『仮面ライダーエグゼイド』 第42話「God降臨!」:感想
■積み重ね
・前回やそれ以前に書いた懸念事項が的中してしまいました。
何も考えてなかった上に何もせずに大災害を招いた飛彩と大我。
ラスボスに勝てないけど”ムテキ” 。
久しぶりに出たと思ったら無能ぶりを発揮する衛生省。
また対策ガシャットで無力化。
・特に飛彩と大我の大失敗は引きました。
元々「ゲムデウスを呼び出してどうするの?」という疑問があったことなのに、何も良いことがなかったどころか状況が格段に悪くなりました。これならゲムデウスを呼び出さないで正宗をリプログラミングしておいたほうが良かったです。
・「前回の活躍は…大迷惑でした!」ってすごい展開だと思います。
普通だったら予想もつかない展開や裏切りで「これは仕方ない。あのときはあの選択がベストに見えたのは当然だ」と思える展開が続くものですが、エグゼイドクオリティなので「登場人物は馬鹿なので仕方ないのです」しか理由が見当たりません。
■ニコと黎人が主役
・薄々思ってはいたのですが、今回の描写を見る限りは黎人とニコの2人が主役みたいですね。黎人に至っては今回のタイトルにもなっているから疑いようがないでしょう。
天才ゲーマーだから当たり前なんでしょうね。黎人は神クリエイターですし、ニコは一億も稼げるプロゲーマーですから。永夢やゲムデウスなど脇役が目立たないのも納得です。主役のために脇役の出番がなくなる。至極当然のことでした。
■完全に戦力外?
・ゲムデウスを倒すことが患者を救う唯一の手立てなのに飛彩と大我は戦わなかったのはどうしてだったのでしょう?
医療面から考えても治療はできませんし、患者の数が多すぎるから症状の緩和も最初から限界が見えています。飛彩と大我もゲムデウス退治に参加して一刻も早くゲムデウスを倒したほうが良かったと思います。
今回の東映公式ページ曰く、
だそうなんですが、未曾有の大災害でありこれで全てが終わるはずだった今回はチーム医療をしなかったのはどうしてだったのでしょう? 今やらなきゃいつやるのかと私には思えてなりません。
・当たり前のようにいなかったということは、もう完全に2人は戦力外ということなのでしょうか? しかしだとすると次回のクロノス戦に参加する意味がわかりません。どういうことなのでしょう?
■九条の作戦
・黎人のライフを減らしての抗体作り作戦の意味がよくわかりませんでした。
順応するまで経過観察をしたり、様子を見ながらいろいろ試してみるのではなぜダメだったのでしょう?
・黎人が反抗的とは思えませんでした。黎人は目的のためなら自分のライフを減らすことは厭わないことはこれまで何度も描写されてきましたし、対抗策が他にない現状では作戦を提案すれば乗ってくれたのではないかと思います。
・「攻撃して危機的状況に追い込むことにより、生存本能を刺激して抗体作りに関わる免疫力を高めるため」という線も考えてみたのですが、これもダメそうです。これをやるなら抗体ができていない間に種明かしをしたら台無しです。
■主語が大きい
・九条のことでもう1つ気になったことが「一度死んだ存在である消滅者はその生命を何かに役立てないといけない」と言っていたことです。一般人のこと忘れてませんか?
・九条は自分たちは死んでるからとバグスター人間を一括りにしていましたが、あの態度を今後復活するであろう一般人の消滅者にも求めるつもりなのでしょうか?
