■がっかりな種明かし
・初耳なことだらけで説明にしかなっていませんでした。普通だったら「そうか、あれはそういうことだったのか!」となるのが種明かしの面白さですがそんな感覚は1ミリもありませんでした。延々と引き伸ばした挙げ句にこれではうんざりにも程があります。

・俺たち一族は別の時間から来た
→”別”ってどこ? 改変された現代に元の現代、オーマジオウのいる未来に白ウォズのいた未来の可能性の一つ、果てはディケイドの世界まで無数にあるんですが? 同じであることがほとんど無い世界で別と言われても何の尺度にもならないと思います。

・一族の”王”
→王ってどういう意味? 一族の中だけの話ならソウゴたちに関係ないんだけど。世界の支配者って意味ならオーマジオウはどういう存在なの? 王がいたのに魔王が誕生したってどういうこと? 

・スウォルツのこれまでの行動も意味がわかりません。
話の感じからするとツクヨミが生きていたことは予想外だったようでした。ということはつまり今回やったようにツクヨミから力を吸収することは元々の計画には無かったと考えられます。だとすると当初の予定では何をどうするつもりだったのでしょう?
現状だと「王になるためにすごい力が欲しい。でも何すればいいかわかんないから適当にアナザーライダーを作ってればそのうち当たりが出るかも」くらいにあてもなく行動していたように見えてしまいます。
今回の感じだとディケイドから力を奪うことが目的だったのかなとも思えますが、しかしディケイドは13話から登場しているわけですからあんなにあっさり奪えるならさっさと奪っておけば済んだはずです。これも意味がわかりません。
いずれにしてもソウゴを生かしておく理由が見当たらない点も謎です。今のところソウゴ/ジオウを放置しておく理由が見当たりません。何がしたかったんでしょう?
無難に行くならアナザージオウ2ウォッチを活かして「ジオウとはすなわち”時の王者”!その力を吸収すれば俺の力は更に強まる。ここまでアナザージオウを育ててくれてありがとう、常磐ソウゴ」とかやっておけばいろいろ丸く収まったでしょうに。

・設定自体も相変わらず意味がわかりません。
ゲイツもツクヨミも時間が書き換わったから記憶が無くなっていたのに、加古川を倒して元に戻ったら元に戻るだけでなく、書き換わっている間の記憶も維持しているようでした。この理屈でいくとレジェンドライダーは変身できないだけで昔の記憶を維持できているのではないでしょうか?
普通だったら設定が混線するのを防ぐためにゲイツとツクヨミは状況を理解しておらず、後からソウゴやウォズが説明して何が起きたのか情報共有させる場面だったと思います。

■ドラマなんて無い
・種明かしを除くと個々数話の内容はもっと酷かったです。キャラ中心に動いていた話なのにドラマが皆無でした。
ゲイツとツクヨミは意味不明にちょろいし、ウォズの裏切りも特に爪痕を残さず、アナザーおじさんとソウゴは和解も無いまま終了で何の広がりもありませんでした。基本同じだけど別人な平行世界のキャラを出しておいてこんなに何の掘り下げもないなんて奇跡的だと思います。

・ウールとオーラも過去の経緯を踏まえると理解しがたいです。
ウールはキカイのときにオーラに裏切られて死にかけたことを忘れていたようでした。完全に歴史が書き換えられていました。
ウールがオーラを助けるにしても「裏切られた者同士」という関係でスウォルツを倒すため、あるいはそもそもの目的であろう「(オーマジオウ/スウォルツの脅威から)生き残るため」に協力するとかやりようはあったと思います。

・加古川はもうゴミとしか言いようがありません。無駄に蒸し返して何の進展もなく処理しただけです。
以前は説得に失敗していたと言うのなら今度は成功するのが普通だと思います。それが「みんなの迷惑だから倒す」で終わりでは何の救いもありません。これでソウゴが良い王様になれると信じろと言われてもマイナスにしか働きません。

■バトルものの基本がなってない
・今回のバトルも最低でした。
アナザージオウ2は時間を戻す能力も使わずにやられていました。敵の能力で負けたことがあるならその能力を何かしらの形で上回って勝つのがバトルもののセオリーだと思います。それが使いもしないで普通に負けるって… こんな手抜き勝負じゃ盛り上がりません。



次回は仮面ライダーアクアが登場するようです。見かけるのはムービー対戦メガマックス以来です。
でもジオウだから喜べません。また「これなら出ないほうがマシだった」と思うような内容でしょうからね。脚本も信頼と実績の下山さんです。
スウォルツのアナザーディケイドも「オーマジオウが残ってるからどうせやられるんでしょ?」と「スウォルツがラスボスになっても困る…」で全然興味が持てません。