブレイヴ2話でした。長かったというべきか短かったというべきか微妙な長さです。次回は1月24日と予告されているので安心しました。

■グランロロ編
・前回は未来の地球が舞台で、今回はズングリーたちのいるグランロロが舞台でした。
状況説明も多かった前回に比べると、説明が少なくキャラも見慣れた面子で展開もカードで勝負と馴染みのある要素が多くて見やすかったです。

・そしてラストである次回は現代の地球が舞台になるみたいです。
なるほどだから3話構成なんですね。 3つの世界には魔族や光主など共通項があるので世界をまたいだ話でも無理なくまとめられます。敵は世界を越えて影響を及ぼしているみたいですが、ダンもやっているのでこちらも違和感はありません。綺麗にまとまってますね。

■販促
・今回も販促に惚れ惚れしました。
メテオヴルムの効果が中心でダイレクトアタックはゼロで、全て効果のみでライフをゼロにしていたのは鮮やかでした。

・高レアばかりの都合で15ターン目まで飛んでいたところはバシンを思い出しました。
コストはどうにもならないからやっぱりあぁなっちゃうんですね。緑を混ぜればもうちょっとマシになるでしょうけどそれだとダンのデッキとは別物になっちゃいますし。 次回で残りの12宮レアを出す気ならもっと凄まじいことになりそうです。

■カードバトルは対話
・販促関連で言えば、「カードを通して語る」ことがストーリーにも反映されていたところが良かったです。
「負けないデッキでは勝てない」というのはカードゲームあるあるですね。手札に防御カードがあると安心できるのですがそれだけではジリ貧でいずれ負けます。
逆に相手を倒すことだけを考えたデッキでも勝てません。デッキのバランスが重要です。自分を曲げてでも勝つための道を模索しなければいけないのがカードゲームの辛いところです。

・題材にちなんだ話をしつつ、そこから周囲からのプレッシャーを感じているズングリーの心境やダンの心境に踏み込んでいく流れが最高でした。
やるべきことをやろうとするのは立派ですけど上手くいくとは限りません。ブレイヴの始まった時点でのダンもそういう過程でやさぐれてしまったのだと思います。それでも諦めはしないし、その姿勢を見て影響される人も出てくるから希望が感じられます。ダンやズングリーだけでなく、これまでの登場人物やシリーズのお話を通した文脈が感じられる点が素晴らしいと思います。

・個人的には最後のズングリーとのバトルがバトルフィールドではないリアルと同じ普通のプレイだったところに感じ入りました。
何かをかけた勝負も盛り上がりますけど、カードバトルならこういう穏やかな勝負も良いものですよね。ダンの声色もにこやかで楽しげでした。EDにも映っていましたが、激覇の最終回での勇貴とのバトルもこんな感じだったのだろうなと思いました。「約束のバトル」が果たされるのがこういう形で良かったです。


全3話なのでサーガブレイヴは次回で完結です。
状況自体は敵を見つけて倒せば解決するでしょう。それ以外にどんな話をするのかのほうが気になります。

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