それはそれで個人の主張としては構いませんが、私は苛烈過ぎると思います。黎人は九条を殺した相手だから九条が無理難題を黎人に押し付けても正当性がないこともないと思います。ですが完全な被害者である一般人の消滅者は関係ないと思います。一般人を含める気がないなら、「俺とお前」の話に留めておくべきだったと思います。
■ゲーム機を牢獄にする
・私の考えるゲームの良さの一部は公平性と自由だと思います。
プレイヤーは誰もが同じ機器を使い、同じキャラクターやスキルで戦います。ゲーム内で獲得可能なリソースは他のプレイヤーもがんばれば手に入るものであり、そこには公平性とどんな選択をするかの自由があります。
・そんなゲーム機を牢獄に使う発想に唖然としました。ご丁寧に鉄格子まで描いてありました。
ゲーム機は牢獄ですか… 次は医療器具で人を殺したりするんでしょうか? 悪いこととして描くならともかく正当化するなんて私には想像もできない発想です。
次回はゲムデウスクロノスが誕生するようです。
対策ガシャットを作れば終わりですね。
・前回やそれ以前に書いた懸念事項が的中してしまいました。
何も考えてなかった上に何もせずに大災害を招いた飛彩と大我。
ラスボスに勝てないけど”ムテキ” 。
久しぶりに出たと思ったら無能ぶりを発揮する衛生省。
また対策ガシャットで無力化。
・特に飛彩と大我の大失敗は引きました。
元々「ゲムデウスを呼び出してどうするの?」という疑問があったことなのに、何も良いことがなかったどころか状況が格段に悪くなりました。これならゲムデウスを呼び出さないで正宗をリプログラミングしておいたほうが良かったです。
・「前回の活躍は…大迷惑でした!」ってすごい展開だと思います。
普通だったら予想もつかない展開や裏切りで「これは仕方ない。あのときはあの選択がベストに見えたのは当然だ」と思える展開が続くものですが、エグゼイドクオリティなので「登場人物は馬鹿なので仕方ないのです」しか理由が見当たりません。
■ニコと黎人が主役
・薄々思ってはいたのですが、今回の描写を見る限りは黎人とニコの2人が主役みたいですね。黎人に至っては今回のタイトルにもなっているから疑いようがないでしょう。
天才ゲーマーだから当たり前なんでしょうね。黎人は神クリエイターですし、ニコは一億も稼げるプロゲーマーですから。永夢やゲムデウスなど脇役が目立たないのも納得です。主役のために脇役の出番がなくなる。至極当然のことでした。
■完全に戦力外?
・ゲムデウスを倒すことが患者を救う唯一の手立てなのに飛彩と大我は戦わなかったのはどうしてだったのでしょう?
医療面から考えても治療はできませんし、患者の数が多すぎるから症状の緩和も最初から限界が見えています。飛彩と大我もゲムデウス退治に参加して一刻も早くゲムデウスを倒したほうが良かったと思います。
今回の東映公式ページ曰く、
次回のみどころが新しいクロノスの誕生だけではなく、永夢・飛彩・大我のチーム医療であることも付け足しておきます
だそうなんですが、未曾有の大災害でありこれで全てが終わるはずだった今回はチーム医療をしなかったのはどうしてだったのでしょう? 今やらなきゃいつやるのかと私には思えてなりません。
・当たり前のようにいなかったということは、もう完全に2人は戦力外ということなのでしょうか? しかしだとすると次回のクロノス戦に参加する意味がわかりません。どういうことなのでしょう?
■九条の作戦
・黎人のライフを減らしての抗体作り作戦の意味がよくわかりませんでした。
順応するまで経過観察をしたり、様子を見ながらいろいろ試してみるのではなぜダメだったのでしょう?
・黎人が反抗的とは思えませんでした。黎人は目的のためなら自分のライフを減らすことは厭わないことはこれまで何度も描写されてきましたし、対抗策が他にない現状では作戦を提案すれば乗ってくれたのではないかと思います。
・「攻撃して危機的状況に追い込むことにより、生存本能を刺激して抗体作りに関わる免疫力を高めるため」という線も考えてみたのですが、これもダメそうです。これをやるなら抗体ができていない間に種明かしをしたら台無しです。
■主語が大きい
・九条のことでもう1つ気になったことが「一度死んだ存在である消滅者はその生命を何かに役立てないといけない」と言っていたことです。一般人のこと忘れてませんか?
・九条は自分たちは死んでるからとバグスター人間を一括りにしていましたが、あの態度を今後復活するであろう一般人の消滅者にも求めるつもりなのでしょうか?
