『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第46話「抜け出せないゲーム」:感想

2019年1月6日

■ギャグ回?
・戦隊のお正月恒例の総集編を兼ねたギャグ回、のような構成でしたがギャグになっていたのか少し疑問でした。ストーリーとしては警察側のシリアス要素のほうを重視しているのは明らかでしたし、ギャグというギャグがあまり無かったように見えました。単に私の趣味じゃなかったという話なら良いのですが。

■納得&疑問
・魁利たちが快盗の正体だと疑念を強める過程は納得感がありました。子供の頃の写真は偶然の一致では済ませられないでしょう。ほぼ確信してもまだあくまで監視下に置いて観察するのも法的に妥当な手順のように思えました。いきなり逮捕や家宅捜索では乱暴だと思います。

・今後の展開がどうなるのかは少し込み入ってきたように感じます。
個人的には「警察が快盗の正体にこだわる理由」が弱い気がします。最近は快盗が警察の邪魔をすることは少ないですし、警察が快盗をアテにすることも増えています。そしてギャングラーの被害は拡大しています。この状況で快盗を捕まえることに力を入れるのは適切ではないと私は思います。

・警察の目的が逮捕ではなく「協力の要請」といったものならその点では納得がいくと思います。どうせ協力するなら連絡を取り合ってしっかりやるほうが効果的ですからね。協力と言っても形式的には司法取引のような形になるのかもしれませんが。
ただ、この場合だと快盗が後回しにしてきた課題である「パトレンの持ってるコレクションの回収」が自然消滅しかねないんですよね。作劇としては引っ張ってきた要素をそんな形であっさり終わらせて良いものかという気もします。
といって快盗と警察が全面対決ではギャングラーの脅威があるのに何やってるんだと呆れるのは避けられないでしょう。この辺りをどうするのか気になります。無難に行くなら「正体はわかったけど見てみぬふりをする」というのが両方に華を持たせつつ残り話数を穏当に過ごせる展開だと思いますが面白みは少ないです。

■新人監督
・新人の葉山康一郎 監督の実力はどんなものかと思っていましたが肝心のアクションがほぼありませんでした。
ギャグパートの演出がは石田監督みたいな大げさにデフォルメした映像が多かったです。個人的には引き気味でした。
アクションは次回で見られるかな、と思いましたが次回はまたいつものローテーション陣に戻るようです。とりあえずアクションを見ないと話にならないので葉山さんの評価は保留ですね。


次回はザミーゴとゴーシュが暴れるみたいです。
ザミーゴはゴーシュの改造で順当に強化されるみたいですね。前回スーパールパンレッドに負けたので納得ではあるのですが、引っ張ってきたわりにあれで負けた扱いなのか?という疑問もあってちょっとすっきりしません。幹部やパワーバランスのメリハリは弱いと思います。ザミーゴとゴーシュがこのタイミングで出るということはラスボスはドグラニオなんでしょうか…

ノエルが次回予告で死亡フラグを山積みにしてる感じだったのは寝耳に水でした。最近の周囲との和解展開ってそのためだったんですか。展開自体は特に悪くはないんですが個人的には心の準備が死ぬほうにも死なないほうにもついていませんでした。

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