■ザミーゴ戦
・冷凍銃で凍らせる!、と見せかけて本命は冷凍解除からの不意打ちとか金庫を”閉めて”冷凍銃を封じるなどその辺りの展開は意外性と論理性があって面白かったです。

・ただ、やや唐突な感じは否めません。
銃から冷凍解除できることは見た覚えがありませんし、ただの不意打ちではザミーゴがうっかり忘れなければ液状化ですり抜けられて終わりなような気がします。
ザミーゴに冷凍銃を突きつけられていたことですし、「レッドの頭を狙ったザミーゴの弾をかわす→かわした先にブルーとイエローが待ち構えていてザミーゴに弾を反射→凍ったけど『自分の能力だから効区分け無いだろ』とすぐに冷凍解除されるがその一瞬の隙をついて冷凍解除したエックスが金庫を開ける」くらいだったら良かったかなと思いました。

・金庫を閉めることに関しては”トリガーマシンだから”という点がピンと来ませんでした。
「開けられるのだから閉めることもできる」という理屈は良いと思います。今まで閉じる必要がないから使わなかったことも納得がいきます。
ただ、それがトリガーマシンだからできることと言われると「そういうものだから」という以上の理屈が浮かびません。これがたとえば引き金ではなく鍵型や南京錠型モチーフの造形だったら外見からそりゃそうだと納得できたでしょう。見た目が関係ない引き金の形でトリガーマシンもダイアルファイターもどちらも同じルパンコレクションでノエルが改造したものとなると「トリガーマシンだからできる」と言われても説得力に欠けます。これまでのどこかでロック能力に触れる機会があったらまだマシだったかなと思います。

・とはいえ、全体としては全然良いほうなんですけどね。
バトルにまともな展開があるだけニチアサの水準では遥かに上等です。だいたい気合と勢いか、敵の謎の弱体化で勝敗が決まることがほとんどですからね。

■素顔の快盗
・最後の重荷を降ろせてほっとしたような魁利たちの表情と声色が印象に残りました。
笑顔など自体は警察向けの表向きの顔などではありましたが、心の底から感情を出せたのはこれが初めてなんじゃないかと思います。快盗編の決着がついた後らしいカタルシスで良かったです。

・ザミーゴとの決着が人間関係の成果として生じた結果だったことも良かったと思います。
魁利たちが最初の約束どおり誰かを犠牲にするかもしれない方針だったら魁利一人で負けていたかもしれませんし、警察と個人的関係を築けてなかったりノエルが快盗や警察に信用されていなかったらトリガーマシンを借りてくることはできなかったでしょう。個人のドラマを重視して描いてきたルパパトだけに勝敗が個人の関係に帰結することは相応しい結末だと思います。


次回の最終回は予告ではパトレン&エックスだけでドグラニオと決着をつけそうな雰囲気でした。
でも予告に快盗たちが持っていったはずのサイレンストライカーが映っていたからパトレンだけなのは途中までで最後は全員でやるんでしょうかね。あるいはコレクションだけ取り出せたけど快盗は出せず、最後にコレクションの願いで代わりに呼び戻させてノエルの話に決着をつけるのでしょうか。このまま「永遠にアデュー」ということは無いと思っています。
個人的には快盗たちが戻ってきて、今度は正義のために戦って警察への意趣返しをしてくれるほうが楽しいかなと思います。