それはそれで個人の主張としては構いませんが、私は苛烈過ぎると思います。黎人は九条を殺した相手だから九条が無理難題を黎人に押し付けても正当性がないこともないと思います。ですが完全な被害者である一般人の消滅者は関係ないと思います。一般人を含める気がないなら、「俺とお前」の話に留めておくべきだったと思います。
■ゲーム機を牢獄にする
・私の考えるゲームの良さの一部は公平性と自由だと思います。
プレイヤーは誰もが同じ機器を使い、同じキャラクターやスキルで戦います。ゲーム内で獲得可能なリソースは他のプレイヤーもがんばれば手に入るものであり、そこには公平性とどんな選択をするかの自由があります。
・そんなゲーム機を牢獄に使う発想に唖然としました。ご丁寧に鉄格子まで描いてありました。
ゲーム機は牢獄ですか… 次は医療器具で人を殺したりするんでしょうか? 悪いこととして描くならともかく正当化するなんて私には想像もできない発想です。
次回はゲムデウスクロノスが誕生するようです。
対策ガシャットを作れば終わりですね。
ニコの稼ぎって一千万でしたっけ? 年収一億だったのは覚えているんですが。まあどうでもいいんですけど。
返信削除今回の感想にも色々うなずかされましたが、特にキリヤのところ。
自分はキリヤが一番魅力的な仲間キャラだと思っていたのですが、案の定出番が増えたら増えるだけ魅力が減って行って悲しくなりました。
今回は特に、下手に見せ場など貰ってしまったせいで酷いことになっていたと思います。
エグゼイドって、ほんのちょっと言い回しを変えたり台詞や描写を付け足すだけで良くなる部分が大変多いように思えるのですが、今回もそんな感じでした。
そもそもゲムデウスの出現経緯からして登場人物にバカしかいないので、何がどうなろうとどうでもよくなったりしているのですが。せめてタイガとヒイロは猛省すべきだったと思います。焼け石に水かもしれませんし、彼らのバカっぷりに気付かない人は素直に見れるかもしれませんからあれが正解なのですかね? 敵も味方も嘲笑したくなるようなバカしかいなくて怒りを通り越して笑えてしまいます。
>ニコの稼ぎって一千万でしたっけ? 年収一億だったのは覚えているんですが。
削除ご指摘ありがとうございます。一億でしたね。間違えました。本文を修正しておきます。
>自分はキリヤが一番魅力的な仲間キャラだと思っていたのですが、案の定出番が増えたら増えるだけ魅力が減って行って悲しくなりました。
九条は台詞の大半が軽薄な方向ばかりでまともな掘り下げが少ないんですよね…
今回まともな発言があったかと思ったら、趣旨とやっていることが首を傾げる内容ですし。恐らくテレビ本編では最後の見せ場がこんな内容とは残念です。
>せめてタイガとヒイロは猛省すべきだったと思います。
特にそういう様子はなかったですね。
見ていて「この事態を引き起こしたのが大我以外だったらニコはそいつを散々罵倒してたんだろうな」と思いました。
ゲムデウスの「ポーズと対を成す(相殺できる)能力」というのが描かれなかったことが不満です。今まで散々それを利用してきたのに、本人はその能力を使わないって、おかしな話です。正宗が書き換えたんでしょうか。できるなら最初からやれよって感じです。
返信削除また「バグスター体ならワクチンを作れる」という理屈も納得がいきません。そもそもあの世界の人間の免疫機能は何してるんでしょうね。人間が抗体を作れない理由の説明が先だと思います。
それに、今まで検体はたくさんあったのに、サンプルを採取したり解析したりしようといった素振りを見せたのは初期の九条だけで他の連中は対症療法でした。アホです。
あと正宗は全てのバグスターの完全抗体を持っているのに、ゲムデウスウイルスであっさり死ぬんですね。
話は変わりますが、個人的に気になっていた『リセット』と『セーブ』という概念。これがどう考えても辻褄が合わない。
まずリセット。マスターガシャットというソフトを破壊したのに、そのゲーム時間を巻き戻す(リセットする)というのは一体どういう理屈なんでしょう。ソフトが壊れているのだからリセットも巻き戻しもヘチマもないでしょうに。別にデータサーバのようなものがあるとしたら、「マスターガシャットさえ壊せば解決するという」という前提が崩れます。
次にセーブ。これについては以前劇中でパラドが「ポッピーの記憶……つまりセーブデータは消した」という旨の発言をしていたので、これと同じ意味だとすればセーブ条件は「知覚」ということになります。違う意味ならば違う単語をあてるべきですし、セーブという言葉を使うにしてもなんの説明もなしというのは不親切過ぎます。
一体どういうことなんでしょうか。やはり制作陣はアホなんでしょうか。
>ゲムデウスの「ポーズと対を成す(相殺できる)能力」というのが描かれなかったことが不満です。
削除何もやりませんでしたね。信頼と実績のエグゼイドなので特に不思議には思いませんでしたが。
>そもそもあの世界の人間の免疫機能は何してるんでしょうね。人間が抗体を作れない理由の説明が先だと思います。
