『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第47話「今の僕にできること」:感想
■いろいろな前振り
・正体がバレそうと快盗も自覚、ザミーゴのパワーアップ、ノエルが捕まったと今回は前振りの多い回でした。今回で完結した内容がほとんどないので満足度は物足りません。引っ張った分、次回で盛り上がることを期待します。
・ノエルが捕まったのは納得がいくようないかないような微妙なところでした。
市民やパトレンを守るためというのは納得がいくのですが、ゴーシュがやたらに強いところは唐突な感じが否めません。ザミーゴの強化もそうですがコレクションのさじ加減一つでパワーバランスが決まりかねないのは理不尽さを感じるところもあります。
■本来あるべき姿
・ノエルが離脱したことでようやくサイレンストライカーがパトレンの手に渡ったことに関しては複雑な心境でした。
どう見ても警察用の玩具の音声から判断すると本来はパトレンのスーパー化用に用意されていた存在だと思います。今回の合体でようやく本来あるべき姿に近づいたと思います。たぶん本当はスプラッシュも付いているはずでまだ不完全なのでしょうね。
場面としてはゴーシュ戦の前に巨大戦を済ませておくこともできたと思います。サイレンパトカイザーを出さないといけない流れではなかったのでこの合体はスタッフも意図的にやったのだろうと思います。
■ザミーゴの金庫
・ザミーゴの手術は3つ目の金庫を移植するものだったようです。金色でない金庫だったのでゴーシュの改造体に付けられていたように他の怪人から移植したものだと思われます。
・見ていて一つ疑問が浮かびました。ザミーゴは元々金色の金庫が2つ付いていたはずですがそこに今回の液状化するコレクションを入れるのではダメだったのでしょうか? ゴーシュは入れ替えながら複数のコレクションを使っていますから常時必要な能力でなければそれで済むはずです。ザミーゴの能力というと「銃を作り出す」、「凍らせる」、「凍らせた相手を転送する」の3つくらいしか思い浮かびません。あとは「化けの皮を作る」コレクションも持ってるかもしれないくらいでしょうか。どこからどこまでが自前の能力で、どこからがコレクションの力なのか判断がつきません。確か以前に「コレクションは持ってない」と言っていたので全部自前のような気がするのですが混乱してきました。「実はコレクションの力を引き出すには生まれ持った金庫だけでなくゴーシュによる改造が不可欠。だからギャングラーの傘下でないザミーゴはコレクションを使いようがなかった」とか設定があるんでしょうか?
次回、ギャングラーのノエル人質作戦によって快盗の正体が警察だけでなく公に明かされることになるみたいです。
公にすることに意味があるんでしょうかね。一番困りそうなことと言えば快盗に関して警察が見てみぬふりで隠蔽できなくなることかなと思います。これまでなら「快盗の正体は謎のままということにして、目的を果たした魁利たちは普通の人生に戻る。快盗はもう現れないからそれでいいじゃないか」というなし崩しもできましたが公になってしまったら公権力としてはそうは行かないでしょう。悪くすれば「大切な人は取り戻したが犯罪者として捕まるor捕まらないよう逃亡するために大切な人と会えない」という状況になりかねません。コレクションの力で身代わりで収監させるダミーを作ったり顔を変える手もあるでしょうが、いずれにしても前と同じような生活を送るのは難しいでしょう。強引に丸く収めるなら「実は快盗は警察の秘密部隊だったのです!」ということにして罪にならないように取り図るという手もあるにはあると思います。曲がったことが嫌いな圭一郎が障害になりそうな気もしますが、それはそれで圭一郎の変化を示す描写になって良いかもしれません。
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