『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 第42話「決戦の時」:感想

2018年12月2日

■予定調和
・綺麗にまとまっていたと思います。
快盗と警察の役割を交換するのはベタだけど盛り上がります。金庫開けの機能を外付けアタッチメントにしていることも活きてくる展開で良かったです。
ゴーシュに協力してもらって逆襲に成功したデストラとそれ以上に理解しあって利用した快盗と警察の関係も少し対比になっていることも良かったです。

・デストラはやっぱり特に掘り下げがないまま終わりでした。
ドグラニオの話をするときにドグラニオにデストラのことを語らせる手もありますがあんまり時間は無さそうです。後回しに期待するとキリがないので止めておきます。

■ノエルの秘密
・最初はノエルは実は不治の病で、大切な人=他人のために戦う快盗に対して”自分のために戦っている”という話なのかなと思いましたが予告の感じだと違うみたいです。不治の病だとゴーシュが興味深そうに反応する理由が弱いですし。

・予告でギャングラーのスパイ疑惑を持たれていた点からすると、ノエル、もしくはアルセーヌ家自体がギャングラーと同族のギャングラー人(仮)とでも呼ぶべき存在なんでしょうかね。身体にギャングラー人の特徴(金庫?)があるとしたらゴーシュが軽く透視しただけで反応を示すのも納得です。

・この仮説だと戦いに直接関わろうとしない理由が不明瞭に感じます。
もしも快盗や警察が負けてギャングラーに征服された場合、アルセーヌ家の安全も脅かされると思います。現状だと余裕こいていられる状況ではないと思うのでリスクを犯してでも積極的に協力したほうがむしろ安全なように見えます。
そこに理由があるとすれば「『ギャングラーに宝を盗まれた』という話が嘘」という線かなと思います。盗まれたのではなく、アルセーヌ家はギャングラーに恭順して宝を差し出していたとすれば人間に表立って協力することを避けたがる理由になるでしょう。既にギャングラーの魔の手が及んでいる状況で協力したことがバレれば裏切り者としてすぐに狙われることになりますからね。

■VSXが最強?
・サイレンとビクトリーが増えたので全部乗せ合体やVSXをサイレンとビクトリーに換装した上位互換形態が出るのかなと思っていましたが特にありませんでした。武器としてマグナムを足しただけでした。
前作のキュウレンジャーも最強形態はベースはほぼ3号ロボのパーツだけで形作られていましたし、ロボ同士の合体は避けていく方針で固まったのでしょうかね。
個人的には歓迎します。量が増えるほど箱型になって動きが悪くなりますからね。


次回はもう一人のパトレン二号が登場しつつノエルの正体に近づく内容のようでした。
確か東映特撮ファンクラブ限定配信でしたっけ。私は見ていないので次回についていけるか少し不安ですが、まぁたぶん大丈夫でしょう。
個人的には話数が厳しくなってきた点がそろそろ不安です。例年のペースなら残り8話程度だと思われますがまだ片付いていない要素として、ドグラニオにゴーシュ、ザミーゴ。アルセーヌ家とコグレさん。警察と快盗の対立に快盗の悲願といくつもあります。ドグラニオに前後編2話、ザミーゴで2話、アルセーヌ家やコグレさんで2話と最低限に済ませても残り話数いっぱいぐらいにかかってしまいそうです。あっさり片付けられる部分が増えそうでその点は不安に感じます。

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