『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 第19話「進撃のティラミーゴ」:感想

2019年7月28日

【ストーリー】

■狂ってるけどまとも
・今回はわりと見れる内容でした。最初からティラミーゴが街に馴染んでいるという異次元の世界観から始まったのでリュウソウジャーでよくある狂った倫理観と展開が受け入れやすかったです。始まったときには夢オチか敵の能力であってほしいと思いましたが普通に現実でした。充分狂っていますが、まぁリュウソウジャーではよくあることです。

・メルトとティラミーゴのコンビも良かったと思います。リュウソウジャーのメンバー同士よりよほど関係性が感じられました。普通に考えるとコウやアスナとでもメルトはああいうポジションに立てるはずなんですけどね…

・ティラミーゴの”良い考え”はいつものリュウソウジャーっぽい強引さでした。
その前が「急いで歩けば走ってないからOK」という内容だったので、てっきりルールを逆手に取った方法で解決するのかと思っていたらただの力技でした。
「『サッカーしよう』と誘い出して、学校の外からメルトがノビソウルを使って怪人を学校の外まで引っ張り出す」とか、あるいは「ティラミーゴは騎士竜だから人間のルールには縛られない!(クレオンが大声出しているように見えてOKなのも宇宙人だから。ドルイドンはたぶん地球人なので適用される)」とか、やるのかと思ってましたがそんなことはありませんでした。

・最後のワイズルーのオチも珍しく笑えました。
ワイズルーがいないのはクレオンの独断作戦だからかと思ったら閉じ込められていたんですね。いつものリュウソウジャーだと「何これ…? ギャグのつもりなのか?」と戸惑うことが多いですが今回は素直に楽しめました。メルトのツッコミはいつもどおり笑えませんでした。


【アクション】

・今回は全体的に画作りが決まってました。
リュウソウゴールドのバトルは飛び散る本のページがスタイリッシュでした。図書館という地形を活かして机を押し付けて動きを抑えたり、本棚を足場にして三角飛びをしたり、アクション面でもリアリティとかっこよさを両立できていて見応えがありました。

・メルトのバトルはツヨソウルの荒々しい感じが良かったです。
蹴り技などいつものメルトのスタイルとは違う動きが見れました。ソウルを使ったときはこれくらい差別化されるほうが面白いと思います。

・巨大戦もよく動けていて素晴らしかったです。
浴びせ蹴りはワイヤーか何か使っていたみたいでしたが巨体に似合わぬ動きで意外性があって良かったです。それを敵の攻撃の出掛かりに合わせて潰していたことも意外性が重なっていて面白かったです。
あと炎と水のエフェクトも決まってました。どちらも珍しいものではありませんがしっかり使えていました。奇をてらうばかりでなく、基本的なものも使えている点は重要です。


次回はトワが反抗期みたいな感じでした。脚本は前回登板した たかひろやさんだそうです。個人的には唐突な展開のように感じます。また初期設定に準じたお話なのかどうかが気になります。
最近音沙汰のなかったガイソーグも出るようです。ガイソーグもティラミーゴも持て余している感じが漂っているのでもう少しコンスタントに出すなり、たまに出るなら理由を付けるなり対策してほしいです。

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