どうなっているのでしょうね。私もわかりませんでした。
仮にバグスターのほうが適していたとしても、それならそれで「グラファイトはやっぱり殺さないほうが良かったのでは?」という疑問が余計に強まった気がします。グラファイトはたぶんそれなりの抗体を持ってたと思います。それで充分かはわかりませんが、少なくともグラファイトの抗体を移植してから今回の実験を始めていたら黎人のライフ消耗も抑えられ、成功する確率も上げられたと思います。
>まずリセット。マスターガシャットというソフトを破壊したのに、そのゲーム時間を巻き戻す(リセットする)というのは一体どういう理屈なんでしょう。
私もそこは疑問に感じました。
整合性を取るには「リセットはクロニクルもクロノスもバグヴァイザー2も関係ない、正宗自身の持つ超能力」であるとしか考えようがないと思っています。
>違う意味ならば違う単語をあてるべきですし、セーブという言葉を使うにしてもなんの説明もなしというのは不親切過ぎます。
全く別の意味だと思うので本来なら別の単語を使うべきところだったと思います。
抜け道を作るとしたらエグゼイド定番の「(パラドが)馬鹿だから仕方ない」かなと思います。
今回も安定のエグゼイドクオリティでしたねぇ……酷いったらありゃない。
返信削除個人的にツッコミたい点として。
ポッピーがゲムデウスウィルス入りのバグヴァイザーⅡ持っていた件。あのバグヴァイザーがポッピーのバグヴァイザーなら、どうやってゲムデウスウィルスを手に入れたのか。パラドから渡されたバグヴァイザーなら、何時どの段階で渡されたのか。かなりのツッコミどころです。
今回の貴利矢の言動は、劇中で貴利矢が言っている理屈と嚙み合っているとは思えませんでした。ウィルスの抗体ワクチンを作るのに戦闘状態に入る必要があったとは思えませんし、今話(42話)ではなくもっと前からゲムデウスウィルス対策が出来た筈です。今回のは、ただ単に貴利矢が黎人への怨みや憂さを晴らしているようにしか見えませんでした。
黎人のライフの軽さ。
前回の過労死に引き続き、簡単にライフが0になる檀黎人。幾らウィルスを浴びせ続けられてたとしてもゲームオーバーになるのが速過ぎる。今回だけでライフをどれだけしょうひしたことか…… 『ゴースト』の時にも思ったけどスタッフは「命」を軽んじているとしか思えてなりません。
次回、正宗以外の誰かがクロノスに変身するみたいですね。予告や現状を察するに大我でしょうか。
>あのバグヴァイザーがポッピーのバグヴァイザーなら、どうやってゲムデウスウィルスを手に入れたのか。パラドから渡されたバグヴァイザーなら、何時どの段階で渡されたのか。かなりのツッコミどころです。
削除いつどこで手に入れたのでしょうね。私もわかりませんでした。
グラファイトとパラドがゲームに潜って抽出してきたようにポッピーたちも行ってきたんでしょうかね? 「それができるならもっと早くやっておけよ」と私は思ってしまいますが。
>ウィルスの抗体ワクチンを作るのに戦闘状態に入る必要があったとは思えませんし、今話(42話)ではなくもっと前からゲムデウスウィルス対策が出来た筈です。
普通に「グラファイトから最後に抗体のデータを託された」とかやっておけばそんなツッコミも不要だったと思うんですけどね。
>黎人のライフの軽さ。
「ライフは命じゃないから大切にする必要なんて無い」と永夢たちには考えられているように見えます。
この理屈だと、私は次に「バグスターは人間じゃないから」と続くように思えてこの世界の将来が不安になってきます。
>次回、正宗以外の誰かがクロノスに変身するみたいですね。予告や現状を察するに大我でしょうか。
無難に行けば大我だと思います。
ライドプレイヤーのニコじゃなくてもクロノスを手に入れられる理由が謎ですが。
ゲムデウスの暴走は正宗の仕業というフォローがありましたが、だとしても何の策もなしにラスボス召喚という方法をとったのはどう考えても失敗だった気がしてなりません。ましてまだムテキも復活する前ですし・・・
返信削除また、ゲムデウス細胞からワクチンを作る展開は別によいのですが、それをやるならなぜ先週「クロノス対策として」ゲムデウス細胞を利用する作戦をしなかったのかが不自然に感じました。
>ゲムデウスの暴走は正宗の仕業というフォローがありましたが、だとしても何の策もなしにラスボス召喚という方法をとったのはどう考えても失敗だった気がしてなりません。
削除フォローがフォローになってない上に、結局大我たちの行動がガバガバで何がしたいのかわかりませんでした。大我がゲーム病患者を救えなかったせいで医師免許を剥奪されたのなら、今度は飛彩が責任を追求されて免許を剥奪されてもおかしくない事態だったと思います。
>ゲムデウス細胞からワクチンを作る展開は別によいのですが、それをやるならなぜ先週「クロノス対策として」ゲムデウス細胞を利用する作戦をしなかったのかが不自然に感じました。
どうしてでしょうね? ポーズ対策としてはそれなりに有効なことは実証済みのはずなのですが。