【ストーリー】

■疑心暗鬼
・話がますますガバガバでした。
ソウゴは未来(夢)で見たからという理由でシノビを信頼するし、ウールはなぜか黒ウォズに懇切丁寧に説明してくれるし、話の展開が不自然なことだらけでした。
ウールなんて完全に意味不明でした。白ウォズへの苦手意識があるのですから「黒ウォズを白ウォズと勘違いして前回と同じように聞かれたことに答えた」という流れにすれば辻褄が合ったはずです。それをなぜか会った時点で白ウォズとは違うと判断したことを示す台詞まで言わせていました。いったい何がどうなってるのか全く理解できませんでした。

・構成が滅茶苦茶なせいで意味のありそうなシーンも信じていいのか疑心暗鬼に駆られます。
ソウゴが「未来のシノビはまともだったから大丈夫だ」と現代のシノビに言ったのは普通に考えるとおかしな発言だと思います。それを言ったらソウゴは未来で魔王になっていたから現代でも最悪の魔王確定です。ソウゴは魔王になりたくないならさっさとベルトを手放さないといけないはずです。ソウゴ自身が矛盾していることを承知で言っているようにも見えましたが他の構成が理解しがたい出来栄えなので真に受けていいのか疑問です。

・未来ライダーの話も普通にダメでした。
ソウゴの夢で映った分以外は描写がないのでこれを”ライダー”としてレジェンドと同列に話を進めるのは無理があると思います。レジェンドもジオウのストーリーでは空気でしたが原作からキャラの基本設定などを持ち込んでいるのでそれで補完し得ます。未来ライダーではそれができません。この前後編1,2話の間で描写しきらなければお話が成立しないのにできていませんでした。未来のシノビと現代のシノビの差が3年の月日が埋まるものなのか、何か決定的な違いがあるのかそういったことが伝わってきません。
シノビの話が成立していないのでソウゴの話も成立しなくなります。「未来では立派になっていたから」と言われても今の状況も未来でそうなった経緯も知らないのに言っても説得力がありません。むしろ無責任な発言で軽薄に見えてしまいます。

■未来の設定
(未来が安定しない状態では?)別の未来への干渉は不可能。
でも過去へはどこの未来からでも干渉可能。
スウォルツは別の未来に赴いてウォッチを作っていた。

・これまでの過去の歴史改変との違いといい、わからないことが増える一方です。
ちなみに東映公式サイト曰く
 別の時間軸の未来からやって来たということは、どっちかの未来しか残らないということ。つまり、黒さん・白さんのどちらかが、いずれは消えてしまいます。もちろん両方消えてしまう可能性だってゼロではない。
という設定もあるそうです。これを作中で触れていないのは結構致命的だと思います。未来が派生する場合、複数の平行世界に分岐するだけの世界観と一つしか残らない世界観と作品によってまちまちなのにジオウでどうなってるのか説明していません。つくづくスタッフの頭の中で完結してて表現する気がないなぁと思います。

・今回の流れからすると、「未来の派生はソウゴを起点にしか発生しない」のでしょうかね。そうでもないと白ウォズがソウゴを呼び寄せた理由が思い浮かびません。最初から「ウォズ、シノビウォッチを手にする」とでも書けば終わりですから。これだと今度はソウゴの意思によるところが大きすぎて、「ソウゴがうだうだ言わずに最初から『自分は絶対魔王にならない』と固く決意してれば済んだ話じゃねぇか!何が俺は王になるだ、大した覚悟も無かったくせに」って展開に陥りそうですが。

■未来編はもうすぐ終了?
・白ウォズが「この時代に存在しないウォッチ3つを手にした者」とか言っていました。これって常識的に考えると、今回手に入れたシノビと次回の未来ライダーで2つ、ウォズウォッチで3つ目だからもう3つ揃っちゃいますよね? 今回宣言した側から「あ、まだ必要なものあったわ」と継ぎ足すのは悪手だと思います。これまでの話からするとディケイドウォッチは含まれてるのかどっちなんだという疑問もありますが士共々これもどうするのでしょう。


【アクション】

・動きはいつもどおりいまいちでしたがカメラワークは良かったと思います。
ジオウのキックも動き自体はいつもと大差ありませんがアングルで工夫してありました。やっぱりスーツが動きづらくてもやりようはまだまだあるんじゃないかと疑念を強めました。


次回は未来ライダーのクイズが登場するようです。
胸のパーツが明らかにエグゼイド系の流用という感じでした。お話のほうはどうせ白ウォズの良いように振り回されて終わりでしょ?という感じなので特に期待することはありません。